井沢元彦さんと、呉座勇一さん
侃々諤々やっていますが、
ま、似たようなもんです。
呉座勇一さんは頑固な方で、
「学説」を信じすぎるところがある。
ならば、書斎でじっとしてればいいものを、
攻めっ気があるので、「鬼退治をしよう」と思う。
こういう方が馬券を買うと、
本命をど~んと買って、大損をするタイプです。
お気を付けください。
他方、井沢元彦さんは、
真理らしき自説を、あまり深く考えずに、
次々と発表し、
世間から「面白い」と思われるタイプで、
誤謬は、それほど気にしてない様子。
だって、歴史の真実なんて、
しょせんわからないし、一つじゃございませんから。
ただし井沢さんは、
批判されると、黙っていられないタイプで、
反論はしますが、そこが、書生っぽくて、
ちょっとかわいいですね。
柔軟性は、井沢元彦さんの方がありますので、
個人的には、こちらの方が好きです。
でも、二人とも頑固かつ論争が大好きなので、
歴史の好きな外野たちは、
「もっとやれやれ」と、内心、思っているんでしょうな。
ケンカをすれば、二人とも本が売れるんですから、
裏では、こんなやり取りをしているかもしれませんぜ。
「また、おまえの批判をするんでよろしくな」
「こちらこそ、どんどん批判してくださいね。
おかげで、本が売れるんで、助かります。よろしく」
「おい、俺に、感謝しろよな」
「はい、わかってます」
なんて・・・ね。
・・・というわけで、共存共栄なので、侃々諤々は、
ずっとずっと続きそうですね。
これで、二人の読者も大喜びでしょう!