6月になり養成コースが始まりました。
魅力的な方々とピラティスについて深める機会に恵まれ、嬉しく感じています。
また、参加者6人全員がITT卒業生の方々からのご紹介なのは、ありがたい限りです。
卒業生の方々が、それぞれのピラティスの実践を通じ、ITTの魅力を伝えてくれているのだと思うと、すごく誇らしい気持ちになります。
さて、養成コースでは、こちらの知識・技能を提供することだけが目的ではないと考えています。
(とは言え、つい伝えることに夢中になってしまうので反省も込めて💦)
それについて「学習」と言う観点から述べてみたいと思います。
心理学における「学習」の定義は「経験によって生ずる行動の比較的永続的な変化」だそうです。
つまり、単純に何かを見聞きして学ぶことだけではなく、その経験により行動が変化して初めて「学習」したこととなるのです。
コース生のここでの経験が、主体的な「学習」機会となり、良い変化を継続的に獲得できることを目的として、しっかりサポートさせていただきたいと思っています。
さらに「学習」には「学習曲線」と言われる指標があります。
1885年にハーマン・エビングハウス氏によって提唱された、横軸に学習時間、縦軸に学習成果を表し、その関係性をグラフに表したものだそうです。
学習成果は、時間に沿って比例的に一直線に向上するものではなく、緩急のあるカーブを描きながら向上。
そして、学習者が情報を消化し、理解を深め、応用力を身につける過程において「準備期」「発展期」「プラトー」と言った段階が現れるとのことです。
「準備期」は、学習の初期段階において、目に見える成果がなかなか出てこない時期。
学びをスタートしてから、この「準備期」をいかに乗り越えるかは、とても大切ですね。
諦めずに根気良く取り組む。ほんと大事です。
「発展期」は、準備期での頑張りが実を結び結果につながる時期。
成長を実感できる楽しい時期ですね。
そして「プラトー」。一時的に学びの進展が見られなくなる時期です。
ここをうまく乗り越え、さらなる「発展期」に繋げていくかが大切ですね。
今回のコース生も、きっとこのような段階を踏んでいくと思います。
それぞれのフェーズで、よりよくピラティスと向き合えるよう、サポートさせていただくべく、私も真摯に努めさせていただきたいと思っています。
と言いつつ、なんだかんだ楽しいんですよ、養成コース❣️
うふふふ。
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