アイリス あいりす 

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ロシアは米の揺動作戦にシリア問題で最後通告

2016-10-10 10:06:35 | 社会問題 日々雑感

2016年10月09日 22:38

ロシアのラヴロフ外相は、ロシアは非常に長い間米国の行動に対して「戦略的忍耐力」を発揮してきたが、今ロシアと米国の関係に抜本的な変化が生じたと述べた。

ラヴロフ外相は、第1チャンネルのインタビューで、露米関係で抜本的な変化があったという発言に対するコメントを求められ、「私が思うにこれは事実だ」と述べ、「正直に言うが、我々は非常に長い間、米国人が『戦略的忍耐力』と呼ぶものを発揮してきた。なぜなら米国側からの一方的な関係悪化は、ウクライナでの出来事が起こるずいぶん前から始まっていたからだ。我々はこのことについて話をした」と付け加えた。

またラヴロフ外相は、米国はロシアと「大人の」関係を築くことができず、米国の利益だけが考慮された2国間関係のオプションは機能していないと述べた。 ラヴロフ外相は、「ジョン・ケリー氏が米国務長官に任命された時、我々はこれについて話をし、双方が大人のやり方で関係を構築する必要があるとのことで合意し、この用語は子供っぽい侮辱なしに使われた。しかし誰もが上手くいっているわけではない」と語った。

続きを読む: https://jp.sputniknews.com/politics/20161009/2877029.html

2016年10月09日 20:14

ロシアはオバマ政権がテロ組織アル=ヌスラ戦線を強化し保護した政権として歴史に名を残すことを望まない

モスクワはワシントンがその戦闘員らを売り買いしていることを奇妙に感じている。ラヴロフ外相が述べた。


「この話の当初我々は西側の同僚たちがアル=ヌスラ戦線には手を振れないと言っていた。我々は国連決議に記された通りのことをしている。和平は和平であるが、それはアル=ヌスラ戦線および和平の対象にならない者およびそれと団結する者には及ばない。米国は非常に奇妙なふるまいをしている」第1チャンネルのインタビューで述べた。 外相は、「ロナルド・レーガン政権がアルカイダを創り出したのに続きジョージ・ブッシュがダーイシュ(IS)を創り出した。オバマ政権がアル=ヌスラ戦線という名のテロ組織を強化し保護した政権として歴史に名を残さないよう願う」と述べた。

続きを読む: https://jp.sputniknews.com/business/20161009/2876728.html

プーチン大統領の最後通告 

ロシア大統領の兵器用プルトニウム処理に関する露米合意順守の停止に関する指令が出されると、メディアでは、そのこととシリアにおける取引の破綻との関連について議論が始まった。なぜロシアが米国による不履行を知りながら数年後になってやっと反応したのかという点は第二の疑問だ。スプートニク評論員ロスチスラフ・イシチェンコ氏が述べた。

一部の原子力専門家は、取引は原子力産業の観点からロシアにとり客観的に有益だったと見る。安全保障に関しても特に問題はなかった。ロシアは米国に致命的な打撃を与えるのに十分な核兵器を保有していた。シリアについては、米国が契約を結び、順守を拒み、また別の契約を結ぶということは、シリアがはじめてではない。

事の重大性を理解するために、プーチン氏が当の条約からロシアを離脱させたというわけではないという点に注意を払う必要がある。条約への復帰の可能性はある、とされた。ただし、そこには一定の条件がつけられた。米国のロシアに対するすべての制裁措置の廃止、米国の制裁とロシアの対抗制裁による損失に対する賠償金の支払い、マグニツキー法の廃止、東ヨーロッパにおける米国の軍事的プレゼンスの大幅削減、モスクワに刃向かう政策の終了。このプーチン氏の要求は一語で言って、最後通告である。

プーチン氏は謝罪など求めていない。求めているのは米国のあらゆる政策の変更である。これは不可能な、屈辱的な要求だ。事実上、これはハイブリッド戦争における完全かつ無条件の降伏の要求であり、しかも賠償や補償金の支払いさえ含んでいる。プーチン氏は意図的に、誇示するかのように米国を辱め、米国などとは、残りの全世界に対して慣習的に使っていたような口調より、むしろ厳しい口調で話してよいのだということを示した。

しかし、プーチン氏は実際、何に応答したのか。彼は米国がシリアに関する取引を守ることなど期待していなかった。そのために落胆したのでもあるまい。米国が何年もプルトニウムに関する合意を守っていないこともロシアは関知していた。しかし、今やプルトニウム加工の分野でモノポリストとなったモスクワは、米国が技術的に遅れて兵器用プルトニウムを加工できなくなったことに不安を覚えるわけがなかった。

米国国務省の報道官が声明を出し、ロシアはシリアから死体袋で軍人を贈り始めるだろう、ロシアはシリアで飛行機を失うだろう、ロシアの諸都市がテロに遭うだろうというと、すぐにロシアは強硬な反応を示した。国務省報道官のすぐあとには国防総省のロシアに対する先制核攻撃の用意があるとの声明も出た。ロシア外務省は、米国がシリア政府軍に対する空爆開始の意図があるとモスクワは知っている、と発表。シリア政府軍に攻撃が加わるということは、シリアにおける合法的に配備されたロシア軍にも攻撃が加わるということだ。

オバマ政権下、緞帳の向こうで、タカ派はまたしても掛け金を上げた。そして、紛争がもはや自律的に発展するまで、事状況を加熱させてしまった。こうなればもはやあらゆる偶然から核のアルマゲドンが発生してしまいかねない。たとえば、ペンタゴンやホワイトハウス高官のささいな不適切な行動から。

まさにそうしたタイミングでロシアはイニシアチブをとり、対立を新平面に移行させることなく掛け金を引き上げた。アメリカと違いロシアは戦争の脅威をあおったりしない。ロシアは単に強硬な政治経済的応答の可能性を示したのだ。米国に選択が提示された。自らの脅迫を実行し、核戦争を始めるか、世界はもはや一極ではないと認め、新フォーマットに組み入ろうとするか。米国がどう応えるかを見てみよう。しかし地政学環境は従前とは異なる。世界はもはや変わった。米国に挑戦状がたたきつけられたが、米国にはそれに応える勇気がない。

続きを読む: https://jp.sputniknews.com/opinion/20161007/2869096.html

ロシア政府は米国に、感情を脇に置き、軍事線に沿ったそれを含むシリアに関する作業を続けるよう呼びかけているとセルゲイ・リャブコフ外務次官は声明し、スプートニクのインタビューで次のように述べた。

「我々は一方、米国にこの感情を脇に置くよう提案している」

リャブコフ外務次官はシリアで協力するよう米国に呼びかけた。リャブコフ外務次官はテロ組織合同対策、政治プロセス再開の課題解決もまた呼びかけた。 一方、リャブコフ氏は「それと同時に我々は(米国政府で)次から次に起こるヒステリーを見ている」とし、次のように強調した。 「米国政府で決定を取っている人々は、自らを駆り立てていると同時に他の人々も駆り立てており、これら全てはただシリアとシリア国民の損害にしかならない。我々は冷静に、正気で行動しており、我々のラインを放棄するわずかな根拠も我々にはない。最終的には常識が上に立つと考えている」



続きを読む: https://jp.sputniknews.com/politics/20161003/2855048.html

ロシアのラヴロフ外相は、米国のケリー国務長官と電話会談した中で、CIAのブレナン長官が約束した事、つまり「短期間で」シリアにおける在野勢力とテロリストの間の境界を決めるとした約束を思い出させた。ロシアのセルゲイ・ルィプコフ外務次官が伝えた。

「電話会談では、シリア情勢が討議された。同国では、反政府勢力が、戦闘行動停止体制を台無しにしつつある。ラヴロフ外相は、2月29日にモスクワに来たブレナンCIA長官が、短期間に『健全なシリアの在野勢力』とテログループとを区別すると約束したが、その後7カ月、この義務は果たされなかった、と指摘した。」

ラヴロフ外相とケリー国務長官の電話会談は、29日に実施された。ルィプコフ外務次官によれば、会談は米国側の要請により行われたとのことだ。

続きを読む: https://jp.sputniknews.com/politics/20161001/2845012.ht

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♫最初からケリー長官は、ロシアと一緒にシリア問題を解決する用意などなかったのです。

ロシアを陽動作戦で追い込み、失態をロシアに擦り付け、国際社会の眼がロシア非難へとなることを、計算して外交をしていたのです。

残念なことに、ロシアはこの揺動作戦をずっと以前から、見抜いていて、辛抱強く外交を続けてきました。

今回のケリー長官の「ロシアが国際法を守っていない」と停戦合意破棄の罪を相手に擦り付けた時点で、とうとう、ロシアの堪忍袋の緒が切れたようです。

ロシア政府は一丸となって、アメリカへ全面降伏のボールを相手に投げています。

これはアメリカ政府にとっては、実に屈辱的なものでしょう。

アメリカが内戦を起こす可能性があり、また世界にも偽旗作戦を起こす可能性もあるので、

油断はできません。

アメリカ政府陣は、すでにカオスになっているでしょう。

プーチン政権を相手にするのは、このようになるという証拠です。

ニホン政府も、ロシアを相手にこれから大変でしょうね。

始めてしまったのですから、辞める事はないでしょう。


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