2022年12月6日(火)曇
本日の①は、お気軽な報告だった。道に迷った反動もあり。さて次も安和に向かう途中で見た、いささか堅苦しい話。
①あけみおドーム付近から見た「白嶺」。今回は12月3日から名護湾に停泊している。9:33
私がこれに気づいたのは、10月3日に那覇軍港東側でが最初で、名護湾で何回か見てきた。
ご覧の通り、異様な設備を持つ船だ。独立行政法人 エネルギー金属鉱物資源機構が所持している鉱物探査船だ。運営は海洋技術開発株式会社が担当している。沖縄近海で鉱物資源を探索しているのだろう。
それはいいとして、領海周辺で、こうした資源が発見されると、又周辺諸国と争いのもとになりかねない。場所によっては、紛争のネタになるかもしれない。秘密裏に調査をしているとなれば、私はそこを危惧している。
ただ本日。
➁9:41 こんなのもいた。遠方だが、かなり大きい船だろう。後方にデカイウインチがあるようだ。
そして安和のそばで。
③安和と山入端(やまのは)の中間沖合。PL62だ。海上保安庁の大型巡視船。「いしがき」。第11管区の資料を調べたら、「いしがき」というが、中城保安部の船だ。中城保安部は東海岸を担当しているのであり、こちらの西海岸ではない。
左の船とつるんでいるかもしれず、疑問だ。10:48
④10:48 撮ったときは、何気にみており、土砂運搬船でなし、貨物船としてもへんだし。で、撮ったわけ。帰宅後よく見たら、「新世丸」と読めた。オフショアエンジニアリング株式会社の船だ。オフショアとは「海岸の先」、「沖合」のこと。そしてこの会社はFUKADA(深田サルベージ)建設グループの一員だ。オフショアエンジニアリングのHPをみれば、「防衛省の関連機関および同関連会社を主なお客様として、海上での試験支援の業務を行って参りました」とあり、きな臭い。近年、防衛事業部の他に船舶運航業務に業務を拡大してきたようだ。
この船は、697総屯。60.98m。最大作業深度3000mの海底調査が可能なROV(海底探査ロボット)を積んでいる。だとすると先の「白嶺」との関係も疑われるが、大浦湾の海底地形の調査も疑いたくなる。またDPS(高度定点保持システム)を積んでおり、船の位置を正確に計り定める器械。これでROVを使い海底調査をすれば、精度の高い情報を収集し解析できる。大浦湾の軟弱地盤の再調査にも使う可能性を帯びていないか。いささか気になるところだ。
なお青のコンテナ(?)がROVの操作室らしい。
先にも書いたが、中城保安部のPL62とつるんでいることをみてもありそうだ。しばらく注意して見ておきたい。
皆さんもこの船を見かけたら、当方にもお知らせください。