「横須賀市立中央図書館」へ上って行く坂の途中
右手にある小高い丘は、
「緒明山公園」
明治時代の実業家 緒明(おあけ)菊三郎氏が所有した地所で、
その後 市の所有となり、公園になったのだそうです。
緒明菊三郎氏
(1845-1909)
拝借画像
1854(安政元)年 安政大地震で伊豆・下田にいたロシア戦艦「ディアナ号」が沈み、
プチャーチンの要請を受けた幕府の命でその代船を建造することになり、戸田の
船大工らが、排水量100トンの洋船「HEDA号」を僅か3ヶ月ほどで完成させました。
その建造に携わった父 緒明嘉吉から洋船建造技術を学んだ息子の菊三郎は、
父の死後 上京して造船業で成功し、日本の近代造船業の発展に尽くしました。
菊三郎氏は、事業成功後に この山を買い取ったといわれます。
階段を上って行くと、
公園は 三段の広場になっていて、下の二段には児童遊具など
一番上の広場には 花壇や芝生、藤棚、ベンチなどがあります。
この公園は数年前、アニメ「たまゆら」の舞台になったそうで。
公園の目の前の建物が「市立中央図書館」です。
(外壁等の改修で建物が覆われているため、撮影しませんでした。)
その関連でしょう、公園の一角に
「読書公園」の碑
図書館へ行くとき、公園名の読み方と謂れが気になっていたんです。
今日 それがわかって、やっとスッキリ~(笑)
地元では「オアキ山」と呼ばれているようです。
おあき ではないでしょうか。
「おあき」か「おあけ」か、ググってみました~
お名前の方は、やはり「おあけ きくさぶろう」氏のようですよ。
地元の方たちは「おあき」と呼んでいらっしゃると聞きました。
30年前の思い出がお有りのUnknownさんは、バリバリの‘スカっ子’さんだから
「おあき」と呼びなれていらっしゃるのでしょうね、きっと☆