平地トレイルランナーの憂鬱 

~7年掛かって信州三大100kmレースを完走。まだまだFinishの充実感を求めて走ります。~

立山登山マラニック ⑥反省・次回にむけて

2016-09-02 | 立山登山マラニック

ワタクシのロングレースの定石7分/kmでは、とてもとても歯が立たなかった。
段々傾斜がきつくなるコースでは脚を温存しても、走れないものは走れない。
春~夏の走り込み不足の為、その速度でしか走れなかったのだ。

完走扱いにしてくれたけど、室堂関門には35分遅れた。
晴れていれば、山頂を見上げて悔し涙を流したところだ。

余裕を持って山頂に行くのは、室堂エイドにあと1時間早く着かねばならない。
あのコースで1時間短縮はしんどいなぁ。
走力アップとエイドでの時間短縮で40分位はどうにかなるかな。

簡単に走力アップなんていうけど、もう以前できていていた事ができなくなる年頃ですからね。Orz。

後半追い上げ型より前半先行型、そして失速することなく後半へつなげること。
こんなところが次回の作戦かな。


宿は今回と同じ駅前の安宿。
夕食は新幹線で駅弁にして、夜は出来るだけ早く寝る。
起床は1:45。2:30のバスに乗るにはこの時間。
携帯食料はエネルギージェルが5本もあればいいだろう。
今回3本分消費。自作ジェルは重いので市販品にしようかな。

来年参加するかどうかは、ちょっと考える。
魅力は充分あるけど、他のレースとの兼ね合いもあるし・・・。
参加するなら問題は盛夏のトレーニング。暑い時期にトレのボリュームをかけられない。
再来年にするなら問題は年齢的な衰え。これって気力の衰えなんでしょうけど。いかがなものか。
早いうちに、やっつけちゃいたい。



立山登山マラニック ⑤雑感

2016-09-01 | 立山登山マラニック

雑感を少々書いておきます。

○人々
ここに参加しているランナーは総じてレベルが高い。7分/kmのペースではビリッ尻。
ウルトラってこんなペースでOKでしたよね。
かなり走力のある人が夏のトレーニングとして利用しているのかも。
年齢層はかなり高め。還暦ランナーが3割をしめ、20代はゼロなんじゃないかな。

ボランティアの方々の年齢層も高め。山岳会か走友会が協力してくれてるんでしょうな。

私設エイドも数ヶ所あり。
こちらはお若い方々でランニングクラブって感じ。


○銭勘定
この大会の参加費は28000円。これに富山からの往復バス代、山小屋宿泊費、懇親会費が含まれる。
バスが6000円、山小屋が9000円とすると、マラニックそのものは13000円。
まぁ順当なところでしょうかね。

○運営
高山を舞台にするこの大会。
8月下旬は天候も不安定、雄山山頂を踏めるのは天気の運にもよります。
早朝4時スタートなのも15時が制限時間なのも、夕刻には山小屋に参加者を収容するためでしょう。
山は早出早着きですからね。
今回小雨の為、室堂打ち切りは順当な判断でしょう。
濡れたウェアで高所で風に吹かれる訳にはいきませんからね。
これで4年、山頂まで行っていないそうです。

 (雷鳥)

○コース
段々と傾斜のきつくなるこのコース。65kmで100kmマラソン位の走りごたえが有ります。
100kmマラソンなら14時間が制限時間でも良さそうですが、このマラニックのそれは11時間。
上記の様な理由でそんな設定になっているんでしょうけど、かなりハードなものでした。
100kmマラソンを11時間で完走する走力がないとFinishは難しいんじゃないかな。
ワタクシがそのまま進み続けたら、たぶん山頂到達は14時間。
ウルトラの走力そのままっという事になります。
立山登山マラニック≒100kmウルトラマラソンっと言えるんじゃないでしょうか。

もう一つ言えばこのコース、手を抜ける場所がない。
トレランでもウルトラマラソンでも、頑張る部分と手抜いて流して走る部分があるんですけど、
上り一辺倒のこのコースにはそれが有りません。実力がそのままで出る。
富士登山競争やバーティカルってきっとこんな感じなんでしょう。
あ~、しんどかった。


立山登山マラニック ④翌日の事

2016-08-31 | 立山登山マラニック

マラニック翌日の事。

朝食は6時~。時間には長蛇の列ができます。バイキングなので着席するまで時間がかかる様です。
朝風呂をいただいて時間を潰しましょう。

さてさて本日は、”快晴!”。
昨日の濃霧~雨とは打って変わりました。
朝から皆さん外に出て景色を楽しんでいます。
 

おや、トレランスタイルで帰ってくる人がいます。
聞けば午前3時半出発で雄山山頂まで行ってきたのだとか。
景色は、”最高!!” だったそうです。
昨日、山頂部分中止になったのでリベンジだとか。その体力・気力大したもんです。
ワタクシの方は疲労が抜けなくて階段を上るにも息が切れます。

トレッキングシューズに大きなザックで出かける人もいます。
こんな楽しみ方をする人もいるんですね。

 

 

室堂までの帰路は雲上散歩を楽しみました。
ハァ~、帰ってしまうのがもったいない。
バスは9時発車で~す。


立山登山マラニック ③アクセス&宿泊

2016-08-30 | 立山登山マラニック

アクセスは新幹線をチョイス。我が家から3時間弱で富山まで運んでくれる。
乗車時間が長いので上下とも指定席にしました。

前泊は富山駅前の民宿。
これが昭和レトロな感じでいいんです。巨大ビルが立ち並ぶ駅前でそこだけが異空間。
施設は老朽化してますが、手入れは行き届いていて清潔。
男子一人で泊まるには充分でした。コスパもいいし。

夕食も出してもらいお腹を満たしました。(事前予約)
おばちゃんが晩酌に付き合ってくれて、チョット嬉しい。
 

後泊は室堂から徒歩30分の雷鳥荘。
ここの宿泊と懇親会、翌日の下山バスまでが参加費にセットされています。

施設は山小屋にしては高品質だと思います。
濡れたシューズは乾燥室へ、温泉には入浴できるし、部屋もそこそこ、食事もボリュームがありました。

 

さて、お楽しみだった懇親会ですが、
夕食後1時間ほどの会場セッティングの間に、部屋で寝落ちしてしまうという不手際をしてしまいました。
気がつけば、45分も開催から経過しているではないですか。
会場に行ってみると、もはや皆さん大盛り上がりをしております。
完全に乗り遅れました。
テーブルにビール数本と枝豆と乾き物のつまみが少し用意してあって、
どうぞこれをお飲み下さい、ってシステムらしいです。(おかわり無し)
ワタクシの分の酒なんて残ってませんよ。Orz。

主催者の方の挨拶も聞きたかったのですが、睡魔には勝てませんでした。


立山登山マラニック ②マラニック

2016-08-29 | 立山登山マラニック

まだ夜も明けぬ早朝4時スタート。
「少し早いですけどスタートしちゃいましょ。」なんていう緩い感じがマラニックなんですね。
数分前にスタートゲートをくぐりました。

21kmエイドまでは延々、土手の上を走ります。
未舗装部分もありますが、若干の水たまりのみでフラットです。
強い海風が追い風となって後押ししてくれます。寒くもなく暑くもなく快適。スタート時の小雨も上がりました。
皆さんスタートダッシュが早いこと。7km/分ペースのワタクシはドンジリです。
後ろから足元を照らしてくれるのはサポートカーではないですか。


だんだんランナーが疎らになって21km岩峅寺エイド。オニギリを食べて水を補給します。


ここから38km立山駅エイドまでが第2ステージ。
微妙なアップダウンを繰り返しながら標高を上げていきます。
こういうのってこたえます。徐々に疲労が・・・。
霧雨が降ったり止んだり、寒くはないので雨具の着用なし。

 
38km立山駅エイド着、8:50。
ここまでは予定通り。関門時間にたいして70分の貯金。


次の46km称名エイドまでの上りがキツイ!。
ほぼ走れる傾斜でなないです。
歩いたり走ったりなので、距離感がつかめない。
次の関門時間が気になりだします。
ここでカットになったらバスで室堂まで運ばれてしまいますよ。
なんとしても自分の脚で行かなければ。


46km称名エイド着、10:00。
どうにか辿り着きました。もうかなりの疲労です。
デポバックからはストックのみ取り出して、着替えも食料もいいでしょう。
15分でピットアウト。アラ、時間の余裕がなくなっちゃいました。
 落差日本一の称名滝もよく見えず

 
エイドから間もなく八郎坂のトレイル区間へ
ガレたつづら折れの急登が続きます。ワタクシの脚で1時間かかりました。
利用者が少ない様で岩が苔むしてましたが、登りなので慎重に足を置けばOKです。


激坂を抜けると溶岩台地の上に出て間もなく50km弘法エイド。
だいぶ標高も上がってきました。
でもまだ1600m、半分を少し超えた所なんですね。


木道を経て、バス道路へ。
天気が良ければ弥陀ヶ原も綺麗なんでしょうけど、高山植物等よくわからず。
それから木道は5m位で段差があって走れない。

 
天候不良の為、山頂部分がカットになった事を知らされたのは弥陀ヶ原エイド。
室堂が今回のFinish地点となりました。
この時の時間、12:30。制限時間まで1時間しかないではないですか。
平地なら7km/1時間は可能ですけど、この上りでは敵いませんわ。

気持ちが切れてグダグダ歩いていても、なかなか着かないので走れる所は走るとします。
7kmの上りロードが長いこと。霧で周りが見えないのでなおさらです。


霧のむこうから声援が聞こえてくると、ようやくFinish。
14:05。タイムアウトですけど今回は完走扱いにしてくれるみたい。







立山登山マラニック ①トレーニング・作戦

2016-08-22 | 立山登山マラニック


もうすぐ楽しい立山登山マラニック。
高低図の上がりっぷりが萌えるでしょ。
日本海から3003mの立山山頂を目指します。

○トレーニング
先のレース後、準備期間は5週間。
週末は筑波山でロードの坂トレを3回行うことができた。
通常これに登山道の上り下りをプラスするんだけど、暑さの為、自重しておいた。低山は暑くてたまらん。
海からの富士登山もトレーニングに含んでおこう。
週末のトレはそこそこ充実していた。

反面、週日のトレはさぼりがちで帰宅ランが6回のみであった。
例年夏は滝汗の5km走を帰りがけにするんだけど、左脚の故障明けなので止めておいた。
慎重に距離を伸ばしていった感じ。
そんな訳で走りこみ不足感は否めない。距離や速度に対する不安がある。
体の出来は85%ってところ。

○作戦
65kmで3000m上るこのコース、最初の40kmでは500mしか上がらない。
勾配率1.25%。これはほぼ平らって事にしておきましょ。
その後25kmでドンっと2500m上がる。
フルマラソンの後に山登りが控えているイメージだ。
どんだけ元気に山登りを迎えられるかが鍵になると思う。

38kmエイドまでは7分/kmを超えないペースで行くつもり。
これだと1時間以上関門時間に余裕があるはずだ。
ゆっくり目に入って、飛ばさない作戦で望む。
山登りはがんばり所。でも何が何でも走りぬくなんて思っちゃいけない。
積極的に歩きを入れていく。

用意する食料はエネルギージェル200g、6時間分。
補給食は充分あるようなので、半々位のつもりだ。
できるだけおにぎりを食べていこう。

46kmデポバックにはオレンジジュース・予備のジェル・防寒具、それからストックかな。


Finish後は山小屋で温泉&懇親会。ハァ~~、楽しみ。
余裕をもって山小屋に入り、夕刻の立山も楽しみたいところだ。

参加の皆さま、よろしくお願いします。