HOKUTOSEI REQUIEM

2015年10月10日 23時36分00秒 | 公開記事

寝台特急北斗星が引退して今日で四十九日…。
天気の悪い三連休初日ということもあり、この機会に過去の北斗星写真を整理してみた。 

秋めいたワシクリの島川カーブをゆくEF8181牽引の北斗星 
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北斗星登場後、車体に流れ星が描かれ、「星釜」となったEF81は全19両。
(78、79、80、81、82、83、86、87、88、89、92、93、94、96、97、98、99、100、133)
カシオペアの登場によりEF8179、89、92、99はのちに塗り替えられて「カシ釜」となった。
カシ釜が牽く北斗星は撮影意欲が下がる被写体であったが、
お召仕様のEF8181やレインボー塗装のEF8195牽引時は人気があった。


スーパーエクスプレスレインボー引退後はさながら特別な北斗星の牽引機であった 
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これまで撮影した北斗星のマークを掲出したEF81の写真を、
なるべく水沢踏切で天気の良い日に撮影したものを集めてみた。 


*メモ*
83号機は晩年は一般色であった。北斗星塗色時代の貴重な1枚である。
87号機は惜しくも北斗星牽引の姿を撮影しておらず、黒磯訓練の写真である。
97号機の北斗星はワシクリで撮影しておらず、古河で撮影したものである。 


唯一、ヒサシがついた北斗星塗装のEF81133 

これだけたくさんあった車両も、現在の残存は80、81、95、97、98、133の6両のみ。
定期運用はなく、宇都宮配給などの牽引用で余生を送っている状態である。 




2010年夏からはEF510の牽引に置き変わった。
わたしとしては撮影意欲が激減したが、地元故にコンプリートはしていた。
なお、現在、大半の車両はJR貨物へ売却済、または売却予定となっている。 


こうまとめてみると、本当によく通ってよく撮った被写体であった。
JR東の24系が全廃の今、もう二度と北斗星として走る姿を拝むことはできない。

27年間もの長い間、関東と北海道を結んだブルートレイン北斗星。
2015年、北海道新幹線開業という宿命のため、その歴史に幕が下ろされた。


北斗星メモリアル