登山・花日記(Ⅱ)

夫婦で始めたきままな山歩きの記録です。

思い出の山旅(裏妙技)

2021年10月25日 21時41分33秒 | 上毛三山・西上州の山
自分のブログ開設は H19年5月21日
H14年以前は山行での写真は撮らなかったこともあり公開できる情報はない。
H15年~H18年まではわずかながら写真、情報が残っており履歴として残しておくことにした。
順次、思い出の山旅としてアップする予定


山行日: H15.11/2 (日)
山 名:丁須岩(1057M)
コース:国民宿舎6:15(104分)7:59丁須岩の肩(御岳との分岐)8:03(8分)8:11丁須の頭 8:28(52分) 9:20見晴台9:28(35分)三方境10:03(30分)10:33休憩(ザック落下) 11:40(25分)三方境12:05(66分)13:11国民宿舎
アプローチ:3時発。高崎~安中~国民宿舎6時10分着。169Km。

群馬県と長野県の境にある妙義荒船佐久高原国定公園には、日本三大奇勝と呼ばれる妙義山がある。
安中市を過ぎ国道18号線を軽井沢方面に進むと左手に表妙義が、さらに進むと裏妙義のシンボルとも言える丁須の頭が見える。
上信越道が高架する交差点を直進し、妙義湖、国民宿舎方面に向かう。
裏妙義にはH10年11月に登っており今回で2回目。

国民宿舎の駐車場に車を置き、国民宿舎の脇(写真の左側)から取り付く。
紅葉 の時期でもあり朝早くから車が続々と到着する。
天気は晴れ、風もなく絶好の登山日和となる。


国民宿舎より整備された杉林の中の登山道を行く。登山道は整備され迷うことはない。
登山道が沢沿いの道に変わり巨岩、クサリ場が多くなるが難しくはない。
振り返ると奇岩、黄葉した山並みが見事である。この山域の樹林は、ほとんどがブナ林で黄葉。
鮮やかさはないがしっとりとした美しさがある。


丁須岩の肩への登りで先行者が石を蹴落としヒヤリとさせられた。
もしかして落石があるかもと思って距離をあけていたので難なく避けられた。
ここまでくると山頂までは一息。金槌の形をした山頂へ。


山頂からの、紅葉の海と化した眺めは言うことなし。
目の前に表妙義が、振り返ると浅間山、西上州の山などが。
丁須の頭からクサリが掛けられていて天辺に登ることができるが、無理はしないことにした。
下の写真は山頂から撮ったもので右が赤岩、中央左が烏帽子岩、その左奥に薄っすらと谷急山。


丁須岩から烏帽子岩までは、クサリ場が連続し息が抜けないが、稜線からの展望は素晴らしい。
山頂から数分でコースの難関のチムニーへ。
狭い岩溝を垂直に約20m、クサリを使って降りる。
高度感があり怖そうであるが足場は豊富にあり見た目ほどはない。
下の写真は、カミさんが烏帽子岩の基部を歩いているところ。
クサリ、桟橋がつけられているが、足元は切れ落ちており気は抜けない。


途中の稜線で休憩のためザックを降ろし、座っていたところ登山者が着た。
ザックを退かしたところ、置き場所が不安定なところだった為、ザックが沢筋の岩溝に沿ってあっという間に落下してしまった。
食料、スポーツドリンクなどがザックとともに消えてしまった。
上から覗いても見えないし、急斜面で降りられる場所でもない。
谷急山もザックもあきらめ戻りかけたが、樹林が茂る沢筋がありもしかしたら降りられるかもと思い木にぶらさがるようにして見当をつけ降りて行く。
途中で中身が散乱したザックを見つけ足場がもろい岩場を慎重におりザックを回収する。
「こんな急斜面な所を降りて回収するなんて、執着心がすごい人だね~」とあきれるカミさん。
休憩し息を整えた後下山する。谷急山へは次回へとする。
三方境からは、やわらかい土の登山道であり歩きやすい。中木川を渡り国民宿舎へ。