「TOKIO新会社「山口にも報告」」
もう山口君も入っちゃえば良いじゃん。
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新海誠監督・原作・脚本「天気の子」を観た。
・新海誠作品の一番のウリは美麗背景だと思っている。しかしそれは新海誠のセンスなのだろうか。「君の名は」と「天気の子」の美術系スタッフはちがう人たちなのだが、制作は両作品とも「コミックス・ウェーブ・フィルム」が手掛けている。同社のHPを見ると手掛けた作品に「秒速5センチメートル」や「言の葉の庭」などがあった。同社の協力は大きい。
・背景が美麗だなぁと思ったのは「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の方が先。しかしこちらの製作は「カラー」だった。これも「コミックス・ウェーブ・フィルム」だったら、すげぇ!と思った。
・「天気の子」はやたらと現実にある商品名が出てくるのが目に付いた。ドラマなどでビールを飲むシーンは、ラベルが分かるように缶や瓶が置かれている。「天気の子」もやたらと商品名が画面内に登場して、そっちに気を取られることが多かった。逆に現実にある商品と似ている架空名が出ていると、これはダメなのかぁと思ったり。気が散った。
・新海誠作品につきもののカメオ出演。「君の名は」の主演二人に気が付けて良かった。脇役も出ていたようだが、そちらは気が付けなかった。
・最近は雨が多い。統計的にはわからないけど、体感的に最近の夏は雨が強く多い気がする。そして長雨の時、ふっと「天気の子っぽいなぁ」と思ったりする。新海誠が、多雨のたびに映画を観た人が「天気の子」を思い出すように的な思惑があったとしたらすげぇなぁと思った。
・ラブホテルのシーンが出てくるので、子供と一緒には観にくいなぁと思った。
・何度か主人公が「ライ麦畑でつかまえて」の本を持っているシーンが映っていたが、なんか意味があったのだろうか。迷う少年の暗示か?
・元オカルト好きの俺としては「ムー」の人気が出れば良いなぁと思った。
・作品的には「天気の子」より「君の名は」の方が好き。「君の名は」は主役の男女の時がずれているという仕掛けがあったけど、「天気の子」はそれに匹敵する仕掛けがなかった。
・亡き父は「天気の子」の方が面白いと言っていたが、永遠に理由は聞けない。