昨夜は、新聞の切り抜き(12月21日から1月8日)をやりました。寝る直前に見た情報が凄くて、寝付かれなかった。名護市長選の案件です。渡具知武豊(とぐち たけとよ)市長の責任を問う重大な問題です。稲嶺市政の時に海沿いにあった旧消防署を移転させましたが、その土地を渡具知市長になって、誰(法人)に売却したかです。地方自治法第100条委員会で調査中だったんです。市長の姉の夫の会社に、議会決議(地方自治法第96条1項5号)の際の説明とは裏腹に、名目会社から譲渡していました。利権、市財産の私物化を疑うべき案件です。
さらに私が気になったのは、その会社の親会社が新基地建設を請け負う中核的な沖縄企業だと言うことです。沖縄の土建企業は、沖縄総合事務局や沖縄防衛局の国の仕事を請け負う際、この国の大企業とセットでなければ、仕事を取れないようですが、こうした絡み合いが、沖縄経済を歪めてきたのです。大変面倒な問題であり、私ごときが謎解きをしかねるかと思いますが、このように具体的に突きつけられてくると、看過できる問題ではありません。
それにしても、利権・金の力は巨大ですね。私が公務員時代に扱った契約案件は、何百万がせいぜいでしたが、それでも収賄に気をつけろと散々言われてきました。便宜供与にならないように、細心の注意を払っていたものです。市長となれば月とすっぽん。個人の努力だけでなく、合法性だけでなく、恣意的な判断が入らない形を取ることが不可決です。名護市のように国の巨大な案件がある自治体では、本件のように基地建設とは別件であっても、無縁ではありません。なおさら慎重であるべきです。
今後も私なりに注目していきます。それにしても新聞の情報量の多さよ。とほほ、です。