ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け35年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

国道329号豊原-第2ゲートまでの工事の状況など(20220419-②)

2022年04月20日 | 辺野古・大浦湾

2022年4月19日(火)曇 ②

19日の報告すべきことはうんざりするほどある。国道329号線の豊原(宜野座村側)ー二見入り口まで(約6km)のことを3つに分けて報告する。①沖電工による高圧線の地中化工事を中心に(本稿)、②キャンプ・シュワブ工事ゲート前での座り込み、③第4ゲートでの座り込みと周辺工事の状況。

 私はこの3つを意図して行ったのだが、今最も話題にすべきことは③だろう。歩いた経路と時間がやや錯綜してしまうが、分かりやすさを考え、この3つに分けた。時間が飛ぶところがあるが、おやと思った方は、合せて読み直して頂きたい。

 私が豊原の高圧線地中化工事の南西側起点に立ったのは7時30分頃だった。工事状況を追う。

ここが起点となっている。この左上(北西)に高圧線鉄塔があり、そこから地下に送電線を引き込んでいく。ここに縦坑が掘られ(作業中)、このバイパスの下に高圧線が通されていく。7:44

まだ誰も作業員は来ていなかった。8時頃まで待ったがな。

ここが第2作業現場。バイパスの辺野古大橋手前。正面は国立沖縄高等専門学校。8:13

黒いのが電線の保護管路だろう。電線は後方にある水色とオレンジ色のものだろう。ここにあるものは、橋に吊り下げるためのものに違いない。

地中化の横穴はどれほどの大きさで、地中にどれほどの深さに入れていくのか。構造は? 調べてみなければなるまい。8:15

8:16 奥が高専。なお橋の区間は、高圧線を吊り下げる。

久志岳、辺野古岳が左手に見える。久志岳手前から実弾射撃の音がはげしく聞こえて来る。夕方まで聞こえていた。

橋を渡り、高専脇の林にクチナシが咲いていた。8:35

正面のクレーンが見えるとこが第3の作業現場。辺野古上集落入り口。8:36

沖縄高等専門学校脇のソウシュジュ。立派だが、天気のせいで、沈んでいる。もっと光を!8:42

歩道脇の岩盤に根付いている木の根っこ。8:48

ソウシュジュの花が見えた。色が見える場所を探した。高専と辺野古集落の交叉点で。信号あり。9:10

これでどうだ。曇天だと明暗がさっぱりで、ぼーっとしてしまうので、前景をいれて、枠を作って花を浮き立たせる。9:13

コンロンカ。これも今が旬の花だ。9:24

辺りの花を撮りながら。

変電所に通じる第3の沖電工の作業現場を撮る。大きな縦坑がある。9:27

ミキサー車がきていた。

もうすぐ辺野古ゲート前。

丁度、小禄運輸(米軍御用達の搬送会社)のトレーラーともう一台が入った。中から出てきたスナック(米兵相手の御菓子)販売の車両。私にとっては、トレーラーの撮影にバッドタイミングとなった。9:30

演習場に向かう軍用道路の脇にコンロンカが咲き誇っている。フェンス沿い撮影。9:33

ゲート前テントでひとやすみ。

昭和化学興業(株)(本社うるま市)のタンクローリーがシュワブから出てきた。何を納入したのだろうか。私は化学に無知だからよく分からない。苛性ソーダ関連だろうが、米軍か、沖縄防衛局の工事関連か。何に使っているのか。9:55

10:02 テントの上も米軍基地。マツとJLTV(統合軽戦術車両)。Jとはjoint. 

何を統合しているかだが、陸軍、海兵隊などの部隊を超えて使用しているということ。

こんなものとの対比で撮られてしまったリュウキュウマツにお詫びしないとならないね。申訳ない。

10:11 JLTVが3台入ってきた。

休憩・食事・懇談。第4ゲートに行き、ゲート前での座り込みも撮影。(別稿で)

変電所の改修完了だ。66000Vだよ。14:02

この変電所はキャンプ・シュワブ御用達だからね。米軍のための電気であり、変電所であり、高圧線、地中化工事だ。地中化工事と新基地建設の関連についても既に別稿で述べたとおりだ。

敢えて言えば、「公共財」とはいいがたいものだ。

このへんちくりんなオブジェに説明板がついた。海兵隊員が海岸のゴミ清掃をしたブツから作ったようだ。14:05

ゴミ清掃をする海兵隊員や英語を教える海兵隊員は、いい人なのか? 個人個人にはいい人も悪い人もいるだろうが、海兵隊員(軍人)は人を殺し、破壊し、制圧するプロフェッショナルとして育成されているのだ。私たちは「善意」ぽい演出にごまかされてはならない。

ふとおもいついてフェンス沿いに30分余り構えてみた。

花と軍用車両を撮りたかった。14:27

構えるとなかなか来ない。機動隊のバスが帰って行く。名護市安和での土砂搬出への抗議行動への警備帰りだろう。

やっと1台入ったが、出てきた車と交差した。14:39

バッドタイミングが続くな。米軍車両も左側通行だから、でてくる左が手前となるので、花と軍用車両のモチーフ撮影失敗の巻。

因みに沖縄の交通規則が、車両の右側通行が左側通行に変わったのは1977年(7月30日)のこと。沖縄の日本国「復帰」から5年後だった。交通ルールが変わるのは当たり前のことだが、地位協定を何故変えないのか?!日本政府に主権はあるのか! いつまで「米日地位協定」のママに為ておくのかね。

それではシュワブ・ゲート前から二見入り口に向かって歩き出す。14:48

グラジオラスが美しい。

第2ゲート前。14:56

丁度3回目の搬入が始まるようだ。ここでみていただきたいことは、カーブの路上中央に棒が立ち、車道のコースが変更されたことだ。左側が囲われている。沖電工がやっている工事だ。高圧線の地中化工事。つまり新基地建設のための防衛省の意思による工事だ。カーブだから当然地下の管路も曲げなければならない。曲げるための設備を埋設するのだろう。

 皆様は交通安全にご注意ください。くれぐれも衝突や歩行者等への殺傷事故を起さないでください。

トラックが続けざまに通過する。14:58

ふりむけば採石。14:59

大浦湾側のKー8護岸の延伸工事に使う素材だ。海を壊し、サンゴを死滅させて進み、戦場への道になる。

15:00 全貌は分からないが、右側に既に管路を埋設したばかりだ。しっかりと今後も見ていこう。(続く)



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