「返信なければ年金差し止めへ」
なんか政治家の汚職ばかりを責められないよね。
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前回の続き
科学部にいたWと僕は、理由は覚えていないがWと僕 VS 他の科学部全員という勝ち目のない喧嘩をしたことがある。喧嘩といっても殴り合いではなくて、口喧嘩だったのだが、結局、僕たちは敗退。
「こんな腐った部活は辞めてやんよ!!」
と部室を後にした。僕とWはクラスが別だったので、そのまま僕らも解散。あーあ、部活辞めちゃった。と思っていたら、科学部の連中の何人かが僕の所にやってきた。なんだろう。まだ何か文句があるのだろうか。
「Wに付き合ってお前まで辞めることないよ」
意外な言葉だった。その時の僕が何を考えていたのか覚えていないが、僕はノコノコと科学部に参上。何もなかったように、部活動を続けた。もちろんWにはばれないように。
その時に何を考えていたのか、さっぱり覚えていない。自責の念に苦悶していたのか、何にも考えていなかったのか。しかし過去を振り返った時に、この出来事は酷いことをしたなと時々思い出す。
なお、この出来事はWの突然の転校という形で幕が下りてしまう。当時の僕はホッと胸を撫で下ろしていたかもしれない。謝れなかった自分を責めたかもしれない。
20年以上前の出来事が不思議な繋がりでぶり返した。恐らくWは僕のことなど覚えていないだろう。否、忘れてていてほしい。もし僕のことを覚えているのなら、それは間違いなく裏切り者としての僕だからだ。
なんか政治家の汚職ばかりを責められないよね。
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前回の続き
科学部にいたWと僕は、理由は覚えていないがWと僕 VS 他の科学部全員という勝ち目のない喧嘩をしたことがある。喧嘩といっても殴り合いではなくて、口喧嘩だったのだが、結局、僕たちは敗退。
「こんな腐った部活は辞めてやんよ!!」
と部室を後にした。僕とWはクラスが別だったので、そのまま僕らも解散。あーあ、部活辞めちゃった。と思っていたら、科学部の連中の何人かが僕の所にやってきた。なんだろう。まだ何か文句があるのだろうか。
「Wに付き合ってお前まで辞めることないよ」
意外な言葉だった。その時の僕が何を考えていたのか覚えていないが、僕はノコノコと科学部に参上。何もなかったように、部活動を続けた。もちろんWにはばれないように。
その時に何を考えていたのか、さっぱり覚えていない。自責の念に苦悶していたのか、何にも考えていなかったのか。しかし過去を振り返った時に、この出来事は酷いことをしたなと時々思い出す。
なお、この出来事はWの突然の転校という形で幕が下りてしまう。当時の僕はホッと胸を撫で下ろしていたかもしれない。謝れなかった自分を責めたかもしれない。
20年以上前の出来事が不思議な繋がりでぶり返した。恐らくWは僕のことなど覚えていないだろう。否、忘れてていてほしい。もし僕のことを覚えているのなら、それは間違いなく裏切り者としての僕だからだ。