「天嶽院」はR312沿いにある大きなお寺です。
「功徳山早雲禅寺天嶽院」
元々は真言宗の古寺で「不動院」といい、不動明王を祀って
いましたが、北条早雲により曹洞宗に改宗したお寺です。
「天嶽院」の院号は早雲の法名に由来するそうです。
江戸中期 水戸公が建立されたという山門を入り
緑陰の長い参道を進んで行くと
中雀門の奥に
広いお庭を挟んで、ご法堂があります。
開山:虚堂玄白(こどうげんぱく) 開基:北条早雲
創建:1495(明応4)年 本尊:千手千眼観世音菩薩
1576(天正4)年 火災で伽藍が焼失。北条氏繁と、氏繁の死後は
父の綱成が復興しましたが、1855(安政2)年に再び火災のため
焼失してしまい、現存するのは総門(現・山門)のみ。
1976(昭和51)年より20余年の歳月をかけ、1998(平成10)年に
忠実に再現された現在の建物が完成したということです。
復興成ったご法堂に上がって、内部まで見学することができました。
史跡めぐりも終わりに近づき、最後に訪れたのは
「無量山 慈眼寺」
曹洞宗のお寺です。
石段を上がって行き
左右の柱の彫刻がすばらしい山門を入って
ご本堂へ
開山:韓嶺和尚 開基:北条綱成
創建:1533(天文2)年頃 本尊:十一面観世音菩薩
ご本尊の観音像は60年に1度のご開帳で、市指定重要文化財。
等身大(178.5cm)の寄木造りで平成2年の解体修復の際に
胎内文書が発見され、1583(天正11)年に氏勝の弟 直重が
修復を依頼したことなどが確認されたそうです。
境内に珍しい混生樹(寄り木)がありました。
モチノキ・タブノキ・スダジイの3種8株が根元で融合しています。
樹齢300年以上とか。市の天然記念物に指定されています。
自然の不思議を見たところで、史跡めぐりのツアーは無事終了です
今回は、足よりも頭の方がちょっと疲れました~(苦笑)
これからあちこち歩くうちに、今日見聞きしたことが
少しずつ繋がっていくことを期待して・・
お読みくださった皆様もお疲れサマでした!
それに対する?自然の力とでもいうのでしょうか、「混生樹(寄り木)」というもののすごさ…。初めて見ました。
これからもず~っと、生き続けてもらいたいですね。
前回のコメントでお寺の屋根のことをちょっと書きましたが、なんだか今日になってお寺の屋根の美しさに引き込まれてしまったようです。
ここに紹介されている屋根もそれぞれ美しいですね~!
わたしもこんなに(まるで絵葉書を見ているよう)きれいに撮ってみたいものです。
全体の根周りは7m以上もあるそうですよ。私も初めて見ました。
お寺の屋根って、重厚さと共にどこか優しさもありますよね。