四国新聞で「ダイヤモンド富士」の記事が出ていた。春は天候が悪くて見れなかったが、この週末は天気もよさそうだ。ということで、日曜日は早起きして宮池行き決定。
3時40分に目覚ましをセットしておき、冷やしておいたお茶を水筒に移す。昨夜のうちに装備は準備しておいたはずなのだが、もたもたしていると出発は4時10分に。
宮池到着は4時40分。日の出は6時頃だから早すぎるように思うが、人気スポットなので車の置き場や場所取りの為早めに着いた。しかし既に10台程の車があり、三脚を抱えた人影が池のほうに歩いて行くのが見える。こちらも装備を担いで宮池の西側堤に向かう。
4時51分の讃岐富士。明るく見えるが15秒の露出である。空にはまだ星が輝いている。
まだ日の出は1時間以上先。カメラをセットした人たちは知りあいを見つけては、情報を交換し合う。高松から自転車で来た人、四国中央市から来た人、毎日来ている地元の人。人影で判断できるだけで20人以上はいる。
5時24分 雲が朝陽で焼けて来た。
だいぶ明るくなってきて、50人以上が集まって来ているのが分かる。聞こえてくる会話では、今日の太陽の動きからすると、私の陣取っている場所では、太陽は頂上に来ないが、他の場所では水草や蓮の為、讃岐富士が湖面に映らないらしい。意識したわけではないが、いい場所をとったようだ。
おそらく太陽は山の陰で登っており、もう少しで山の端に姿を見せるかという頃、讃岐富士の頂上付近(正確には、こちらと頂上を結んだ延長上)に雲がかかってきた。これではダイヤモンドにならない。皆一様に落胆しかけていた。がその時、うまくあいた雲の切れ間から太陽が姿を現す。
初めてでこれだけのものが見れるとは思わなかった。
写真としては、もっと他の撮り方ができたかもと思うので、次は来年の春を狙いたい。
休日だけの撮影行なので、運頼みなのだが、初回でこれだったのだから、また必ず次があると思える。
6時20分、皆撤収を始める。気がつくと犬の散歩に来た人たちも含め100人近い人がいたようだ。おかげで他の駐車スペースが見つかった。
今日は幸先良く、いいものが撮れたので、気分良く次の目的に向かう。
つづきます。