デービッド・アトキンソン小西美術工藝社社長は、
消費税問題について、
日本の消費税の議論は「非常に的外れ」と言っている。
この人、完全に上から目線だ。
で、彼の結論を拝聴すると、
「最低賃金を5%上げ、その後、消費税をあげたらいい」
という結論だ。
しかし、大地一人、大いに疑問だ。
まず最低賃金を5%上げたら、中小企業の倒産が、
かなり増えると思われる。
また、新雇用者に給与を払いたくないので、
「管理職」の負担は、ぐっと増え、
「管理職」の過労死もかなり増えるのは間違いないだろう。
日本人の消費が伸びないのは、
デービッド・アトキンソンによると、
主として「給与のアップが低いから」ということだが、
もうひとつの大きな理由があり、
「日本は長生きの国であり、
医療費、介護費、老人ホームなどに、相当なお金がかかる」
ということを知っているからです。
だから「消費を慎み、金を貯めよう」とするのです。
そこで、大地一人の提案だが、
大病かつ寝た切り老人の「尊厳死=安楽死」を、
本人と家族の同意の下、認めることです。
日本は、欧米に比べ、
意味のない末期医療が悪い意味で整っていて、
「死ぬべき老人」が、チューブなどで、
人工的に生かされています。
これはよくありません。
意味なく生きている人は、来世のためにもよくないのです。
しかもこの負担が、経済的にも心理的にも、
ずしりと、大きいのです。
「老々介護心中が多い」のを見れば明らかです。
寝た切りの、仕事もしていない人で、回復の見込みの薄いご老人で、
「俺はもうこの世に未練はない。もう痛い思いはしたくない」
と言う人には、本人の意志で、
尊厳死=安楽死ができる制度を作るべきです。
すると、ご老人たちは、「安楽死できるんなら、
うんと金を使ってしまえ」となり、
消費も伸びるでしょう。
ご老人の家族や若者だって、「末期医療費、介護にお金はかからない」
となれば、「今を楽しもう」と考え、消費にお金を回すでしょう。
日本には、寝た切りだけで約200万います。
末期患者も相当いるでしょう。
最終判断は、本人がするとして、
今こそ、
尊厳死=安楽死を認めるべきだと思います。
国家財政や日本経済のためにもそうすべきです。