登山・花日記(Ⅱ)

夫婦で始めたきままな山歩きの記録です。

泡滝ダムから以東岳(その2)

2016年06月13日 07時57分56秒 | 飯豊・朝日連峰
泡滝ダムから以東岳(その1)からの続き

今日の行程は、
6月11日:大鳥小屋5:00~三角峰コル~オツボ峰7:20~8:15以東岳8:35~東沢出合10:00~10:30大鳥小屋11:10~13:20泡滝ダム駐車場 約8時間20分の山散歩でした。

周回で6時間の予定、天気は良いので最小限の持ち物を入れたサブザックで身軽に行く。
前日に管理人さんから稜線の水場2ヶ所は雪の下で使えないことを教えて頂いていたので水持参です。


朝の大鳥池は山並みを写した鏡面です。


すぐに直登ルート(右)とオツボ峰ルート(左)の分岐。迷わず尾根歩きのオツボ峰ルートを選ぶ。


ムラサキヤシオも花つきが良く鮮やかです。


マンサクも見られるとはね~


標高を上げ振り返ると大鳥池、大鳥小屋も確認できる展望の良さ


三角峰のコル(写真右上の鞍部)直下の残雪。今日のルートの中でここだけ残雪上を歩く。


三角峰のコル付近から見る以東岳(右端)。左からたおやかな尾根を歩くもの。


稜線のチングルマ。ピークを過ぎた感があるがまだ見られます


ヒメサユリはこれからです。ニッコウキスゲも同じ状態でこれからです。


水場の道標が立つ場所。稜線上とは思えないこの広さ、これが東北の山なんですね~


雪渓越に右に月山、左に薄っすらと鳥海山、写真からでは見にくいかな


三角峰のコルから先の稜線にはみねミヤマウスユキソウがびっしりと。
このピークは三角峰、ルートから外れている。


ハクサンイチゲも良い感じです


たおやかな稜線歩きは気分爽快。目指すオツボ峰、以東岳に続く稜線。こののびやかさ、雄大さ。
アルプスにはないこの感じ、東北の山ならではです。


オツボ峰(1650m)。


稜線に咲くシラネアオイ。


雪渓は後退し稜線には雪はない


大朝日(中央左のピーク)への稜線も雪はなさそう。大朝日岳、西朝日岳、竜門山、寒江山とつながる稜線が一望できる。いやぁ~、この主稜線ののびやかさ。そそられますねぇ


大きく口を開けた雪渓上を歩くカミさん


チングルマの群生地、素晴らしいですね


イルカ岩


以東岳山頂(1771m)。山頂には一等三角点が鎮座してますが、山名標識はなし。なんとも奥ゆかしい山頂。昨夜大鳥小屋に同宿した方が休んでいたので撮って頂いた。


大朝日へのルートとの分岐


展望を楽しんだあと直登ルートを下山です。


以東小屋は解体され更地になってました。予定では今年に基礎工事、来年は建屋工事とのこと。
水場は雪渓の下です。


大鳥池を目指して急降下。大鳥池は熊の毛皮のような形に見えますね。


標高を下げ東沢出合付近に近づくとお花畑、カタクリもイワカガミも・・多くの花が入り乱れて
ヒナザクラ


リュウキンカかな? 目が覚めるような花、今が盛りと群生してました。


アップで撮ってみるとさらに鮮やか


シラネアオイも元気、元気




渡渉場所の東沢出合。飛び石伝いにはちょっと危なっかしいのでルートを外れて倒木を足場に難なく超える。


東沢出合からは大鳥池沿いを行く。池沿いの道は平坦かと思いきや、意外と岩場があったりアップダウンがあったり。しかも道幅が狭いところも何箇所も。・・・ぼんやりしてると、池にどぼんです。


無事に大鳥小屋に着いた。所要時間は5時間半、身軽だったこともあり予定よりも早く着いた。ここでゆっくりと昼食


下山時には多くの方と交差した。その9割方は釣り目的で登山者の割合は以外にも少ない。


下山時にも5ヶ所の水場で水分補給、水が豊富な山でした。


天気にも水場にも花にも恵まれ良い花旅でした。東北の山も良いですね~また来よう