平地トレイルランナーの憂鬱 

~7年掛かって信州三大100kmレースを完走。まだまだFinishの充実感を求めて走ります。~

2018 富士山頂往復マラニック ⑤雑感

2018-08-14 | 富士山頂往復マラニック

参加費は3776円。このうち1000円が富士山保全協力金として支払われているので、実質マラニック運営費は一人当たり2667円です。
個人の呼びかけ大会とは言え、こんな少額で運営が成立しているのか甚だ疑問です。
スポンサー・協賛はなしなので、きっとこれでやっているのでしょう。
4か所(33km・79km・山頂・ゴール)あるエイドの軽食は後半ランナーのワタクシでも残っていたし、大手のどこかのレースと大違い。必要十分な準備をしてくれたのでしょう。
駅からのアクセスバスやリタイヤバスが有れば便利だけれど、無くても不自由じゃないです。
連絡事項だって必要十分、不具合はないです。
スタッフはざっと数えて20名位。エイドとスタート/フィニッシュ会場を移動してサポートしてくれます。
また、私設エイドも数か所ありましたが、同じ方が移動しながらサポートしてくれました。
今回は本当に、人に感謝です。

距離112km・標高差3776m・制限時間24時間のこのマラニック、完走率は例年6割。
かなりハードです。
気温差も30度と多くのランナーを苦しめます。こんなレースは国内では他にありません。
それだけに攻略しがいがあって、名物大会として後世に残してほしいと思います。

今回、完走できて本当によかった。
人気大会のようなので、来年以降は人に譲ります。
ありがとう、ゼロ富士。

《追記》
今年の完走率、42.7%。


2018 富士山頂往復マラニック ④アクセス&宿泊

2018-08-11 | 富士山頂往復マラニック

アクセスは電車を利用、私鉄・JRの在来線を乗り継いで約4時間。
尻が痛くなったぜ。
最寄りの吉原駅から会場までは約3km。今年は歩いて行くつもりでいましたが、
「タクシー使いませんか」のお声掛けに、二つ返事でOK。
会場までは1台1500円程でした。体力温存大事。
同士を集めて帰路も同様に。

マラニック後、富士駅そばのスーパー銭湯が利用できます。
ゆっくり湯につかりたいところですが、せっかちなワタクシは帰りの電車が気になってしょうがない。
下手をすれば終電を逃しかねませんから。

なので、ワタクシは後泊をチョイス。沼津の駅前にビジネスホテルを確保しました。
夜は沼津の町でうまい物を食すつもりだったのです。
ところが、マラニックでさんざん飲み物ばかりを取ったワタクシの胃袋。
腹は減っているのに全く食欲のない状態に・・・。何も食べる気になりません。
結局、夕飯はコンビニ飯に。さいわい好物のネギトロ巻きがありました。
ビール3本とネギトロ巻きとアボガドサラダで沼津の夜はふけていきました。
(朝食のうなぎ丼)
久しぶりのビジネスホテルは快適でした。


2018 富士山頂往復マラニック ③マラニック復路

2018-08-08 | 富士山頂往復マラニック

さて、復路です。

山頂で少しのんびりしたり、おむかえ隊の接待をまたまた受けたりして、下山開始は8:13。
下山路は御殿場口~宝永山経由を選択しました。


プリンスルートと呼ばれるこのコース。登山客は少ないし、砂礫で脚に少しやさしいし、富士宮口と比べれば急坂でないし、まぁお勧めだと思います。
レースモードでガンガンいくつもりなら走れます。ワタクシは安全運転ですけど。
下りの脚は別なようで、思いのほか脚は動きました。
まだまだいけるぞ、俺!。

ちょうど2時間で五合目に到着。
さて、長~いロード区間の始まりです。Finishまで49.2km。未知のゾーンに突入します。
下りっぱなしなんで行けるでしょ。ロードなのである程度、時間が読めるし。

酸素の巡らなくなった頭で一生懸命に考えます。
Finish安全圏が浅間神社(97km):15時
      西臼塚エイド(79km):13時  が目安でしょう。
浅間神社からは全歩きでも行ける安全圏です。

チョット抑え気味のペースで走ればいいんでしょうけど、先の不安からオーバーペースになりがちです。
抑えて・抑えて・・・。 
林間を走るので涼しいのがありがたい。


結局、西臼塚エイドには五合目から16kmを2時間。12:23着。ゆっくりしたいですが先を急ぎましょう。


約90km、クワガタポイント、13:50。クワガタ・カブト販売を専門で扱っているお店らしいです。
かぶり水ができる名物私設エイド。
ここからは街中に入って、自販機・コンビニがあるので補給の心配はなくなります。
さあ、浅間神社までもう少し、15時を目標に頑張りましょう。

街中に帰ってくると木陰はなくなり、標高も下がるのでかなり暑くなってきます。
右側からは強い陽射し、左側からはコンクリ壁の輻射熱・・・。
影のある道の反対側を走りたいけど、あちら側には歩道がありません。
暑い~~。


目標、浅間神社:15時。これにこだわり過ぎてオーバーペースになったようです。
浅間神社の水場にへたり込んでしまいました。ウゥ~ッ、気持悪い。
どうやらこれは熱中症です。
神社裏の祠の前に横たわらせてもらいます。お祭りなので人が来るけどお構いなし。

リタイアの決心をしました。もう動けない。ここからスタート地点に戻るには・・、っと思案しておりました。
でも、少しウツラウツラして、時計を確認するとワタクシに残時間は2h45。
そうワタクシは6時スタートじゃなくて6時20分スタートだったのです。この20分に救われました。
2h45あるならRun&Walkで行けるでしょう。再び走ります。

15kmの市内ロード区間、最後の灼熱の難所。幸いに薄曇り・向かい風微風です。
周りのランナーは居なくなり、ワタクシが時間内完走の最終ランナーだと思っておりました。

2度のコンビニピットインを経て、Finishは17:57。


往路 13h10
復路 10h27  往復23h37

消費
おにぎり4つ、水4リットル+α、粉飴300g、アイス2つ、エネルギーゼリー2つ、練梅、飴6つ、野菜シュース3本、他。













2018 富士山頂往復マラニック ②マラニック往路

2018-08-06 | 富士山頂往復マラニック

ゼロ富士、参加してきました。


午後6時、田子の浦灯台前をスタート。薄曇り微風、長い闘いの始まりです。
50人ずつのウェーブスタートのワタクシは第5組。最後尾からゆっくり進む作戦で行きます。
5km程のコンビニに早くもピットイン。幸い予定していたおにぎりを購入する事ができました。
グループからは置いて行かれて1人ぼっちに・・・。まぁ迷子にはならないでしょう。

浅間神社着、20:13。前回より-20分。想定内です。

神社からは急坂になりますのでウォーキング開始。間もなく2度目のコンビニピットイン。
今度は水の補給です。ここまであまり飲んでないつもりでも1リットル消費してました。

道はやがて郊外へ。ここからが超長い!。
真っ暗な道をライトの明かりのみで進みます。足元はロードなので危ない事はないです。
ほぼほぼ歩きで、たまに走り。焦らず心を無にして・・・。
前回より周りのランナーが少ないので、ボリュームゾーンからは大きく遅れていることを実感します。まぁ焦らずに。


標高1000m通過、22:56。
気温が下がってきました。雲の中に入った様で濃霧と少しの降雨あり。


33km西臼塚駐車場エイド着、23:47。
唯一の公式エイド。水の補給と軽食あり。アンダーシャツを着ておにぎりを口に。
ここで上りロード区間の約半分。少しは先がみえてきました。

料金所跡を過ぎると交通規制区間。夜中でもタクシー・バスの通行はあります。
この区間、前回はそこそこに走れて得意意識があったのですが、今回はダメでした。
気合の問題か走力ダウンか?。ここを快走する為に前半おさえたのに走れず、自信なくすよなーッ、なんて思いながら歩いてました。
今回は夜景も星空も見えず。Orz。

五合目着、3:25。
寝ている方もいますが、じっとしていては冷えてしょうがない。
ささっと準備して出発です。雨具のズボンと薄手のウィンブレを着用して、おにぎりIN。

登山区間は体がロードからトレイルに切り替わるまでがチョット難しいです。
まぁスローペースで行けばいいんですが、いきなりの急登と岩に躊躇します。


日の出を迎えたのは3000m地点。
高度のせいで頭がクラクラします。落ち着いて呼吸法・呼吸法。
もう疲労困憊でペースが上がりません。下りの脚が残っているのか甚だ不安になります。

浅間神社奥宮着、7:05。
登山区間は3h25かかりました。
お鉢巡りは中止です。そんな余裕はございません。
ここには山頂おむかえ隊が待機していて接待してくれます。寒風吹く所ご苦労様です。
暖かいコーヒーがありがたい。


剣ヶ峰着、7:30。海から25h10かかりました。
運んだ小石を碑に置いて、ミッションコンプリート!。
ここは風がないので少しのんびりしましょう。


2018 富士山頂往復マラニック ①トレーニング&作戦

2018-07-29 | 富士山頂往復マラニック

もうすぐ楽しい真夏のマラニック、112kmも走らせてもらえる。
いつもの様にトレーニングを振り返って、作戦をたてます。

トレーニング期間は5月のART後から3ヶ月。
5月はほぼ休息期間。6月になってRUN再開したけど体が重くてしょうがない。ゆっくりで短距離でも走るようにしました。
ようやく走れる感が出てきたのが7月。週末の筑波山でのトレーニングをメインにしました。
中腹の坂ロードトレが3回、登山道が1回(この時は暑さに負けて途中中止)、御殿場口の富士登山が1回。直前の週末は台風襲来の為、山行は中止。累積標高は〆て7600mでした。
週日は公園での周回走でスピードトレーニングのつもりが、やはり体が重くてダラダラとしか走れませんでした。
体の仕上がりはまぁまぁって感じですかね。速度が全然出なくなっちゃったのが悩みの種。
それから、やらなきゃいけないのは分かってるんですが、体幹トレ・ストレッチは極少です。



作戦です。
片道56km・標高差3776mのコースは以下の様に区分けされます。
① 0~15km 浅間神社までの平野部
② ~49.2km 新五合目までの上りロード区間
③ ~56km  富士山頂までの登山路
これを往復します。

①区間 平野部とはいえ上り傾斜です。気温はまだ高いはず。まだ先は長いのでゆっくり進むつもり。前回は浅間神社の拝観時間がPM8時までなので、これに間に合いたくてチョットハイペースだったのですが、今回は閉門していてもいいや。ゆっくり行きます。懸念材料はコンビニでのおにぎり売り切れ問題。ワタクシはウェーブスタートの第5組なんです。

②区間 上りっぱなしの34km。坂バカにはたまらない区間でしょう。前回経験から坂が走れるか走れないかは、どうやら気温によるらしい。なので高温のうちは無理しない。後半に温存作戦。ただ問題はこの区間、超長い!! Orz 。

③区間 登山区間は6.8km。まぁ焦らずに淡々といきます。前回奥宮までは3h10。剣ヶ峰までは+20分ってところだったでしょうかね。寒さ対策が肝。気候が良ければ軽装で行けるけど、去年同様で通じると思ってはいけない。
AM6時までに到着できれば、お鉢巡りをするつもり。



④ 往路③区間 御殿場口下山路を使うつもり。コースロストしてしまう方がいるらしいけど、ワタクシはまぁ大丈夫でしょう。砂礫対策でスパッツが推奨されてますが、熟慮の末、不採用にしました。軽量化大事。

⑤ 復路②区間 これは未知の区間となります。まぁ淡々と下るのみ。これに合わせてシューズはホカオネオネをチョイスしました。日陰を選んで走りたいけどルールでは、歩道もしくは右側走行が義務付けられています(上りでは一部左側可)。これも我慢の区間となるでしょう。

⑥ 復路①区間 たぶんここに入りてくるのは日中の暑い時間、暑さとの闘いになりそう。酷暑なら運動休止です。時間に余裕があれば浅間神社の湧水で脚を冷やしたいところ。3:30神社発でもいいか。まぁのんびり行きます。コースロストが心配です。分岐を右に行って左ね。

水は①区間1リットル、33km公設エイドまで1リットル、それ以降2リットル。
エネルギーは粉飴300g/9時間分。おにぎり4つ。  の予定。
後は練り梅と飴。
足りない分は、後半のコンビニで補給予定。

Finishするとおもてなしと称して、飲み物とマッサージの接待があるらしい。
 が残っているといいな。


ゼロ富士に当選

2018-04-06 | 富士山頂往復マラニック

”ゼロ富士”と言われる富士山頂往復マラニックに当選。
今年は抽選になりました。
『当選者には4月上旬にメールします』っていうシステムでしたので、首を長くして待っておりました。
諦めていた本日、当選メールが届いてくれました。
あと1日遅ければ、代替えレースにエントリーしてしまう所でしたよ。
当落を気をもんで待っているというのも嫌なもんです。
発表の日時は明言されてなくて、落選者に通知はきません。
まぁ、個人企画のイベントなので多くは求めない事にしましょう。
ちなみに倍率は484/223で2.17倍です。


これで夏のメインイベントが決まりました。
去年は山頂までのハーフコースに参加、でもこれは少数派で大多数の参加者は往復コースに挑みます。
初富士登山がゼロ富士なんていう方がいてオッタマゲーです。
今年はコンプリートを目指します。
さあ、体を作って作戦を練って臨みましょう。

過去記事参照 ⇒


実は昨日、落選用の記事も下書きしておりました。





2017富士山頂往復マラニック ⑥アクセス・その他

2017-08-13 | 富士山頂往復マラニック

アクセスは在来線+タクシーを利用。電車を乗り継いで我が家から4時間。午後3時過ぎには吉原駅に降り立った。
時間もあるし涼しいので会場まで歩いても良かったんだけど、ここは体力温存策をとってタクシーを選択。幸い参加者と同乗ができて1台1410円也。

下山は我が家へのアクセスが良いので吉田口へ。
すっかり疲れ果ててもう富士山卒業の気分でしたので、山頂山小屋の高いラーメンも食べてしまいました。900円也。
インスタントでしょうけどメンマ・ワカメが乗っていて値段の価値あり、空っぽの胃の腑に味噌味が染み渡ります。ビールまで追加したら魂を抜かれてしまいます。
 
五合目ではこれまた最後であろうと、富士山カツカレーを食す。  旨し。

さすがに土曜日の昼では人の多さにびっくらこ。富士山銀座とはよく言ったもんだ。

吉田口五合目からは高速バスも出ていて便利。この時間の乗車では遅延なく新宿に到着しました。

次回往復時の帰路をどうするかが課題。
夕方6時にFinishして我が家まで帰れるか?。風呂には入りたいし、何より寝てない。
駅前で一泊して静岡の美味いものを食べるのが無難そう。





開会式では富士の山を歌うのが恒例。
ワタクシも心を込めて大きな声で歌った。 いい歌だぁ。


コースと高低図
 
綺麗に裾野を広げたもんだ、50kmの上り坂をとれるコースは他にはないであろう。


2017富士山頂往復マラニック ⑤次回に向けて

2017-08-09 | 富士山頂往復マラニック

初回参加の富士山頂往復マラニック。タイムテーブルが上手くできていると思いました。
夕方6時スタートで往路の暑さは最低限に抑えられています。(それでも滝汗だけど)
ランナーの多くは登山路で夜明けを迎える。速いランナーは山頂での御来光を拝むことができます。
復路のラスト20kmが完走のキー。いかに暑さに耐えるか・・・。でもこの間コンビニが豊富にあり金さえ払えば補給はどうにかなります。

往路を経験しての次回への備忘録を記しておきます。
〇往路は私設エイドなし。18km位でで塩サプリを1粒もらったのみ。
〇往復路で33kmから79kmまではノンサポート。この区間の水と食料をどうするかが肝となる。(山小屋はある)
水は15kmまでで1リットル、更に33kmまでで1リットルあれば良さそう。その先33kmからは2リットルあればどうにかなるであろう。
食料は33km・五合目・山頂・五合目でオニギリを入れたい。
〇荷物の軽量化を図る。
〇シューズはホカオネオネ
〇山頂まで12時間で行きたい。11時間で到達ならお鉢巡りも可能か?。


海抜0mから富士山頂まで登り、さらに0mまで戻ってくる。総距離112km。
なんと壮大なイベントを考案したことか!。
何よりリスペクトなのは、登頂だけで気持ちを切らさずに海まで56kmの距離を帰って来ること。
登頂で普通、達成感・満足感充分でしょ。気持ちが切れるにきまってます。
今回約250名の参加者のうち9割が往復コースに挑んでいます。まじリスペクト!!。

次回へ向けての備忘録なんて書いてますけど、正直2回目は無いなと思って富士山を下りてきました。
もう富士山を卒業する気になっていたんです。
でも、少し時間が経つとヘトヘトに疲れ果てた事など忘れて、チャレンジしたい気持ちが湧いてきます。
手を伸ばせば届きそうなFinishを目指そうと思います。


2017富士山頂往復マラニック ④マラニック

2017-08-06 | 富士山頂往復マラニック

マラニックと題したイベントですけど、ワタクシにとってはマラニックもレースも同じです。
”ベストな走力を出すのみ”。完走すればコンプリート。
順位とかタイムはあまり気にしません。

さて、スタートです。
約250名の参加者が50名づつウェーブスタートしますんで、落ち着いたもんです。


どんなペースで走ったらいいか分かりません。気温約30度、高湿度、無風、滝汗不可避でしょう。
いいペースの人に付いて行きますが、息が切れてしょうがない。

1cp浅間神社(15km)までは市街地を走ります。やっぱり緩やかに上ってますなぁ。
時刻は夕食時、楽し気なファミレス・焼肉店を横目で見ながら走ります。何と酔狂な我々か。

雲が切れて山頂が・・・。天候の回復を予感させます。

浅間神社を過ぎると道はやがて郊外に。
17km付近でコンビニ補給。幸い数個残っていたオニギリをゲットすることが出来ました。
1リットル用意したハイドレはほぼ空に、1.5リットル水を購入です。

まだ気温は高く、前半のペースがたたったのか全然走れなくなってしまいました。
上り坂に対応できない。急坂に感じてウォーキング開始です。
林の中のロードを進むのみ、見えるのはライトに照らされた足元だけで気が紛れない、シンドイ時間の始まりです。
まだまだ先は長い。気が遠くなってしまいます。全部歩きで行くのか?・・・。

我々の気持ちを癒してくれるのは、たまに現れる看板のみ。

やっと現れた標高1000m看板。(2cp)
1000mを過ぎると走れる上り坂が現れ始めました。傾斜8%はOK、10%はNGって感じです。
でも後で高低図を見てみますと、1000mまでが特段に傾斜がきつい訳ではなく、これは暑さの為でしょう。

まだまだ我慢の走り(歩き)、周りのランナーも同じペースです。

五合目まで何時間かかるのか?、五合目から何時間かかるのか?
見当もつかないでいました。
1km10分で進めているのか、登山区間の標準コースタイム4:20をどれだけ短縮できるか。
制限時間でFinishできるのか?。案外、厳しい制限時間なのではないか?・・・。
(この時、制限時間15時間を14時間と勘違い)


33km西臼塚駐車場エイド着、23:23。
唯一の公式エイド。でも個人企画なので多くを求めてはいけません。
水と数種のドリンク、軽食。タイミングが良ければそうめんにありつけます。
ここでロード区間のほぼ2/3、少しは先が見えてきました。

走行中、話を交わすのはどういう訳か初参加の方ばかり、ワタクシの走行ゾーンはきっとこうだったんでしょう。
ワタクシは山頂まで上がってしまえばFinishの片道コース。水も食料もそこまでケアすればOKって感じで気が楽です。
ゼロ富士をやるだけでも大したものなのに、往復の方はまた帰って来るなんてマジにリスペクトです。

スカイラインに入ると気温が下がったせいか走れるパートが増えてきました。
木々の間から夜景も見える様になり、星空も綺麗です。ようやくランを楽しめる様になりました。

横から月に照らされる。

5cp新五合目着2:55。長いロード区間も終わり。
登山区間に備えてオニギリを食べて、アンダーシャツを変えて雨具の下だけ履きます。
じっとしていると寒さで震えがくるので歩き出しましょう。

富士宮登山道は溶岩石の階段状で歩きづらい、ランニングシューズではなおさら。視界は狭いし、なかなかペースが上がりません。
ようやく体が切り替わったのが七合目、ずいぶん時間がかかりました。

雲海が綺麗です。今日も暑くなりそう。

日の出を迎えたのは八合目でした。

山頂手前で渋滞にはまりましたけど、ほんの100m。富士宮口山頂には6:30着。
五合目からは3h10ってところでした。

剣ヶ峰着6:53。
 
海岸から持ってきた小石を置きます。ミッションコンプリート!。
海抜0から12h38。達成感半端ないっす。





















2017富士山頂往復マラニック  ③作戦

2017-08-03 | 富士山頂往復マラニック

初参加のレースは不安なもんです。イメージ全然できません。
そんな訳で作戦は ”ノープラン!”
ペース表も作ってません。
体の声に耳を傾けながら、そこそこのペースで進めれば良しです。

50km先の五合目登山口までが勝負だと思っています。そこまで行けば先が見えます。
出来るだけ五合目までは走りたい。斜度は10%らしいので歩きと走りのミックスで行けるかな?。
緊張感を持って、いくつかあるらしい私設エイドでは長居しない様にします。

気温差30度はありそうなこのイベント、幸いワタクシは片道コースなので山頂で終わりです。後半の寒さにだけ対応すればよし。
富士は何度も登ってますが、実は夜間登山は初めてなんです。山頂の明け方の寒さは今回初体験。
ダウンにウィンブレ・ゴア雨具を用意しました。脚のタイツは思案中。
標高が上がり遅くとも五合目ではロングアンダーと雨具下を着るつもり。
あとは気温に合わせて重ね着していく。

前半ではどんだけ汗をかくか、水がどれだけ必要か分からない。
最終コンビニが20km弱なので、cp1浅間神社(15km)を過ぎたらコンビニ補給する。
15kmまでの水分とすると、1リットルも有れば充分だろう。
コンビニでは山頂までの水分として1.5~2リットルの補給が有ればOKかな?

食料はエネルギージェルを10時間分用意した。
コンビニではオニギリを2~3個買い足し予定。私設エイドもあるようなので楽しみにしている。


参加の皆さま、よろしくお願いします。