日本の屋根裏人のワイコマ日記です

日本の屋根と云われる北アルプスの山々は、世界遺産の富士山に次ぐ名峰の数々、この素晴らしい環境の麓から発信する日記です。

信州の山国ならではの悩み

2019年08月26日 08時25分40秒 | Weblog
今朝も気温は17度涼しい朝を中山道に沿って
塩尻の宗賀洗馬宿の肘掛けの松の手前までを
歩いて往復してきました。朝は雲がどんより
としていたので、念の為折りたたみ傘を後ろ
ポケットに忍ばせながら歩いてきました。
皆さんは松くい虫被害と言うものをご存知で
しょうか??マツクイムシは(「マツノザイセ
ンチュウ」と「マツノマダラカミキリ」)で
松くい虫被害は、マツノザイセンチュウとい
う小さな線虫とその線虫を運ぶマツノマダラ
カミキリによって、1~2か月で松の樹や松林
全体が真っ赤になって枯れる伝染病です。
主にアカマツとクロマツが枯れます。カラ松
は枯れません。
マツノザイセンチュウは体長1mm程度の線虫
であり、松の樹体内に入って爆発的に増殖し
ながら松の生理異変をもたらし、松を枯らし
てしまいます(メス1匹の産卵数は約100個で
卵がう化してから親になるまで3~5日と言わ
れています) マツノザイセンチュウは自分で
松から松へ移動することはできません。
マツノマダラカミキリは体長2~3cm程度の
昆虫です。このカミキリは、6月中~下旬頃
に成虫となって健全な松の枝をかじって栄養
をとり、7~9月頃に衰弱した松を探し出して
卵を産み、ふ化した幼虫は松の内樹皮を食べ
ながら越冬して6月中~下旬頃に成虫となる・
いうサイクルを繰り返しています。
このカミキリだけでは松を枯らすことはあり
ませんが、マツノザイセンチュウはカミキリ
が成虫になった時に体に入り込み、カミキリ
が健全な松を食べた樹皮の跡からマツノザイ
センチュウが松の中に入ってしまい松を枯ら
してしまうといった「マツノザイセンチュウ
の運び屋」となっています。
このカミキリは標高約900m以上では繁殖しに
くいと言われていますが、今のところ標高の
高い場所では松くい虫被害は拡大していませ
んが標高の高い場所も油断できない状況です。
そのマツクイムシの被害が私の街にもアチラ
コチラで広がってきています。











ここはオオマツヨイグサの群生の畑 まさか
栽培しているのでは無いと思いますが・・











コメント (6)
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