ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け35年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

やっと年末態勢に入った。日常に迫る「非常事態」を憂う(20201207)

2020年12月07日 | その日暮らし
 昨日、色々と片付けて、いやいや、片付ける準備を整えた。年末態勢に入る。私の東京時代はいつもそうしていたのだが、沖縄に来て全く年末の整理ができない状態が続いていた。これを一歩打破できれば、コロナ禍の不幸中の幸いだ。
 昨日は懸案だった原稿1本を書き、困っていた応答もひとつ果たした。驚いたことに即刻返しが来た。そこまで言うのであれば、今後併せて検討してみよう。
 それとまだ懸案は、幾つもある。問題点を整理する明晰な頭と、やりきる強い意志がないとできない。創造は苦悩から生まれるのかもしれないから、そう思うことにしたい。いや間違いなくそうだろう。

 管内閣の支持率が50%に落ちたとある。まだそれほどあるのがおかしいだろう。ウソ800を並べ立ててきた御仁だ。学術会議問題で、にやついた答弁をして、確信犯であることを隠さなかった管。鉄面皮にもほどがあろう。
 それよりも「非常事態」が日常化してきたコロナ禍の深刻化を憂う。医療体制への施策が第一なのにここにお金が回っていない。先日も現場の声をネット配信で聞いた。医療であれ、なんであれ、生身の人間が支えているのだ。ここをきちんと支えずして、経済を回すなど、言語道断だ。やるべきことをまずやって、経済は可能な方法で回すしかない。誰の儲けを優先する発想に囚われている限り、人々の人権は押しつぶされていく。これは医療者ばかりではない。人の命を支えている多くの分野に及ぶ。福祉も教育も飲食業も、まだまだあるだろう。
 慢性的に「非常事態」(言語矛盾)をつくり出し、緊急事態条項を考える改憲派の存在に呆れかえる。医療などは本来日常の備えでなければおかしいのだ。これを削減してきたこの30年。医療者が足りないと、自衛隊を頼る発想が安易すぎる。本来、日常の医療に緊急対応をもとめざるをえなくしてきた大阪府など反省すべきだ。再び「兵隊さんありがとう」の世界になりつつあるようだ。そんなにして油断している間に、戦争が起きるかもしれないのだ。無茶苦茶になる。原発再稼働などあってはならないが、原発の存在は有事=戦時の最大の弱点にもなるのだ。戦時に原発災害が発生したら、もう誰も止められない。
 だから私は普段の暮らしを大切にしなければと思うのだ。人々の日常の暮らしを支える体制(そこに生身の人が担っている)をしっかりとさせなければならないのだ。


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