http://parstoday.com/ja/news/iran-i19609 より転載
イラン外務次官、「国連はシリアとイエメンで計画を有していない」
2016年10月30日19時32分
イランのアラーグチー外務次官が、「国連は、シリアとイエメンの悲劇に対処しておらず、和平を提案しているだけだ」と語りました。
イルナー通信によりますと、アラーグチー次官は、テヘランで開催された国連創設71周年の記念式典で、「シリアでの衝突により、何百万人が難民となり、多数の人が死亡したが、国連は政治構造を理由に、それに対して適した対応を取ることができていない」と語りました。
また、シリアにおけるISISなどのテログループの存在に触れ、「国連は、シリアの人々への人道支援や和平協議に向け、重要な役割を果たすことができる」と語りました。
さらに、イエメンでのサウジアラビアの犯罪に触れ、「イランは国連に対し、サウジアラビアの犯罪を終わらせるのに必要な措置を講じるよう求める」と語りました。
アラーグチー次官は、国連の開発目標の実現に向けたパリ合意に触れ、「この歴史的な合意は、経済成長や環境保護のために重要であり、イランはこの目標の実現のために、自国の経験を活用する用意がある」と語りました。
アラーグチー次官は、記者会見で、サウジアラビアが国連人権理事会のメンバーに選ばれたことは、人権が政治的な利益のために利用されていることのあらわれだとし、「人権の問題が政治的に扱われている」と強調しました。
さらに、「女性の価値を認めず、女性に最低限の権利すら与えていないサウジアラビアの子供殺しの政権が、人権理事会のメンバーに選ばれている」と強調しました。
国連総会は、28日金曜、国連人権理事会の新たな14理事国を決定しました。その中にサウジアラビアが含まれています。
こうした中、サウジアラビアはイエメンで人類に対する犯罪を行っています。