西暦２３５０年、日本人は０人に！？

日本の人口は、昨年がピークだったようです。少子高齢化による弊害が心配です。今後、日本の人口はどうなってしまうのでしょうか？

　　　　　　　　　　

■東京大学公開講座　テーマ「人口」

東京大学では、４～５月の全５日間、一般人向けに「人口」をテーマにした講座を開催しています。いずれも土曜日午後。各１０００円で、当日申込もＯＫです。

４月１日　　「人口学の考え方と人口問題」「遺伝子レベルからみた生物集団と適応」
　　８日　　「子供の数と不就学」「動物社会の人口論」
　２２日　　「日本人はどこに住んできたか」「逆都市化時代のまちづくり」
５月１３日　「人口・食料・環境」「８億人分の食料が毎年病気で消えている」
　　２０日　「人口停滞の世紀とその後」「人口減少時代を生きる」

場所は、安田講堂です。


■２３５０年、日本人は０人

人口を維持するには、合計特殊出生率は２．０８人必要だそうです。
日本は、その６割程度ですね。

現在の出生率と死亡率がこのまま推移すると

２１５０年　⇒　４０００万人
２３５０年　⇒　　　　０人！

へー、３世紀後には０人なんだ。
ということは、３世紀後の日本は、アジア系、アフリカ系日本人ばかりの国になってしまうのでしょうか？

今、欧米で合計特殊出生率２．１以上の国は米国だけ。
米国もヒスパニック系だけ２．１以上なのだそうです。

近い将来、世界人口はアジア・アフリカ系の人口を中心に９０億人まで膨れ上がり、世界中で高齢化社会を迎えるのだそうです。


■面白い統計

プレゼン形式で講義してくれますので、とても分かりやすい。

中には、
・鯨の頭数の数え方、推計の仕方
・マラリア蚊の数え方
・長野県栄村の隣人との付き合い方
などの話もあり、退屈しません。

講座は、安田講堂で。中はこんなふうです。
　　　　　　　　　

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