-- 巻十 秋相聞(10-2239~2311、七十三首) --
2016-0930-man2239
万葉短歌2239 秋山の2070
秋山の したひが下に 鳴く鳥の
声だに聞かば 何か嘆かむ ○
2070 万葉短歌2239 ShuE634 2016-0930-man2239
□あきやまの したひがしもに なくとりの
こゑだにきかば なにかなげかむ
○=柿本人麻呂之歌集。
【編者注】秋相聞(10-2239~2311、七十三首)の第1首。女歌。第2243歌左注により、以下7首は柿本人麻呂之歌集所収歌。
【訓注】したひが下に(したひがしもに=舌日下)[赤く色づく、黄葉。02-0217(長歌)秋山下部留妹(あきやまのしたへるいも)、09-1792(長歌)下桧山(したひやま)]。声(こゑ=音)。