大雪県内、最上など中心にまひ 相次ぎ運休、除雪事故も
(2011年01月23日 22:05 山形新聞)
22日夜に大雪で立ち往生した新庄行き普通列車の周囲を掘り出す作業が手作業で続けられた=23日午前11時57分、
JR奥羽本線・大石田―北大石田駅間
22日夜からの大雪の影響で、23日の県内は最上、北村山地方を中心にJRの各線がまひし、山形新幹線は除雪作業のため山形-新庄間で、始発から計19本が運休。陸羽東線、陸羽西線でも運休が相次ぎ、県内全域で計約6千人に影響した。除雪作業中の事故も相次ぎ、はしごから転落するなどして8人が負傷。銀山温泉(尾花沢市)の旅館では露天風呂の屋根が雪の重みで崩壊し、入浴中の2人がけがをした。
奥羽本線は降雪と除雪作業のため、上下合わせて18本の山形新幹線が山形-新庄間で運休、下り1本が全区間運休し、約2700人に影響。普通列車も計35本が区間運休するなどした。新庄-真室川間も普通列車9本が最大約2時間遅れ、約200人が足止めされるなどした。
JR東日本山形支店によると、村山-新庄間の積雪は線路上で50センチほどだったものの、線路脇に除雪した雪がたまって「(現場は)壁のような状態」になり、除雪車両4台を出動させて、22日深夜から除雪作業を行った。しかし、激しい降雪で、再度除雪しなければならない状態となり、作業は23日午後7時半までずれ込んだ。22日深夜には回送列車が車体下に雪を抱え込んで走行できなくなり、立ち往生。その除雪作業が翌23日午後まで続いた。
陸羽西線、陸羽東線は計30本に運休や遅れが生じ、約500人に影響した。羽越本線は新潟県内の大雪で、下り寝台特急が一時運転を見合わせ、乗客を特急いなほ1号などで代替輸送した。24日は県内の全路線で始発から通常ダイヤで運行される見通し。
一方、尾花沢市で流雪溝に除雪した雪が詰まり、道路が冠水するなど、各地で雪害が相次いだ。
14時間かかり車両“救助”
(2011年01月24日 08:59 山形新聞)
線路の雪をかき出す除雪車=JR新庄駅
JR奥羽本線の大石田駅-北大石田駅間で23日、車体の下に雪を抱き込んで走行不能になった列車を動かすため、JR社員がスコップで雪をかき出す作業に追われた。この列車は22日夜の山形発新庄行き下り普通列車。大幅に遅れたため同日夜、大石田駅で乗客全員を降ろし、午後11時半すぎに新庄駅に向け回送として運転を再開したが、約2キロほど走った荻袋踏切付近で走行不能になった。
除雪作業は23日朝から始まったが、一晩で50センチほどの豪雪の影響でレールが埋もれ、自力での脱出は不可能な状態。午前10時20分には除雪作業車両が新庄駅を出発し、“救助”に向かったものの、到着は午後1時すぎまでずれ込んだ。動けなくなってから約14時間後の同2時17分、除雪が完了し、ようやく新庄駅に向けて動きだした。
雪害の県内死傷者108人に 知事会見、多い雪下ろし事故
(2011年01月24日 12:37 山形新聞)
吉村美栄子知事は24日の定例記者会見で、今冬の雪による県内の死傷者数が23日現在で108人に上っていることを明らかにした。死者は7人、負傷者は101人。283人が死傷した2005年度に次ぐペースとなっている。
死者7人の地域別内訳は、村山、最上、置賜がそれぞれ2人で庄内が1人。雪下ろし中の転落による死亡が最も多く4人。けが人は、重傷が47人、軽傷が54人。雪下ろし中の転落が61人、除雪時の転倒が14人などとなっている。
過去5年の死傷者数は▽09年度59人▽08年度36人▽07年度78人▽06年度13人。283人の死傷者を記録した05年度は、12月の豪雪で06年1月2日に死傷者数が108人を超えている。
会見で吉村知事は、大雪被害が県内各地で相次いでいることについて「今後の被害拡大が懸念される」と述べた。人的被害の防止策として「雪下ろしの際の命綱の使用、体調に合わせた無理のない作業を心掛け、安全第一でお願いしたい。特に高齢者は作業前に近所に一声掛けるなどしてもらいたい」と注意を呼び掛けた。県が豪雪対策連絡会議を5年ぶりに設置したことに触れ「市町村、関係機関と引き続き連携を密にし雪害対策に万全を期したい」と話した。
大変な大雪に見舞われている県内です。
こちらの週末はまずまずのお天気でした。
今日は細かい雪が舞っています。
屋根から下ろした表側の雪山は、全部無くなりました。
裏側の雪山も半分以下まで来ています。
たぶん、今日でとけてくれるはずです。
しばらく休憩がほしいので、大雪が降らないことを祈ります。
(2011年01月23日 22:05 山形新聞)
22日夜に大雪で立ち往生した新庄行き普通列車の周囲を掘り出す作業が手作業で続けられた=23日午前11時57分、
JR奥羽本線・大石田―北大石田駅間
22日夜からの大雪の影響で、23日の県内は最上、北村山地方を中心にJRの各線がまひし、山形新幹線は除雪作業のため山形-新庄間で、始発から計19本が運休。陸羽東線、陸羽西線でも運休が相次ぎ、県内全域で計約6千人に影響した。除雪作業中の事故も相次ぎ、はしごから転落するなどして8人が負傷。銀山温泉(尾花沢市)の旅館では露天風呂の屋根が雪の重みで崩壊し、入浴中の2人がけがをした。
奥羽本線は降雪と除雪作業のため、上下合わせて18本の山形新幹線が山形-新庄間で運休、下り1本が全区間運休し、約2700人に影響。普通列車も計35本が区間運休するなどした。新庄-真室川間も普通列車9本が最大約2時間遅れ、約200人が足止めされるなどした。
JR東日本山形支店によると、村山-新庄間の積雪は線路上で50センチほどだったものの、線路脇に除雪した雪がたまって「(現場は)壁のような状態」になり、除雪車両4台を出動させて、22日深夜から除雪作業を行った。しかし、激しい降雪で、再度除雪しなければならない状態となり、作業は23日午後7時半までずれ込んだ。22日深夜には回送列車が車体下に雪を抱え込んで走行できなくなり、立ち往生。その除雪作業が翌23日午後まで続いた。
陸羽西線、陸羽東線は計30本に運休や遅れが生じ、約500人に影響した。羽越本線は新潟県内の大雪で、下り寝台特急が一時運転を見合わせ、乗客を特急いなほ1号などで代替輸送した。24日は県内の全路線で始発から通常ダイヤで運行される見通し。
一方、尾花沢市で流雪溝に除雪した雪が詰まり、道路が冠水するなど、各地で雪害が相次いだ。
14時間かかり車両“救助”
(2011年01月24日 08:59 山形新聞)
線路の雪をかき出す除雪車=JR新庄駅
JR奥羽本線の大石田駅-北大石田駅間で23日、車体の下に雪を抱き込んで走行不能になった列車を動かすため、JR社員がスコップで雪をかき出す作業に追われた。この列車は22日夜の山形発新庄行き下り普通列車。大幅に遅れたため同日夜、大石田駅で乗客全員を降ろし、午後11時半すぎに新庄駅に向け回送として運転を再開したが、約2キロほど走った荻袋踏切付近で走行不能になった。
除雪作業は23日朝から始まったが、一晩で50センチほどの豪雪の影響でレールが埋もれ、自力での脱出は不可能な状態。午前10時20分には除雪作業車両が新庄駅を出発し、“救助”に向かったものの、到着は午後1時すぎまでずれ込んだ。動けなくなってから約14時間後の同2時17分、除雪が完了し、ようやく新庄駅に向けて動きだした。
雪害の県内死傷者108人に 知事会見、多い雪下ろし事故
(2011年01月24日 12:37 山形新聞)
吉村美栄子知事は24日の定例記者会見で、今冬の雪による県内の死傷者数が23日現在で108人に上っていることを明らかにした。死者は7人、負傷者は101人。283人が死傷した2005年度に次ぐペースとなっている。
死者7人の地域別内訳は、村山、最上、置賜がそれぞれ2人で庄内が1人。雪下ろし中の転落による死亡が最も多く4人。けが人は、重傷が47人、軽傷が54人。雪下ろし中の転落が61人、除雪時の転倒が14人などとなっている。
過去5年の死傷者数は▽09年度59人▽08年度36人▽07年度78人▽06年度13人。283人の死傷者を記録した05年度は、12月の豪雪で06年1月2日に死傷者数が108人を超えている。
会見で吉村知事は、大雪被害が県内各地で相次いでいることについて「今後の被害拡大が懸念される」と述べた。人的被害の防止策として「雪下ろしの際の命綱の使用、体調に合わせた無理のない作業を心掛け、安全第一でお願いしたい。特に高齢者は作業前に近所に一声掛けるなどしてもらいたい」と注意を呼び掛けた。県が豪雪対策連絡会議を5年ぶりに設置したことに触れ「市町村、関係機関と引き続き連携を密にし雪害対策に万全を期したい」と話した。
大変な大雪に見舞われている県内です。
こちらの週末はまずまずのお天気でした。
今日は細かい雪が舞っています。
屋根から下ろした表側の雪山は、全部無くなりました。
裏側の雪山も半分以下まで来ています。
たぶん、今日でとけてくれるはずです。
しばらく休憩がほしいので、大雪が降らないことを祈ります。