ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き、琉球諸島を巡る基地・戦争への道を問いかけ、自然を語る。●無断転載、お断り。
 

【拡散願います】昨日、「77番バス」に乗ったんだが…(20250117)

2025年01月17日 | 沖縄暮らし

 おはようございます。昨日は、山里から沖縄市泡瀬へ、中城湾港を見ながら歩いた。足の指が痛くなり、頑張って歩いた。その後、ホワイトビーチにもちょこっとより、うるま市安慶名から名護へ帰宅。もちろん「77番バス」(沖縄バス)だ。

 車内に高校生が多く、寝込んでいる子も居る。寝過ごさないかと、私が心配しても始まらないのだが、然るべきバス停で下りたようだ。若い子はしっかりしている。

 この「77番バス」は来たる2025年1月19日から、大改訂される。従来の「77番・22番バス」は実質廃止される。名護東線といわれてきたが、名護から那覇間が廃止される。安慶名から那覇がなくなり、名護バスターミナル~屋慶名(勝連半島)バスターミナルまでになる。安慶名で切断されるのだ(「77番バス」の呼称は残る)。中学生・高校生などは乗り換えを強いられる。

 便数も1日、18本が12本へ(平日)と削減される。そして最終バスが約2時間早まる。これは驚異だ。下りだと、平日の最終バスは、屋慶名を18:40に出て、安慶名を19:01,金武農協前が19:39,沖縄高専入り口が20:19、終着名護バスターミナルに20:32となっている。

 確かに従来約3時間かかる難儀な路線系統だったことを、私も十分承知している。運転手不足がこうした結果を招いたのだ。それにしても益々沖縄はマイカーなくしては暮らせない社会になるのだろうか。バス派の私はますます苦労をしいられることになる。歩け歩けになるし、ツェルトを持ち歩かないとならないかも。ツェルトとは山やさんなら知っているだろう、緊急時のビバーク簡易テント。もっとも町中でこれを張るのは、緊張する。だから、沿線にある私が泊まれそうなホテルを調べておかなければなるまい。

 「77番」の沿線に行くときは、毎回、最寄りの最終バスの時間を確認しておかなければならない。普段、時刻表があってもないごとくの運転ぶり(道路の渋滞)だったので、これが少しでも改善されるのか。

 過密と過疎の両極端化は、日本中で激しくなっているが、沖縄の事情は又特殊だ。沖縄戦で軽便鉄道が破壊された。占領した米軍は軍事優先だから道路を優先し、鉄道の復興に多くの人の目は向かなかった。モノレールがあるだけだ。こうして80年が経つ。

 沖縄の場合、地縁での乗り合いとかもあるだろうが、通学、通院など細やかなバス路線なくして、立ち行かない。「公共交通」のあり方を住民の目線から問い直すべきだ。

 沖縄の県政のあり方が問われている。国政を変えることが問われている。



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