7月8日 水ケ滝のつづきです。
法皇トンネル出口より、水ケ滝の反対方向、西に向かう未舗装の道がある。2年前、八ケ滝直下に行こうとこの道を通った時は、倒木があったりして荒れ果てた感があったが、今は綺麗に整備され、車が十分に通行可能である。
道が沢と交差する場所、八ケ滝はこの上のはずである。道はさらに続いているが、この場所は十分に転回できるほどのスペースがある。ここまで車で入ってくればよかったと思った。
「四国の滝めぐり」のなかちゃんの訪問記録がなければ、この滝の直下を訪れようとは思わなかっただろうが、行けるとわかれば行ってみたくなるのが滝屋である。
沢の右岸は崖っぽいので、左岸側の藪の中に踏み込む。踏み跡があるようなないような・・・。とにかく柔らかい急斜面を登って行く。沢はほとんど小滝の連続で、それだけきつい斜面を登って行くのだが、やがて木々の向こうに白い壁が見えたような・・・。滝の下部が見えて来たのだと思い、もうひと踏ん張り。やがて木々が開け、八ケ滝が目の前に!
周囲を崖と木々で囲まれてた小さなスペースに、水量を増した滝が落ちてくる。さすがに飛沫が凄い。湿度と気温のせいで、フィルターがすぐに曇る。水滴を拭った後、曇りが消えるまで少し待ってから、滝にカメラを向ける。そして又レンズを拭く。一枚写すごとにレンズを拭かなくてはならないが、その苦労も、この滝を撮影するための楽しさである。
最初の一枚は28-300mmを使用。その後はワイコン付き18-55mmでの撮影である。
下の写真は、ほぼ同じ位置から、シャッタースピードを変えてみた。どちらも捨てがたいと思った。もっとシャッタースピードを速くしても良かったかも。
長靴を履いているので、流れを渡って右岸から。ほぼ同じ位置でも、少しひいて撮ってみると、滝の雰囲気が変わって見える。
国道からわずかなかに入っただけで、この秘境の雰囲気。これだから滝を追いかけるのは楽しい。時折国道を登ってくるバイクの音が聞こえるが、それさえなければ、水音だけの別世界である。 やはり時間を忘れてしまいそうである。
右は、すぐ下の小滝。白くつぶれているが、奥に八ケ滝の下部が見える。これも八ケ滝の一部と見るのか、迷うくらい趣が合って、好みの滝である。この下にも何段かの小滝が連なっているのである。
車に戻って、少し金砂湖方面に下ったところから八ケ滝を遠望。あの滝を下から見たのかと思うと、やはり感慨深いものがある。
時間はお昼前。今日は他を回る気がなくなったので、帰ることにする。とはいえ、帰り道でよる場所があるのだが。
荘内半島に寄り道して海を見ながら昼食。そして坂出市まで帰って来て、浜街道を走る。五色台を見上げ、白峰に見える稚護ケ滝。
数日前に「さぬきフクロウ移動隊」のふくちゃんより、この滝の真下に至る道を教えてもらったので、行ってみようと思っていたのだが・・・。
滝前の道で人が集まって何やらやっている。車を停められなかったのもあるが、本来通行止めの場所に入ることに少し躊躇して、今日は見送ることにした。ゆえに、稚護ケ滝の写真はなし。
帰りつく頃にはすっかり青空で、少しもったいない気もしたが、 収穫に十分なので良しとする。
走行距離212km 4,163歩 歩いた距離は少ないが、今日も充実した遠征だった。
お休みの日は花と滝巡りを楽しんでいるみたいですね
八ヶ滝は美しいです!
香川の滝もこれぐらいの水量があれば、美しいのですが。。。
稚児ヶ滝もこの頃は水量が豊富で写真に収めるのにはいいですよ~
この八ケ滝も前回通りかかった時には、梅雨の合間にもかかわらず枯れていたんですよ。
今回は水量があったので、二年越しの目標を達成できました。