モチベーションアップ。そこまでやる？

従業員のモチベーションアップは、どの企業でも大きな課題のひとつです。そのためのノウハウ本や研修も数多くあります。今日、御紹介する会社は半端じゃありません。徹底しています。　《おかげさまでビジネス１位。今日もお読みくださいましてありがとうございます！！》

進化するモチベーション戦略

柳谷 杞一郎著

■モチベーションアップをコアビジネスにしているすごい会社

「進化するモチベーション戦略」は、モチベーションアップのためのコンサルをコアビジネスにしている株式会社リンクアンドコミュニケーション（ＬＭＩ）で、実際に社内で行われている数々の試みを紹介している書です。

ＬＭＩという会社、決して小さな会社ではありませんよ。
創業は、２０００年、社員２００人、売上５０億円。
コンサル会社としては、大企業です。

この会社で行われていることが、半端じゃないんです。
徹底しています。
ここまで社員のモチベーションアップにこだわった会社を、私は知りません。
すごい！


■いくつかご紹介します

・３ヶ月が１期

普通の会社が1年スパンで事業を展開するのに対して、ＬＭＩは３ヶ月を1期として業務を行っています。
３ヶ月の終了時には、「社員総会」が開催され、数々の表彰を行います。

人事評価も３ヶ月ごとに行います。
評価の前には、上司との面談、自己・上司採点のすり合わせ、翌期の目標設定を行います。

1期の終わりなので、そのつど社員には４日間の休暇が与えれれます。（普通の企業の年末年始休暇に相当するのでしょうか）
それとは別に、毎月末には「納会」が開催されます。
社員は、３ヶ月間、モーレツに突っ走るのです。

・数々の施策

社内活性化のために、たくさんの仕組みを作っています。

キャリア形成のために作成し社長・人事部長に直接提出する「アイカンパニーブランディングシート」、社内活性化のための「社内留学制度」、社内に設置された大型プラズマＴＶを使っての「ＤＮＡクイズ」「ＬＭテスト」「各種受賞者紹介」、毎日発行される「夕刊」、毎月発行される「社内報」、スキルアップのための「社内資格制度」、年に一度の「運動会」、社内で流通する「社内通過」(受賞者を予想して当たったら●倍、みたいな使い方をします）。
まだまだ、他にもたくさん。

とても書ききれません。

もちろん、モチベーションを上げるためのコミュニケーションも徹底しています。
これを商売にしているくらいですから。

そして、社員相互が徹底的に関わりあいます。
この書に、次のようなくだりがあります。

「この会社の中では、社員たちは基本的に仕事を任されている。
それで、ほっておかれる。
でも本当は観察されているのである。
誰もが深く濃く愛されているのだ。
そして困った時、つまずいた時、たくさんの人が関わってくる。
ほっておいてくれない」

仕事に熱く、コミュニケーションも豊富。
すごい会社です。

http://www.lmi.ne.jp/main2.php

■お金をかける

まだすごいことがあります。

優秀な社員をリクルートするために、会社のエースを採用担当に配置します。
その彼らが１万人と面接し、「入社してほしい」という学生を口説き落とすのです。2002年の採用３人に対して、費用総額は４０００万円。

「優秀な人が、ビジネスを拡大する」

また斬新で遊び感覚のあるオフィスにも、億単位のお金を使います。
社内のベクトルを合わせるにもお金を使います。

経営者と社員が互いに考え、前進するスゴイ会社です。
一読しただけでは理解できないくらい、施策のオンパレードです。

今後も注目したいですね。

これは、ＬＭＩの社長の著書です。
仕掛け人です。

モチベーション・マネジメント

小笹 芳央著

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今日も読んでくださいましてありがとうございます。

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