所要で宮崎県都城(みやこのじょう)市に行くことがありました。街中、石灰だらけでした。早く沈静化することを祈っております。
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◆石灰
都城市に行ったのは、都城で口蹄疫が発覚した直後。
駅から街を歩くと、会社や事務所などの事業所の入り口には、石灰がまかれていました。
どの事業所の入り口にもです。
宮崎県の牛豚の殺傷処分は20万頭にのぼったと報道されていました。
悲しいですね・・・。
これ以上の拡大が無いことを祈るばかりです。
私たちにできることといえば、募金に寄付することと食べ物、特に肉料理を食べ残さないことでしょうか・・・。
◆牛のみいちゃん
比田井和孝さんの以前のメルマガに、「牛のみいちゃん」の話が掲載されていました。
この話は元々、みやざき中央新聞に掲載されていたものを、比田井さんが了解を得て転載したもののようです。
口蹄疫の報道を聞くたびに、この話が頭に浮かんできます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
坂本さんの職場では、毎日毎日たくさんの牛が殺され、その肉が市場に卸されている。
牛を殺すとき、牛と目が合う。そのたびに坂本さんは、「いつかこの仕事をやめよう」と思っていた。
ある日の夕方、牛を荷台に乗せた1台のトラックがやってきた。「明日の牛か…」と坂本さんは思った。
しかし、いつまで経っても荷台から牛が降りてこない。不思議に思って覗いてみると、10歳くらいの女の子が、牛のお腹をさすりながら何か話しかけている。その声が聞えてきた。
「みいちゃん、ごめんねぇ。みいちゃん、ごめんねぇ…」
坂本さんは思った。
「見なきゃよかった」
女の子のおじいちゃんが坂本さんに頭を下げた。
「みいちゃんはこの子と一緒に育てました。 だけん、ずっとうちに置いとくつくもりでした。ばってん、みいちゃんば売らんと、お正月が来んとです。明日はよろしくお願いします…」
「もうできん。この仕事はやめよう」
と思った坂本さん、明日の仕事を休むことにした。
家に帰ってから、そのことを小学生の息子のしのぶ君に話した。
しのぶ君はじっと聞いていた。一緒にお風呂に入ったとき、しのぶ君は父親に言った。
「やっぱりお父さんがしてやってよ。 心の無か人がしたら牛が苦しむけん」
しかし坂本さんは休むと決めていた。翌日、学校に行く前に、しのぶ君はもう一度言った。
「お父さん、今日は行かないけんよ! (行かないといけないよ)」
坂本さんの心が揺れた。そしてしぶしぶ仕事場へと車を走らせた。
牛舎に入った。
坂本さんを見ると、他の牛とおなじようにみいちゃんも角を下げて威嚇するポーズをとった。
「みいちゃん、ごめんよう。 みいちゃんが肉にならんとみんなが困るけん。ごめんよう」
と言うと、みいちゃんは坂本さんに首をこすり付けてきた。
殺すとき、動いて急所をはずすと牛は苦しむ。坂本さんが、
「じっとしとけよ、じっとしとけよ」
と言うと、みいちゃんは動かなくなった。
次の瞬間、みいちゃんの目から大きな涙がこぼれ落ちた。牛の涙を坂本さんは初めて見た。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
食べ物は残さずありがたくいただきたいものです・・・。
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悲しいですね・・・。
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◆牛のみいちゃん
比田井和孝さんの以前のメルマガに、「牛のみいちゃん」の話が掲載されていました。
この話は元々、みやざき中央新聞に掲載されていたものを、比田井さんが了解を得て転載したもののようです。
口蹄疫の報道を聞くたびに、この話が頭に浮かんできます。
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坂本さんの職場では、毎日毎日たくさんの牛が殺され、その肉が市場に卸されている。
牛を殺すとき、牛と目が合う。そのたびに坂本さんは、「いつかこの仕事をやめよう」と思っていた。
ある日の夕方、牛を荷台に乗せた1台のトラックがやってきた。「明日の牛か…」と坂本さんは思った。
しかし、いつまで経っても荷台から牛が降りてこない。不思議に思って覗いてみると、10歳くらいの女の子が、牛のお腹をさすりながら何か話しかけている。その声が聞えてきた。
「みいちゃん、ごめんねぇ。みいちゃん、ごめんねぇ…」
坂本さんは思った。
「見なきゃよかった」
女の子のおじいちゃんが坂本さんに頭を下げた。
「みいちゃんはこの子と一緒に育てました。 だけん、ずっとうちに置いとくつくもりでした。ばってん、みいちゃんば売らんと、お正月が来んとです。明日はよろしくお願いします…」
「もうできん。この仕事はやめよう」
と思った坂本さん、明日の仕事を休むことにした。
家に帰ってから、そのことを小学生の息子のしのぶ君に話した。
しのぶ君はじっと聞いていた。一緒にお風呂に入ったとき、しのぶ君は父親に言った。
「やっぱりお父さんがしてやってよ。 心の無か人がしたら牛が苦しむけん」
しかし坂本さんは休むと決めていた。翌日、学校に行く前に、しのぶ君はもう一度言った。
「お父さん、今日は行かないけんよ! (行かないといけないよ)」
坂本さんの心が揺れた。そしてしぶしぶ仕事場へと車を走らせた。
牛舎に入った。
坂本さんを見ると、他の牛とおなじようにみいちゃんも角を下げて威嚇するポーズをとった。
「みいちゃん、ごめんよう。 みいちゃんが肉にならんとみんなが困るけん。ごめんよう」
と言うと、みいちゃんは坂本さんに首をこすり付けてきた。
殺すとき、動いて急所をはずすと牛は苦しむ。坂本さんが、
「じっとしとけよ、じっとしとけよ」
と言うと、みいちゃんは動かなくなった。
次の瞬間、みいちゃんの目から大きな涙がこぼれ落ちた。牛の涙を坂本さんは初めて見た。
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このお話ジーンときました。
本当に宮崎の方がたがテレビの取材などで言っておられることがよく分かります。
このお話、私のブログでも紹介させてください。問題があれば削除しますので。多くの方に知ってもらいたいです。
きっと裸の人間よりもっと強い生命力を持っているであろう他の生き物の命があればこその私たちの命ですものね。
みいちゃんに関わる全ての方の、それぞれの優しさが心に沁みました。
肉を食べるときにはその動物の命をいただくことになりますよね。
「いただきます」という言葉も、
そこから出た言葉だと聞いたことがあります。
こういうことをしっかり子供にも伝えたいと思っています。
ポチッ
命を頂きます・・・ですからね。
そういう犠牲の元で 自分の体ができ 命を維持することができる・・・
そう思いながら食べたら 食べ散らかしたり残したりはできませんよね。
ポチッ
おはようございます。
>宮崎県の牛豚の殺傷処分は20万頭にのぼったと報道されていました。悲しいですね・・・。
物凄い数にビックリです。
本当にこれ以上被害が広がらないことを祈るばかりです。
>食べ物は残さずありがたくいただきたいものです・・・。
色んな商売があります。
そういうことを商売としている方がいるからこそ私たちの口に入っているのだと思います。
感謝して食べる必要があると思います。
ポチッ!
牛に限らず、食べ残ししないようにしないといけませんね。
はじめまして。
YHさんのことは、他の方のブログで何度か拝見しておりましたが、
こちらには初コメントになります。
石灰だらけの様子、牛のみいちゃんの話。
心に響きました。
考えさせられました。
森田さんと同じくなのですが、うちのブログにも掲載させて下さい。
不都合ございましたら、すぐに削除しますので、
その場合はご一報下さい。
ありがとうございました。