今朝の信州塩尻は気温氷点下7度、空は概ね晴れ模様
北アルプスは雪雲の中に隠れています。例年並みの寒
い朝を迎えています。予算国会が開催されていますが
その状況について、読売新聞の報道をお借りして共に
考えてみました。
政府は2025年度予算案を修正する方向で調整に入った
自民、公明両党が、高校授業料無償化、社会保険料の
負担軽減等を求める日本維新の会、「年収103万円の壁」
について与党の決めた123万円をあくまで178万円に引
き上げ幅の拡大を主張する国民民主党、との協議で折
り合えば、歳出の増加を伴う修正を容認する。方向の
ようです。仮に政府がそり予算案の修正を行ったとす
れば、1991年度予算以来となるようです。
「主な予算案の修正要求」は上記の日本維新の会と国
民民主党の要求のほか、立憲民主党も予算案の中の無
駄な市出の削減、其の削減分で公立小中学校の給食費
の無償化などを訴えている。
複数の政府・与党関係者からは現在の議席数が、自公
両党は衆院で過半数を割り込んでおり、野党の要求の
一部を盛り込まざるを得ないとの判断に傾いていると
語っているようです。予算を年度内に自然成立させる
には、3月2日までの衆院通過が必要で、その予算の
修正作業には1~2週間程度かかるとされる。政府は
与野党協議の結果を受け、2月中旬頃から修正作業に
入る段取りを描いている。
維新が要求する高校授業料の無償化には約6000億円が
必要とみられ、自公両党と維新は開始時期や所得制限
撤廃のあり方などを巡って協議を続けているようです。
維新は社会保険料の負担軽減策も求めており、前原誠
司共同代表は30日の記者会見で「教育無償化、社会保
険料を予算案の賛否の条件にしたい」と述べています。
国民民主は減税につながる「年収の壁」の見直しを訴
えており、与党が決めた123万円への非課税枠の引き
上げでは不十分だとして、あくまでも178万円を主張
しています。兆円単位の財源不足が生じる可能性があり
ますが、与党内にも一定の積み増しを容認する声があ
るのも事実のようです。そこでこの103万円の壁が178
万円に改正されたとき、一般的に本人が5万円程扶養者
がやはり5万円ほど、仮に一家で10万円位の減税とな
り庶民の財布や、働き方も大分改善されると思います
しかし、一番得するのは国会議員さんたちの高額所得
者たちです、我が国の所得税率は累進課税ですから高
額所得者の税率はうなぎのぼりに高い、なので議員さ
んはじめ高額所得者は庶民の4倍から7倍位の税金が
減少して、更に可処分所得格差が増大する結果となる
と想像しています。なんとも国民民主党の改正案に対
して、私としては複雑な心境です。
2025年度予算案の一般会計総額は過去最大の115兆
5415億円で、野党の主張を受け入れれば、歳出はさら
に膨らむ可能性があり。立憲民主党は不要な予算の
削減と公立小中学校の給食費無償化などを求めていて
それに対しても今後の論戦が期待されます。
さてどんな方向に進むのか??石破総理はじめ与党の
力量が試されます。
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