6月19日 ちょっと贅沢 紫陽花巡りの続きです。
道の駅・大杉で昼食をとり、この後の行き先を考える。このエリアで未訪瀑の滝は、沢登りか要ロープ。水量が増えたときに見たい滝・・・ということで汗見川を目指すことにする。汗見川は早明浦ダムのすぐ下で吉野川に合流するので、まずは早明浦ダムへ。
水資源機構のライブカメラみたいな絵になった。ゲートを4つ開けての放流ではあまり迫力はないが、このダムに水が豊富だと嬉しくなる。
飛沫を見ながらふと、翠ケ滝に行ってみようと思い立った。あの滝は水量が多い時でないとさびしい。久しぶりに訪れてみよう。
R439を地蔵寺川に沿って走り、分岐して平石川沿いに上流に向かう。分岐から約6km、未舗装の林道に入って700mでめざす翠ケ滝に着く。分岐のたびに標識があるので迷うことはない、最初に訪れたとき、突き当りまで車で進入してターンできず、急坂をバックで戻るという失敗をしたので、少し手前のスペースに駐車する。正面の崖の中腹に滝が見え隠れしている。さほどの水量ではないが、これならと思い、三脚を抱えて降りていく。道の脇に紫陽花があるのを見て、驚いた。これは意図的に並べて植えられているから、地元の人の手によるものだろう。お堂があるとはいえ、こんな山の中で手入れされている人の労力に感激してしまった。
この滝は、滝を裏から見る事が出来るいわゆる裏見の滝。今回は水量がそれなりなので、滝らしい雰囲気をしっかり味わえる。今日は紫陽花がさらに風味を添えてくれる。
滝の撮影ではほとんどスローシャッターだが、幾つかのシャッター速度を試してみる。
滝の周囲を回りこみながら撮影。今日はどの角度も新鮮で楽しい。
静かな山の中、滝の水音だけが響く。滝の起こす空気の流れに紫陽花が揺れる。別世界の様だ。「幽玄」という言葉がふとうかぶ。
ボーっと雰囲気に酔っているうちに、気がつくと1時間が経過していた。あわてて装備をまとめ、車に戻る。当初の予定ではこの先の三樽権現に寄ろうと思っていたが、ここだけでタイムアップ。好みの滝に紫陽花をセットでき、思いがけない幸運に感謝!
少し後ろ髪をひかれながら、翠ケ滝を後にしたのは15時。大豊から高速を使ってまっすぐ帰る。帰りついたのは17時前。走行距離364km 5,325歩のお土産いっぱいの遠征だった。
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