河内国喜志村覚え書き帖

大坂の東南、南河内は富田林市喜志村の歴史と文化の紹介です。
加えて、日々の思いをブログに移入しています。

畑――みしる

2022年08月29日 | 菜園日誌

 「見知る」ではない。
 「キュウリをみしる」である。
 れっきとした正真正銘の関西弁である。
 辞書には〈みしる=むしる(毟る)がなまったもの。=引っ張ってちぎること〉とあった。
 関西圏の周りの三重県や香川県では〈みしる=むしる=魚の身をほぐすこと〉とある。


 
 

 違う!
 草はむしる。「草むしり」で正しい。しかし、
 野菜はみしる(収穫する)。それが正しい。
 「金銭をむしる」のように「むしる」には良くない意味がある。
 だから、野菜に関しては「みしる」でなければならない。
 ちなみに、焼き魚の身は「せせる」である。


 ひたすら草をむしり、野菜をみしった八月も、もうすぐ終わる。
 二上山に昇る朝日を見ながら思ったことである。


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