元単身赴任ミドルのブログ foggy

40代の単身赴任中間管理職の頃に始め、60歳を過ぎた今は思いつくままに書いています。大分県日田市出身、福岡市在住

カリスマ性。その秘密は・・・ -ヒトラー最後の12日間-

2007年06月24日 | モチベーション
アドルフ・ヒトラー。現在、彼に対しては、”負の評価”で一致していると思うのですが、当時のドイツはヒトラーに熱狂し、心酔していました。ヒトラーのカリスマ性。それはどこにあるのでしょうか・・・? このDVDを見てますます分からなくなりました。

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■ヒトラー最後の12日間

この映画は、一昨年の公開だったと思います。
当時、東京でも2~3館でしか上映していなかったため、3度ほど足を運びましたがいずれも”満員”。結局、映画館では見ることができず、今回、自宅でブロードバンドを通しての視聴となりました。

当時、ゲルマン民族が熱狂したヒトラー。そのカリスマ性は、この映画から読み取れるのでしょうか・・・。


■カリスマ性は

ソ連軍の猛攻が、ついにベルリン市街に迫った1945年4月20日。それはヒトラー56歳の誕生日。
地下司令部から一歩も出ない彼を、側近と家族がケーキと歌で祝う。
うれしそうに拍手し、子どもの頭をなでるヒトラー。
家族や子ども、秘書には、やさしく振舞う。
その振る舞いは、ごく自然の”おじいちゃん”の風。

戦況が刻々と不利に傾く。
『第13師団をベルリンに呼び戻そう。彼らならこの戦況を突破できるはずだ! そうだ第9師団とやつら(ソ連軍)を挟み撃ちにすればいい!』。
しかし第13師団は、壊滅状態。
それを進言できない側近たち。
『ゲーリングはどうした! なぜ戻ってこない! やつの指揮権を剥奪する。即刻、処刑だ!』。
もう誰もヒトラーの命令をまともに聞こうとしない・・・。

やがて、陥落までに残された時間は2日間と知るも
『絶対、降伏は認めない!』
『市民の犠牲は当たり前だ! 最後まで戦わせろ!』
と、降伏を承服しないヒトラー。
その決断を黙って絶望的に見ている側近。



家族や秘書に対する自然な優しさと、側近に当り散らすワンマンぶり、市民の犠牲を”当たり前”と思う残虐性と独裁性。
”人間、ヒトラー”が描かれています。

彼のカリスマたる所以は、この映画で見ることはできませんでした。しかし”ワンマン指導者の末路”にいたる錯綜した思考回路は、垣間見ることができます。

佳作です。

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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
彼には (カズ)
2007-06-24 08:49:57
なにがあったのか、心の奥で何を渇望してあんなふうに動いたのか…?



人間ヒトラー、かぁ…

う~ん。

その背景を、観てみたいです。
返信する
考えさせられる映画ですね (ポレポレとうさん)
2007-06-24 16:40:11
歴史上の人物は、その人が行なった行動の結果がすでに分かっていますので、その結果をもとに考えてしまうと当時周辺の人々がどのように感じていたかが見えにくくなってきますよね。後日談だけでは、その瞬間はどのような人だったのかが分かりにくいなと思いました。
ヒトラーも当時はカリスマ性を持った存在。しかし、彼の行なったことはというと・・・難しいなと思いました。
返信する
どうでしょうか? (喜多研一)
2007-06-24 18:01:27
歴史においては、現在の研究の元での評価と、過去・未来での評価は異なるので、なんとも言えませんが、何となく感じている事は、「絶対値としてのエネルギー量」の強さ・質によるのかなぁ。と・・

アレキサンダー、チンギス・ハーン、フビライもしかり、信長、秀吉、、、、アジア圏の場合は特に、個人的な人物のエネルギー量との因果関係が多いように感じます。

また、ヨーロッパの人種の中での(ゲルマン民族)人種による国民性と環境要因も多く影響したでしょうし、僕らでは測りきれない要素による結果だったのかなぁ。と、考えます。

返信する
カズさんコメントありがとうございます! (YH)
2007-06-24 18:29:05
そうなんです、どうしてヒトラーはヒトラーになったのか。
その背景を知りたいです。
でも、興味深い作品でしたよ!

追伸
CMは決まりました??
返信する
ポレポレさんコメントありがとうございます! (YH)
2007-06-24 18:31:07
この映画を見る限りでは、”市民はヒトラーの残虐性はあまり知らないのじゃないか”って感じました。
彼の行為は非難されて当然ですが、人間ヒトラーの一面を知ることができました。興味深いです。
返信する
喜多さんコメントありがとうございます! (YH)
2007-06-24 18:32:47
歴史上の指導者は、たしかに個人のエネルギーの質量は、圧倒的かもしれません。常人では計り知れないエネルギーですね。
なるほど。
返信する
Unknown (茜依子)
2007-06-24 19:18:19
YHさん こんばんは!

ヒトラーについての映画はとても興味深いです。
最期の状況はすさまじい葛藤があったと聞いたことがあります。
カリスマ、ワンマンの指導者、いいも悪いもありますが、やはり持って生まれた才能なのでしょうか。
ヒトラーがいかに残虐な人物であるかと表現された映画や書物は多くありますが、人間として描いた作品は興味があり、観てみたいと思いました。

両方ともポチッ!


返信する
せいこさんコメントありがとうございます! (YH)
2007-06-24 20:42:05
ヒトラーの最後の内面の葛藤が興味深いです。
彼に見切りをつける幹部達、最後までに彼についていこうとする人たち。最後まで闘おうとする市民。
それぞれの葛藤。
佳作だと思いました。
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Unknown (ロンサム)
2007-06-24 23:50:48
実に名演でしたよね~
凄く引き込まれる作品だった記憶があります
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