2011-0430-man0197
万葉短歌0197 明日香川0170
明日香川 しがらみ渡し 塞かませば
流るる水も のどにかあらまし 柿本人麻呂
万葉短歌0197 Shu1428 2011-0430-man0197
□あすかがは しがらみわたし せかませば
ながるるみづも のどにかあらまし
○柿本人麻呂(かきのもとの ひとまろ)=第30歌参照。
2011-0430-man0197
万葉短歌0197 明日香川0170
明日香川 しがらみ渡し 塞かませば
流るる水も のどにかあらまし 柿本人麻呂
万葉短歌0197 Shu1428 2011-0430-man0197
□あすかがは しがらみわたし せかませば
ながるるみづも のどにかあらまし
○柿本人麻呂(かきのもとの ひとまろ)=第30歌参照。
2011-0429-man0195
万葉短歌0195 敷栲の0169
敷栲の 袖交へし君 玉垂の
越智野過ぎ行く またも逢はめやも 柿本人麻呂
万葉短歌0195 Shu1421 2011-0429-man0195
□しきたへの そでかへしきみ たまだれの
をちのすぎゆく またもあはめやも
○柿本人麻呂(かきのもとの ひとまろ)=第30歌参照。
2011-0428-man0193
万葉短歌0193 はたこらが0168
はたこらが 夜昼といはず 行く道を
我れはことごと 宮道にぞする 草壁皇子舎人等
万葉短歌0193 Shu1418 2011-0428-man0193
□はたこらが よるひるといはず ゆくみちを
われはことごと みやぢにぞする
○草壁皇子舎人等(くさかべの みこの とねりら)=第171歌参照。
2011-0427-man0192
万葉短歌0192 朝日照る0167
朝日照る 佐田の岡辺に 鳴く鳥の
夜哭きかへらふ この年ころを 草壁皇子舎人等
万葉短歌0192 Shu1417 2011-0427-man0192
□あさひてる さだのをかへに なくとりの
よなきかへらふ このとしころを
○草壁皇子舎人等(くさかべの みこの とねりら)=第171歌参照。
2011-0426-man0191
万葉短歌0191 けころもを0166
けころもを 時かたまけて 出でましし
宇陀の大野は 思ほえむかも 草壁皇子舎人等
万葉短歌0191 Shu1414 2011-0426-man0191
□けころもを ときかたまけて いでましし
うだのおほのは おもほえむかも
○草壁皇子舎人等(くさかべの みこの とねりら)=第171歌参照。
2011-0425-man0190
万葉短歌0190 真木柱0165
真木柱 太き心は ありしかど
この我が心 鎮めかねつも 草壁皇子舎人等
万葉短歌0190 Shu1414 2011-0425-man0190
□まきばしら ふときこころは ありしかど
このあがこころ しづめかねつも
○草壁皇子舎人等(くさかべの みこの とねりら)=第171歌参照。
2011-0424-man0189
万葉短歌0189 朝日照る0164
朝日照る 島の御門に おほほしく
人音もせねば まうら悲しも 草壁皇子舎人等
万葉短歌0189 Shu1414 2011-0424-man0189
□あさひてる しまのみかどに おほほしく
ひとおともせねば まうらかなしも
○草壁皇子舎人等(くさかべの みこの とねりら)=第171歌参照。
2011-0423-man0188
万葉短歌0188 朝ぐもり0163
朝ぐもり 日の入り行けば み立たしの
島に下り居て 嘆きつるかも 草壁皇子舎人等
万葉短歌0188 Shu1414 2011-0423-man0188
□あさぐもり ひのいりゆけば みたたしの
しまにおりゐて なげきつるかも
○草壁皇子舎人等(くさかべの みこの とねりら)=第171歌参照。
2011-0422-man0187
万葉短歌0187 つれもなき0162
つれもなき 佐田の岡辺に 帰り居ば
島の御橋に 誰れか住まはむ 草壁皇子舎人等
万葉短歌0187 Shu1411 2011-0422-man0187
□つれもなき さだのをかへに かへりゐば
しまのみはしに たれかすまはむ
○草壁皇子舎人等(くさかべの みこの とねりら)=第171歌参照。
2011-0421-man0186
万葉短歌0186 一日には0161
一日には 千たび参りし 東の
大き御門を 入りかてぬかも 草壁皇子舎人等
万葉短歌0186 Shu1411 2011-0421-man0186
□ひとひには ちたびまゐりし ひむがしの
おほきみかどを いりかてぬかも
○草壁皇子舎人等(くさかべの みこの とねりら)=第171歌参照。
2011-0420-man0185
万葉短歌0185 水伝ふ0160
水伝ふ 磯の浦みの 岩つつじ
茂く咲く道を またも見むかも 草壁皇子舎人等
万葉短歌0185 Shu1411 2011-0420-man0185
□みづつたふ いそのうらみの いはつつじ
もくさくみちを またもみむかも
○草壁皇子舎人等(くさかべの みこの とねりら)=第171歌参照。
2011-0419-man0184
万葉短歌0184 東の0159
東の たぎの御門に 侍らへど
昨日も今日も 召す言もなし 草壁皇子舎人等
万葉短歌0184 Shu1411 2011-0419-man0184
□ひむがしの たぎのみかどに さもらへど
きのふもけふも めすこともなし
○草壁皇子舎人等(くさかべの みこの とねりら)=第171歌参照。
2011-0418-man0183
万葉短歌0183 我が御門0158
我が御門 千代とことばに 栄えむと
思ひてありし 我れし悲しも 草壁皇子舎人等
万葉短歌0183 Shu1411 2011-0418-man0183
□わがみかど ちよとことばに さかえむと
おもひてありし われしかなしも
○草壁皇子舎人等(くさかべの みこの とねりら)=第171歌参照。
2011-0417-man0182
万葉短歌0182 鳥座立て0157
鳥座立て 飼ひし雁の子 巣立ちなば
真弓の岡に 飛び帰り来ね 草壁皇子舎人等
万葉短歌0182 Shu1408 2011-0417-man0182
□とぐらたて かひしかりのこ すだちなば
まゆみのをかに とびかへりこね
○草壁皇子舎人等(くさかべの みこの とねりら)=第171歌参照。
2011-0416-man0181
万葉短歌0181 み立たしの0156
み立たしの 島の荒磯を 今見れば
生ひずありし草 生ひにけるかも 草壁皇子舎人等
万葉短歌0181 Shu1408 2011-0416-man0181
□みたたしの しまのありそを いまみれば
おひずありしくさ おひにけるかも
○草壁皇子舎人等(くさかべの みこの とねりら)=第171歌参照。