自民党は総裁選をやっているようだ。「総裁=総理大臣」だからと、マスコミも総裁選をラウドスピーカーで歌い上げている。しかし、今度の総裁選は安倍晋三氏の子分AとBとCの闘いだ。おもしろくない。安倍政治を前提にこっちの水は甘いぞの騙しあいだ。金と権力欲の押し合いへし合いだ。
不気味なのは、1回目で誰も過半数をとれない可能性が言われている。そうなると、極右の女史がその座に着くかも。もともと自民党は利権集団。イデオロギーはともかく、お金での結束。わかりやすかった。だから、以前の自民党のイデオロギーは広かった。これが安倍政治が続き、急速に右旋回。2013年4月28日、独立を祝うとかやって、アジア・太平洋への侵略の歴史を消去し、沖縄の歴史を隠した。ヘイトクライムとの野合という暴挙に出た。自民党が極右集団に変わっていった。ウソと情報隠し、となり、自滅への道を転がり込んでいる。
だからこそ、次の衆議院選挙が大問題なのだ。選挙はどうも11月になるようだ。ここで市民と野党の共闘で変われるのか。新たな政権選択ができるかだ!
必ずかわらなければならない。庶民は、これほど困窮の度合いを深めながら、何故そこに気がつかないのだろう。答えは簡単だ。視界が狭くなっているからだ。貧すれば鈍するで、周りが見えない、自分の過去と今が見えない。だから幻想に目が奪われる。愚劣な欲望が煽られる。単に同調主義が強いからだけではない。コロナ禍はこの関係性を一層奪ってきた。
市民も野党も、政権選択を言う際に、アナタが抱え、見えている「世界」と、政治の世界が繋がっていることを具体的に提示しなければ、人々は投票に行かないだろう。
立憲民主党は、①コロナ対策、② 格差と貧困で将来不安を高めてきた政治、③ 改ざん隠ぺい説明しない政治 改革を掲げている。
わかりにくい。短い言葉でも、響きのいい言葉で発信しよう。このためには、演説者が一人で語るのではなく、事前に相互チェック。標語をつくるなら、複数人で侃々諤々。開かれた場で検討。秘密会でやらない。
問題群は多すぎて、一言で語れないことが多い。だとしたら、引きつけて聞いてもらえる演説を、文章を練る。
私は苦手だが、希望を語ることが不可欠だ。銭儲け以外の希望を、平和が如何に希望と重なっていることも訴えよう。
沖縄については別稿で考えたい。