河内国喜志村覚え書き帖

大坂の東南、南河内は富田林市喜志村の歴史と文化の紹介です。
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茶話114 / 縦か横か

2024年02月04日 | よもやま話

横書きのブログの記事を、写真抜きの縦書きに直しているうちに気づいたことがある。
縦書きの方が、文の間違いや、文章の構成の誤りを見つけやすいということだ。
言い換えれば、縦書きの方が、文の間違いが少なく、文章の構成がしっかりとしたものになる。
漢字、平仮名、片仮名まじりの日本語は縦書きに適している。
しかし、それだけではなさそうだ。

横書きの方が縦書きよりも読みやすく、読書スピードも速くなることが証明されている。
眼球を左右に動かす運動と、上下に動かす運動のどちらがやりやすいかやってみればわかる。
左右は動かしやすいが、上下には動かしにくい。
野球で、スライダーやシュートなどの横の変化球は、目で追っていけるのでバットに当てやすい。
逆に、フォークなどの縦の変化球は空振りしやすい。
人間の目は左右横の動きには強いから、横書きの方が読みやすいし入力しやすい。

これが、文章を書く段になると逆になる。
横書きをしていると、文の間違いがあっても、目がついていくために間違いに気づきにくい。
それに、人間は上下の目の動きは苦手だから、上の文とのつながりの間違いに気づきにくい。
さらに、下の空白部分に書くべきことを考えずに、次々と入力していく。
結果として、横書きで文章を書くと、文の間違いや、文章の構成の誤りをしやすくなる。
そのてん、縦書きは、書き終わった右側の文の誤りや、つながりの悪さに気づきやすい。
また、これから書く左側の空白を見通して書くから、構成がまとまとまりやすい。

最初から縦書きで書けばよいのだが、ブログは横書きなので、算用数字が使いにくい。
そこで始めたのが「一文改行書き」だ。
メモ帳ソフトを使っているが、一行を60字に設定している。
文が短いと間違いをしなくなるし、しても気づきやすい。
それと、一段落を十行以内になるように心がけている。
これくらいだと段落のまとまりを把握しやすい。
ただし、欠点がある。
短い文をつなげていくために、やたらと接続詞を使う。
そんなブログ記事を縦書きにして、改行を無くしてつなげみると、接続詞がウザイ!
日常会話やメールで、こんなけ接続詞を使ったら、理屈っぽいオジンだと嫌われるにちがいない。


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