週刊 EF55 1をつくる(2)

2015年04月02日 00時18分18秒 | EF551制作



トップ画はちょうど9年前の2006年4月。
今はなき交通博物館(旧万世橋駅)に特別展示されたEF55 1です。
歴史あるレンガアーチの高架下は、現在は商業施設「mAAch」となっていますね。



さて、「週刊 EF55 1をつくる」の第2弾。
きっと今回が一番盛り上がりを見せる内容になるでしょう・・・

前回はバルサ材を削って3次元形状を作成しましたが、あれは「型」なんです。
プラモデルなどの部品は、型と型の隙間に液体樹脂などを流し込んで成型されています。
でも、上に被せる型は素人レベルではさすがに作れません・・・
そこで、ネットでいろいろ探したところ、

「バキュームフォーム」

という手法があることが分かりました。
これはプラ板などを熱で柔らかくして型に押し当て、真空状態を作り出して成型します。
要するに、被せる側の型や液体樹脂は一切不要ということですね。

百均の素材で簡単に作れるため、さっそく挑戦してみることにしました。
ちなみに、熱するのは電気コンロ、真空状態は掃除機を使います。



で、こんな感じになりました。
1mm厚の塩ビ板でやりましたが、透明なのでわかりにくいですね。
型の抜き方向を考えるとこの向きでしか無理で、
薄いところは極端に薄く、厚いところは極端に厚いという仕上がりになりました。 



取り外しは慎重に!!
想像以上にバルサ材の表面の素材感が出てしまっています。。

このバキュームフォーム、成功のカギはなんといっても塩ビ板の熱し具合。
弱いと全く話にならないし、熱し過ぎると掃除機の吸引力で破れてしまいます。
B5サイズほどの塩ビ板5枚分はゴミになりました・・・ 



次に、荒い表面は「溶きパテ」でお化粧です。何度も塗ってとっても厚化粧。
ヒビが入ってボロボロと剥がれてしまわないか心配でしたが、案外大丈夫でした。 



表面を耐水ペーパーで仕上げていきます。
つるっつるになり、それっぽいカタチになってきました! 



サフを吹いて、気になるところをさらにヤスリがけ。 
窓がちょっと小さめなのですが、強度不足が否めないのでこれが限界・・・
(内側は恥ずかしいのでお見せできません)

今回はここまでです。
まずは一番ネックだった先頭形状がなんとかカタチになりました。
側面はプラ板を、台車はEF18のものを使えば、きっとそれっぽくなることでしょう。
次回はボディ制作から塗装までをUPしたいと思います。

なお、EF55制作にあたり、鐵道CAD製作所様のHPの図面を使わせてもらってます。
寸法が忠実に画かれているため大変参考になりました。 


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