読み応えあります！ 【横山秀夫著 震度0】

この方が書く「警察もの小説」は、ほんとに読み応えあります。今回もvery good!です

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	震度0 (朝日文庫 よ 15-1)
	クリエーター情報なし
	朝日新聞出版

■震度0

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阪神大震災の朝、N県警本部警務課長・不破義人が姿を消した。

筆頭課長が姿を消したことで、本部長は、あることで心配する。
部下の失踪の真相を知ろうとする３０代のキャリア警務部長。
捜査の指揮を執ろうとする、ノンキャリの刑事部長。
そのほかの準キャリア部長、ノンキャリ部長も、不破にかんする情報を少しずつ持っている。

しかし誰も、自分の情報を開示しようとしない・・・。

県警不測の事態なのに、それぞれが腹を探りあい、情報を得ようとする。

そして衝撃の真相が・・・！

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■警察もの

横山さんの本は、御巣鷹山に墜落したJAL機の報道を扱った「クライマーズハイ」、幼女誘拐事件をめぐるD県警の内部対立を描いた「６４」。
いずれもバッチリの読み応えでした。

横山さんの警察モノの特徴のひとつが、キャリアとノンキャリアの確執。
若くして県警警務部長になり、５０歳前後で本部長になるキャリア組。
一方、ノンキャリ組の最高出世は、県警の刑事部長。それも定年前の１期を勤めるのみ。


私も、以前の会社でいわゆる「超特急組」と何人か接したことがあります。
アタマはいいです。
それと上司には、信じられないくらい気を使いますね。
こちらが感心するくらいに・・・。（笑）


まそんな話はよしとして、この方の小説は、ほんとに面白いです。

今回も大満足です～


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