桧の丸太を板挽きにして、干す。
基本、干すときは木の特性を利用する。
木は根から水分を吸い、上へ上へと吸い上げる。
だから、干すときは立てかけて、元(根に近い部分)を上にして、用は山に生えている時と、逆さまにする。
すると、材を並べて数日経つと、その下のコンクリートの部分に水が出てきて、少しづつ濡れてくる。
水分がジワジワ抜けていき、時間をかけて乾燥させる。
窯に入れ、急速に乾燥させる人工乾燥(KD)材だと、割れが入りやすいですが、
この天然乾燥(ND・AD)の場合、時間と手間は、かかるが、ゆっくり乾燥させるため、割れは入りにくいです。
木表(きおもて)を隠して、木裏(きうら)を見せるように干すのも、「割れ」のコツです。
ちなみにこの写真の桧材は、すべて「まな板」に使用される為の物です。
ご注文は、ん~百枚・・・!!
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