この村、レタスの栽培・収穫では日本一らしい。
人口は四千人位の村で、農家の割合が多く、そのレタスで、
農家の平均年商は2500万程度らしい…
たいしたもんだ。
だが、森林組合長も兼ねる、村長は考えた。
『野菜は天気に左右される。なにか他にも産業が…』ってなもんかな。
それで村中に生えているカラマツに目を付けた。
元々、土木用等には利用されていたが、幾分単価が安い。
なんとか建築に使えないかと試行錯誤し、
まずは村内の公共施設をカラマツで作り、宣伝も兼ねて見学させているそうだ。
補助金いっぱいもらってね…
でも、無駄が随分多い村だな…
その公共施設で、24時間の図書館とか、
大ホールとかなんとか…
使うのか?
すべてに落葉松を利用してるのはわかるが、ほとんどが無垢ではなく、
LVLという集成に落葉松を使用したまでの事。
まず商品になる確率は低い。
商品化されたとこで、バカ高いもの間違いなし。
村長、落葉松を売り出せという考えまではよかった。
でも、キツい事言わせていただくと、
ただのハコモノを、名目の上に作ってしまっただけの事では?
特注品だけを使った村施設を自慢してるだけじゃ、
マイナスな印象しかなかったっす。
中々こんながっかりな視察もないですね…
収穫は
天然カラマツの300年生級なら、利用価値はあるみたい…
だかそんなのほぼ手に入らん…
川上村、ガンバレ…