桧材 天然乾燥中

2010-01-16 | WOOD WORK

桧の丸太を板挽きにして、干す。

114

基本、干すときは木の特性を利用する。

木は根から水分を吸い、上へ上へと吸い上げる。

 

だから、干すときは立てかけて、元(根に近い部分)を上にして、用は山に生えている時と、逆さまにする。

 

すると、材を並べて数日経つと、その下のコンクリートの部分に水が出てきて、少しづつ濡れてくる。

 

水分がジワジワ抜けていき、時間をかけて乾燥させる。

窯に入れ、急速に乾燥させる人工乾燥(KD)材だと、割れが入りやすいですが、

この天然乾燥(ND・AD)の場合、時間と手間は、かかるが、ゆっくり乾燥させるため、割れは入りにくいです。

木表(きおもて)を隠して、木裏(きうら)を見せるように干すのも、「割れ」のコツです。

 

ちなみにこの写真の桧材は、すべて「まな板」に使用される為の物です。

ご注文は、ん~百枚・・・!!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿