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日本美術の特徴を作品を通じて
見てみようシリーズ
第三弾は、やまと絵の系譜
『四大絵巻』です
白河院、鳥羽上皇の院政時(1086〜1221)、中国の画巻(がかん)が日本化(日本の物語)された絵巻(えまき)が流行し、四大絵巻の『源氏物語絵巻』(12世紀)が完成する。
源氏物語絵巻 12世紀
その後、後白河法皇(1127〜1192)により、四大絵巻の『伴大納言絵巻』『信貴山縁起絵巻』が制作され、『年中行事絵巻』『病草紙』『地獄草紙』『小柴垣草紙』などと共に蓮華王院(三十三間堂)に奉納される。
『伴大納言絵巻』は、宮廷絵師の常盤光長(土佐派の先祖のひとり)によって描かれた、御所応天門炎上をめぐる伴善男(とものよしお)の陰謀という大事件の物語。
『信貴山縁起絵巻』は、聖徳太子により創建されたと伝えられる奈良県生駒の信貴山朝護孫子寺の縁起物語。摩訶不思議なストーリーが、躍動感あふれる画面の中に次々と展開する。
これに『鳥獣人物戯画』を加えて日本四大絵巻と呼ばれる。
この四大絵巻がそろう『やまと絵』展は見逃せません
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