2011-0415-man0180
万葉短歌0180 み立たしの0155
み立たしの 島をも家と 棲む鳥も
荒びな行きそ 年かはるまで 草壁皇子舎人等
万葉短歌0180 Shu1408 2011-0415-man0180
□みたたしの しまをもいへと すむとりも
あらびなゆきそ としかはるまで
○草壁皇子舎人等(くさかべの みこの とねりら)=第171歌参照。
2011-0415-man0180
万葉短歌0180 み立たしの0155
み立たしの 島をも家と 棲む鳥も
荒びな行きそ 年かはるまで 草壁皇子舎人等
万葉短歌0180 Shu1408 2011-0415-man0180
□みたたしの しまをもいへと すむとりも
あらびなゆきそ としかはるまで
○草壁皇子舎人等(くさかべの みこの とねりら)=第171歌参照。
2011-0414-man0179
万葉短歌0179 橘の0154
橘の 島の宮には 飽かねかも
佐田の岡辺に 侍宿しに行く 草壁皇子舎人等
万葉短歌0179 Shu1407 2011-0414-man0179
□たちばなの しまのみやには あかねかも
さだのをかへに とのゐしにゆく
○草壁皇子舎人等(くさかべの みこの とねりら)=第171歌参照。
2011-0413-man0178
万葉短歌0178 み立たしの0153
み立たしの 島を見る時 にはたづみ
流るる涙 止めぞかねつる 草壁皇子舎人等
万葉短歌0178 Shu1407 2011-0413-man0178
□みたたしの しまをみるとき にはたづみ
ながるるなみだ とめぞかねつる
○草壁皇子舎人等(くさかべの みこの とねりら)=第171歌参照。
2011-0412-man0177
万葉短歌0177 朝日照る0152
朝日照る 佐田の岡辺に 群れ居つつ
我が泣く涙 やむ時もなし 草壁皇子舎人等
万葉短歌0177 Shu1405 2011-0412-man0177
□あさひてる さだのをかへに むれゐつつ
わがなくなみだ やむときもなし
○草壁皇子舎人等(くさかべの みこの とねりら)=第171歌参照。
2011-0411-man0176
万葉短歌0176 天地と0151
天地と ともに終へむと 思ひつつ
仕へまつりし 心違わぬ 草壁皇子舎人等
万葉短歌0176 Shu1405 2011-0411-man0176
□あめつちと ともにをへむと おもひつつ
つかへまつりし こころたがはぬ
○草壁皇子舎人等(くさかべの みこの とねりら)=第171歌参照。
2011-0410-man0175
万葉短歌0175 夢にだに0150
夢にだに 見ずありしものを おほほしく
宮出もするか さ桧の隈みを 草壁皇子舎人等
万葉短歌0175 Shu1405 2011-0410-man0175
□いめにだに みずありしものを おほほしく
みやでもするか さひのくまみを
○草壁皇子舎人等(くさかべの みこの とねりら)=第171歌参照。
2011-0409-man0174
万葉短歌0174 外に見し0149
外に見し 真弓の岡も 君座せば
常つ御門と 侍宿するかも 草壁皇子舎人等
万葉短歌0174 Shu1400 2011-0409-man0174
□よそにみし まゆみのをかも きみませば
とこつみかどと とのゐするかも
○草壁皇子舎人等(くさかべの みこの とねりら)=第171歌参照。
2011-0408-man0173
万葉短歌0173 高光る0148
高光る 我が日の御子の 座しませば
島の御門の 荒れずあらましを 草壁皇子舎人等
万葉短歌0173 Shu1400 2011-0408-man0173
□たかひかる わがひのみこの いましませば
しまのみかどの あれずあらましを
○草壁皇子舎人等(くさかべの みこの とねりら)=第171歌参照。
2011-0407-man0172
万葉短歌0172 島の宮0147
島の宮 上の池なる 放ち鳥
荒びな行きそ 君座さずとも 草壁皇子舎人等
万葉短歌0172 Shu1400 2011-0407-man0172
□しまのみや かみのいけなる はなちどり
あらびなゆきそ きみいまさずとも
○草壁皇子舎人等(くさかべの みこの とねりら)=第171歌参照。
2011-0406-man0171
万葉短歌0171 高光る0146
高光る 我が日の御子の 万代に
国知らさまし 島の宮はも 草壁皇子舎人等
万葉短歌0171 Shu1400 2011-0406-man0171
□たかひかる わがひのみこの よろづよに
くにしらさまし しまのみやはも
○草壁皇子舎人等(くさかべの みこの とねりら)=以下23首への題詞の原文に「皇子尊宮舎人等」。
【編者注】ここから23首は、草壁皇子付きの舎人等による追悼歌群なので、作者名はない。編者は仮に集団名「草壁皇子舎人等」としておく。
2011-0405-man0170
万葉短歌0170 島の宮0145
島の宮 まがりの池の 放ち鳥
人目に恋ひて いけに潜かず 柿本人麻呂
万葉短歌0170 Shu1391 2011-0405-man0170
□しまのみや まがりのいけの はなちどり
ひとめにこひて いけにかづかず
○柿本人麻呂(かきのもとの ひとまろ)=第30歌参照。
2011-0404-man0169
万葉短歌0169 あかねさす0144
あかねさす 日は照らせれど ぬばたまの
夜渡る月の 隠らく惜しも 柿本人麻呂
万葉短歌0169 Shu1391 2011-0404-man0169
□あかねさす ひはてらせれど ぬばたまの
よわたるつきの かくらくをしも
○柿本人麻呂(かきのもとの ひとまろ)=第30歌参照。
2011-0403-man0168
万葉短歌0168 ひさかたの0143
ひさかたの 天見るごとく 仰ぎ見し
皇子の御門の 荒れまく惜しも 柿本人麻呂
万葉短歌0168 Shu1391 2011-0403-man0168
□ひさかたの あめみるごとく あふぎみし
みこのみかどの あれまくをしも
○柿本人麻呂(かきのもとの ひとまろ)=第30歌参照。
2011-0402-man0166
万葉短歌0166 磯の上に0142
磯の上に 生ふる馬酔木を 手折らめど
見すべき君が 在りと言はなくに 大伯皇女
万葉短歌0166 Shu1385 2011-0402-man0166
□いそのうへに おふるあしびを たをらめど
みすべききみが ありといはなくに
○大伯皇女(おほくの ひめみこ)=第105歌参照。
2011-0401-man0165
万葉短歌0165 うつそみの0141
うつそみの 人にある我れや 明日よりは
二上山を 弟背と我れ見む 大伯皇女
万葉短歌0165 Shu1385 2011-0401-man0165
□うつそみの ひとにあるあれや あすよりは
ふたかみやまを いろせとあれみむ
○大伯皇女(おほくの ひめみこ)=第105歌参照。