休載期間記事
2010-1101-man0000
万葉短歌0000 開肇献詠
訪ぬれば いづれか見ゆる ことなれば
さまよひ入らむ よろづ葉の森 悠山人
0000 万葉短歌0000 ShuA000 2010-1101-man0000
□たづぬれば いづれかみゆる ことなれば
さまよひいらむ よろづはのもり
○悠山人(ゆうさんじん)。
=万葉短歌 開肇献詠=
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2017-0220-man2398
万葉短歌2398 たまきはる2210
たまきはる よまでと定め 頼みたる
君によりてし 言の繁けし ○
2210 万葉短歌2398 ShuF081 2017-0220-man2398
□たまきはる よまでとさだめ たのみたる
きみによりてし ことのしげけし
○=柿本人麻呂歌集。
【編者注】「正述心緒(2368-2414、47首)」の第31首。女歌。
【原文】11-2398 玉切 及世定 恃 公依 事繁 作者未詳
2017-0219-man2397
万葉短歌2397 しましくも2209
しましくも 見ねば恋しき 我妹子を
日に日に来なば 言の繁けむ ○
2209 万葉短歌2397 ShuF072 2017-0219-man2397
□しましくも みねばこひしき わぎもこを
ひにひにきなば ことのしげけむ
○=柿本人麻呂歌集。
【編者注】「正述心緒(2368-2414、47首)」の第30首。男歌。
【原文】11-2397 蹔 不見恋 吾妹 日々来 事繁 作者未詳
2017-0218-man2396
万葉短歌2396 たまさかに2208
たまさかに 我が見し人を いかならむ
よしをもちてか また一目見む ○
2208 万葉短歌2396 ShuF072 2017-0218-man2396
□たまさかに わがみしひとを いかならむ
よしをもちてか またひとめみむ
○=柿本人麻呂歌集。
【編者注】「正述心緒(2368-2414、47首)」の第29首。男歌。
【原文】11-2396 玉坂 吾見人 何有 依以 亦一目見 作者未詳
2017-0217-man2395
万葉短歌2395 行き行きて2207
行き行きて 逢はぬ妹ゆゑ ひさかたの
天露霜に 濡れにけるかも ○
2207 万葉短歌2395 ShuF072 2017-0217-man2395
□ゆきゆきて あはぬいもゆゑ ひさかたの
あまつゆしもに ぬれにけるかも
○=柿本人麻呂歌集。
【編者注】「正述心緒(2368-2414、47首)」の第28首。男歌。
【原文】11-2395 行々 不相妹故 久方 天露霜 沾在哉 作者未詳
2017-0216-man2394
万葉短歌2394 朝影に2206
朝影に 我が身はなりぬ 玉かきる
ほのかに見えて 去にし子ゆゑに ○
2206 万葉短歌2394 ShuF072 2017-0216-man2394
□あさかげに あがみはなりぬ たまかきる
ほのかにみえて いにしこゆゑに
○=柿本人麻呂歌集。
【編者注】「正述心緒(2368-2414、47首)」の第27首。男歌。
【訓注】ほのかに(風)[12-3095髣髴所見而(ほのかにみえて)、下記注]。
【依拠本注-風】『法華経単字』(序品)に「風」をホノカと訓む。
【原文】11-2394 朝影 吾身成 玉垣入 風所見 去子故 作者未詳
2017-0215-man2393
万葉短歌2393 玉桙の2205
玉桙の 道行かずあらば ねもころの
かかる恋には あはざらましを ○
2205 万葉短歌2393 ShuF072 2017-0215-man2393
□たまほこの みちゆかずあらば ねもころの
かかるこひには あはざらましを
○=柿本人麻呂歌集。
【編者注】「正述心緒(2368-2414、47首)」の第26首。男歌。
【原文】11-2393 玉桙 道不行有者 惻隠 此有恋 不相 作者未詳
2017-0214-man2392
万葉短歌2392 なかなかに2204
なかなかに 見ずあらましを 相見てゆ
恋しき心 まさりて思ほゆ ○
2204 万葉短歌2392 ShuF072 2017-0214-man2392
□なかなかに みずあらましを あひみてゆ
こひしきこころ まさりておもほゆ
○=柿本人麻呂歌集。
【編者注】「正述心緒(2368-2414、47首)」の第25首。女歌。
【原文】11-2392 中々 不見有 従相見 恋心 益念 作者未詳
2017-0213-man2391
万葉短歌2391 玉かぎる2203
玉かぎる 昨日の夕 見しものを
今日の朝に 恋ふべきものか ○
2203 万葉短歌2391 ShuF072 2017-0213-man2391
□たまかぎる きのふのゆふへ みしものを
けふのあしたに こふべきものか
○=柿本人麻呂歌集。
【編者注】「正述心緒(2368-2414、47首)」の第24首。女歌。
【原文】11-2391 玉響 昨夕 見物 今朝 可恋物 作者未詳
2017-0212-man2390
万葉短歌2390 恋するに2202
恋するに 死するものに あらませば
我が身は千たび 死にかへらまし ○
2202 万葉短歌2390 ShuF072 2017-0212-man2390
□こひするに しにするものに あらませば
あがみはちたび しにかへらまし
○=柿本人麻呂歌集。
【編者注】「正述心緒(2368-2414、47首)」の第23首。女歌。
【原文】11-2390 恋為 死為物 有者 我身千遍 死反 作者未詳
2017-0211-man2389
万葉短歌2389 ぬばたまの2201
ぬばたまの この夜な明けそ 赤ひらく
朝行く君を 待たば苦しも ○
2201 万葉短歌2389 ShuF072 2017-0211-man2389
□ぬばたまの このよなあけそ あかひらく
あさゆくきみを またばくるしも
○=柿本人麻呂歌集。
【編者注】「正述心緒(2368-2414、47首)」の第22首。女歌。
【原文】11-2389 烏玉 是夜莫明 朱引 朝行公 待苦 作者未詳
2017-0210-man2388
万葉短歌2388 立ちて居て2200
立ちて居て たづきも知らず 思へども
妹に告げねば 間使も来ず ○
2200 万葉短歌2388 ShuF065 2017-0210-man2388
□たちてゐて たづきもしらず おもへども
いもにつげねば まつかひもこず
○=柿本人麻呂歌集。
【編者注】「正述心緒(2368-2414、47首)」の第21首。男歌。
【訓注】たづきも(態)[13-3261為便乃田付毛(すべのたづきも)]。
【原文】11-2388 立座 態不知 雖念 妹不告 間使不来 作者未詳
2017-0209-man2387
万葉短歌2387 日並べば2199
日並べば 人知りぬべし 今日の日は
千年のごとも ありこせぬかも ○
2199 万葉短歌2387 ShuF065 2017-0209-man2387
□ひならべば ひとしりぬべし けふのひは
ちとせのごとも ありこせぬかも
○=柿本人麻呂歌集。
【編者注】「正述心緒(2368-2414、47首)」の第20首。男歌。
【依拠本注-位】「位」は『広韻』『万象名義』に「列也」とある字。
【原文】11-2387 日位 人可知 今日 如千歳 有与鴨 作者未詳
2017-0208-man2386
万葉短歌2386 巌すら2198
巌すら 行き通るべき ますらをも
恋といふことは 後悔いにけり ○
2198 万葉短歌2386 ShuF065 2017-0208-man2386
□いはほすら ゆきとほるべき ますらをも
こひといふことは のちくいにけり
○=柿本人麻呂歌集。
【編者注】「正述心緒(2368-2414、47首)」の第19首。男歌。
【原文】11-2386 石尚 行応通 建男 恋云事 後悔在 作者未詳
2017-0207-man2385
万葉短歌2385 あらたまの2197
あらたまの 五年経れど 我が恋の
跡なき恋の やまなくもあやし ○
2197 万葉短歌2385 ShuF065 2017-0207-man2385
□あらたまの いつとせふれど あがこひの
あとなきこひの やまなくもあやし
○=柿本人麻呂歌集。
【編者注】「正述心緒(2368-2414、47首)」の第18首。男歌。
【原文】11-2385 麁玉 五年雖経 吾恋 跡無恋 不止恠 作者未詳