平地トレイルランナーの憂鬱 

~7年掛かって信州三大100kmレースを完走。まだまだFinishの充実感を求めて走ります。~

2018ART ⑥アクセス&宿泊

2018-05-21 | ART

関東在住のワタクシのアクセスは飛行機。
ソラシドエアの参加ツアーを利用しました。
28800円でARTのエントリー権・往復の飛行機・熊本市内のホテルがついています。
正規エントリーに失敗し、こちらの参加ツアーに申し込んだ次第。
羽田~熊本間が片道13000円位が底値、ホテルは熊本市内で7000円位のシングルなので、まぁ値段的にはお得です。
ただ問題は熊本市内~会場間の移動手段がない事。レンタカー利用という事になりますが、会場までは40kmもあります。結果ツアーは利用しづらいものに。
数名のグループ参加なら選択肢にあがるかもしれません。


宿泊はツアーのホテルを利用せず、受付会場の内牧温泉に宿をとりました。
宿は市立体育館の直近。しめしめ良い所をおさえたと思っていたところ、いつの間にか受付会場は体育館からはな阿蘇美に変更になってました。
夕食付きで6000円のビジネスホテル。昭和なつくりですが充分なクオリティでした。会場までは徒歩10分。
今回、レースエントリーよりも先にホテル予約をしてました。宿泊大事。この予約がなかったら今回のART参加はなかったと思います。

空港~会場間は有料のアクセスバス。行きが1時間位の乗車で2000円。帰りが15分位の乗車で1500円。
あらかじめ予約・入金が必要でチョット割高感は否めない。


協賛品、さつまいもと酢が重い・・・。

過去記事参照 ⇒


2018ART ⑤雑感

2018-05-19 | ART

雑感を記しておきます。

レース前半は好展望、後半は辛抱の走り(歩き)。最後のピーク俵山は好展望地で走ってきた山々を見渡せる地点らしい。レースの辛さをリフレッシュして山を下るというコンセプトだったらしいが、雨雲に阻まれて狙い通りとはならなかった。
近くの山なら展望を求めて再訪もいいが熊本はチョット遠い。ハーフコースなら正午スタートなので後半を明るいうちに走れる。でも俵山は夜間通過だ。43kmを走るために飛行機に乗るのもねぇ。

(たぶんこんな眺め、撮影地未確認 ART fbより拝借)

レースの運営は細かな不満はあれど、ほぼ及第点。

俵山前後の泥坂はいただけない。あらかじめロープが張ってあって難所は把握されていた様だ。トレイルの荒れ、踏み荒らし多数。コース変更をした方が良いと思う。

関門時間はエイドインの時間にしてほしい。時間ギリギリで入ったランナーが全く休めなくてかわいそう。

Finish後、カレーが食べられるのはありがたい。回復には食事ですよ。

シャワーブース(有料)があるのはありがたい。近くに風呂はなし。温泉地には車で移動せねばならない。
ワタクシは空港近くのホテルの入浴施設を利用。


100mile化に一番近いとされるART。今回は時計でいう10時から8時までを時計回りで109km、外輪山を一周すればちょうど100mileになりそうである。
ワンウェイよりさまざまな問題が解決できそうなんですけど、どうでしょう?。
もし開催となったらワタクシはどうかな?。
あそこから50km・12時間を進んでいくのはかなりシンドイですね。
でも阿蘇五岳を眺めながらのラウンドは悪くないです。

出走622名
完走438名 完走率70.4%
29時間内完走 376名 60.5%
(渋滞発生によりFinish関門撤廃)

 


2018ART ④レース 2

2018-05-16 | ART

66.6km・AS4着、19:59。関門閉鎖まで1時間あります。

ここまで来れば関門時間がゆるくなるので完走が見えてきます。でもまだフルマラソン1回分の距離あり、mileレースだったら残り100kmもあります。mileレース恐ろしや。
夜間レースのため皆さん態勢を整えています。ウィンドブレーカーを着込んで厚着に見えますが・・・。
エイドアウト20:40。

後半コース1stステージは稜線上の強風アトラクション。寒い。そして林間の急登。延々とこれが繰り返される。ほぼ歩きなのでなかなか次のエイドにたどり着かないです。まるで修行の様。

74.1km・WS2、23:20着。稜線上の仮設テントでメチャ寒い。ここでのエイドスタッフは大変だったでしょう。大声で声援してくれてありがたい。ストーブの側に倒れているランナーが何人もいる。ここではとても休んでいられないので先に進みます。

後半第2ステージは先程より急登はなくなります。林間の走りやすそうなトレイルと短い登り下り。メリハリがあります。走れませんけど・・・。林間は風がなくウィンブレだと暑いくらいです。特に展望はなく星空が見えるのみ。修行継続中。

84.8km・AS5、1:51着。

椅子で仮眠させてもらって、エイドアウト2:30。

第3ステージは階段の急登が加わります。何度階段が現れたことか。辛い・つまらない・解放されたい・・・。悪態をつきながら進むしかありません。どうにかまだ動けています。

明るくなると間もなく霧雨から本降りとなりました。雨のせいか楽しみにしていた夜明けの鳥の大合唱も聞けず。足元が悪くなって憂鬱な気分に拍車をかけます。

97.7km・AS6、6:32着。

ここまでくれば完走は見えたもの、時間にも余裕があります。下り基調で11.3kmを5時間半。

ところがトレランの神様はオプションを用意していました。それは”泥地獄”。
たっぷり雨水を含んだ黒土は滑る滑る。長い急坂にロープが張ってあり、通過に手こずり渋滞を作っています。稜線上で待たされて寒い。しかも全く動かないではないですか。
まだ俵山への上り返しとまだまだ続く急坂が待っています。先が思いやられる・・・。制限時間が危ないんじゃないかとの声も出始めました。結局通過にワタクシで40分?ほどかかり、後続のランナーはもっと待たされたでしょう。(制限時間撤廃の特別措置がとられました)
その後も泥坂には苦しめられ歩くより尻で滑って降りました。体中泥だらけ。雨具の尻は破けました。

109km・Finish、11:18。

時間内完走できましたが28時間もかかりました。ワタクシの気分は達成感・満足感というよりウンザリとした疲労感でした。
渋滞や泥坂がなければあと1時間は早かったでしょうけど、それはタラレバの話。


2018ART ③レース 1

2018-05-16 | ART

レースです。

宿から徒歩10分+アクセスバス15分でスタート会場には午前5時には到着してしまいました。
夜明け前の寒い中、時間を持て余します。
スタートは午前7時、天気は快晴、暑くなりそうです。約650人の参加者。いつもの様にほぼ最後尾でスタートします。
最初のトレイル入り口で20分位の渋滞発生、わずかなV字谷が急で越せなかった様です。まぁ焦らず行きましょう。

外輪山の上に上がると景色メッチャきれい!。これの為にやってきました。
  

ところどころ地震の爪痕も通過します。

これは地震で崩れた大岩。

このレース、コース上に距離表示がありません。
急登があったりして距離感がわからなくなり、なかなか現れないASに焦り出します。
関門カットを口にする人も現れて、走れる所は少しペースアップ。

18.7km・WS1着、10:13。トイレによって5分でピットアウト。

23.9km・AS1着、11:06。少しゆっくりして日陰で休みます。

AS1後の外輪山への上りは急坂でもう脚を使いはたしました。標高差400m。日差しは強く風は無風。
でも上がった先の景色は最高です。

あれが阿蘇五岳、寝観音だ。

山頂の草原もヨタリヨタリとしか走れなくなり、平野に降りてくる頃にはほぼ歩きになってしまいました。
ジェルを飲んでも水を飲んでも気持ち悪い。もう弱い自分との闘いの始まりです。

38.2km・AS2着、14:09。水をかぶって日陰に横たわります。こんな時はシューズまで脱いで休むに限ります。
20分程、少しうつらうつら寝ていたでしょうか。少し元気になりました。
でもシューズを履く際に両足がつって悶絶。結局準備に手間取りエイド出発は14:45になってしまいました。次のエイドまで12.5kmを2:15で行かねばなりません。できるのか俺。

今まではボリュームゾーンの最後尾に付いていましたが、もはやそれからも離れてランナーはほとんどいなくなってしまいました。脚はどうにか復活してくれたし、気力も充実してます。
外輪山のなだらかな草原は走れる走れる。7分/kmを意識して走りました。
ここらで追いつくランナーはトボトボとしか歩けてません。もう諦めているんでしょうか。50km弱の距離なので脚が終わってしまったのでしょう。

50.7km・AS3着、16:47。関門閉鎖には間に合いました。でも関門時間はエイドアウトの時間なのでゆっくりもしてられません。蕎麦とパンをつまんで水の補給。


根子岳、寝観音の顔にあたる部分。50kmで止めたのでは見られない。コースは山の東側を向こう側へと回り込んでいく。


コースを振り返っての山並み、美しい。

ライト点灯は18:20頃。さすがに疲れてきました。パワーウォークの始まりです。

66.6km・AS4着、19:59。関門閉鎖まで1時間あります。

ちょっとゆっくりしましょう。

《後半へ続く》


2018ART ②トレーニング&作戦

2018-05-07 | ART

もうすぐ楽しいトレラン大会、109kmも走らせてもらえる。
いつもの様にトレーニングを振り返って作戦を考えます。

トレーニングの準備期間は先のウルトラマラソン後の7週間。
休足期間もあるので実質5週間てところです。
3月のウルトラマラソンに向けて平地ばかり走り込んできたので、平脚は出来たとして、
登攀力に注視したトレーニングを意識しました。
いつもの筑波山でのトレーニングが4回。累積標高は7390m。峠走と山登りを2回づつ。
あとは帰宅ランを週に2回ほど。

山ばかり走っていて平脚がなくなってるんじゃないかと不安になって、最終週は近所の周回コースにでかけました。
案の定、平地が走れない!!。全然速度が出ません。
仕方ないこれでレースに臨みます。
あと2週間あれば調整がついたのになっと思う所です。



作戦の前に今回は不安要素が多いです。
いつも初めてのレースは不安なんですけど、いつも以上に・・・。

〇寒さ対策がわからん。
高低図は標高300mから1000m前後の阿蘇外輪山を行き来するレイアウト。
後半夜間の行程は最高標高の峰を行く。
当然気温は低くなるでしょうが、防寒対策のアナウンスがない。必携装備で手袋がうたわれているくらい。
九州の五月は暖かいのか?。
さてどうしたものか?。動けていればいいですが、後半なので脚がとまっているでしょ。
ウインドブレーカー・BUFF・アームスリーブの小物で調節するつもり。
ダウンまではいらないだろう。

〇詳細な高低図がわからん。
ATRのHPのコースマップ高低図。これが鮮明じゃなくて細かな登坂が読み取りづらい。
最大500mの山上りが4回ってところか。
中盤以降は外輪山上で細かなアップダウンの様だ。
累積標高5000m、トレイル率80%だとか。まぁ行ってみてのお楽しみだ。

〇給食がわからん
水だけエイドは最初のWSぐらい、あとのエイドは給食・地域ふるまい食が提供される。
でも内容は未発表。
がっつり食べられるか、気分リフレッシュ程度かわからない。
おまけにまだ2回大会なので末端ランナーには品物切れの可能性も否定できない。
重くなるけど充分用意していくか。

〇ペースがわからん
九州の地にこれ程のロングレースはない。(未確認)
するとロング未経験なランナーが多いのではと思っている。
総じてハイペースになってしまうのではないかと危惧しています。
周りに惑わされずに淡々と進みたい。

作戦はいつもの様に”走れる体をつくっておいて走らない”です。
AS1(23.9km)まではチンタラ行きます。
AS3関門(50.7km)10時間。
AS4関門(66.6km)14時間。
これをクリアすれば関門時間が緩くなるので、ここまでの頑張りかと思っています。

それから余計な事を考えない。
目の前の坂が走れる坂なのか、否なのか。これだけに集中したい。
走れる坂だけど、無理して走らないってのも大事。

緊張感をもって臨みたい。






2018ART ①エントリーのザワザワとお宿の予約

2017-12-03 | ART

12/1 12時、ATR(阿蘇ラウンドトレイル)エントリー開始の時刻でございます。
ワタクシはうまい具合に昼休み、PCの前にスタンバイすることができました。
2~3日はエントリー可能であろうってな根拠のない自信から、緊張感もなく入力開始。
高を括ってましたから、過去レースの記録は調べながらの入力です。
ところが問題が発生。確認画面から決済画面にすすめないんです。
このレースは大手エントリーサイトじゃなくてGPENTRYってう独自のエントリーサイトみたい。
確認画面内を行ったり来たりさせられて、記載が不備なのか何なのか、どうも様子が分からない。
まぁいいや、後でまたやろ。ってな感じでその時はそれで止めました。(12:20頃)

次にPCを開いたのは17時半のこと。
おや、109kmコースには”締切済”の表示があるではないですか。Orz。
恐るべし阿蘇ラウンドトレイル。開催2回目にして秒殺レースに成長したではないですか。(実際は30分)

来春の計画を練り直さねばと思ったところ、
ムムム、”特別エントリー枠ご用意しております”の文字。
レース参加ツアーがあるのです。

飛行機+ホテル+エントリー権、1泊3日で28800円也。これ、いいんじゃないの!。

少し調べるとホテルは熊本市内がメインの様です。
熊本~会場間のアクセスがよく分かりませんが、ツアーが出てるんじゃ不自由じゃないのでしょう。
うまくいかなけりゃキャンセルすればいいでしょ。取り敢えず予約ですよ。予約。



ところが調べてみると、
震災の影響で不通区間があって、会場までは電車+バスで2時間以上かかるって事がわかりました。(不通でなくても90分)
どうやらレンタカーを利用しないとうまく移動できない様です。
レースの前後に2往復しなければなりません。しかも熊本市内~会場間は約40km。
レンタカー3日で13500円也。おまけにホテルでの駐車に1000円かかります。
ムムム~、これはキャンセルか・・・。Orz。



ところがワタクシには必殺技が残されていたのです。
それは、”すでに会場直近のホテルを予約済み”ってこと。
エントリー開始前に宿だけおさえていたんです。
安価で条件の良い宿は多数ありませんから・・・。エントリー失敗したらキャンセルしちゃえばいいし。

会場直近で、そこそこのクオリティで1泊6500円なり。
予約サイトでこの日だけ×印だったんですが、ダメモトで電話したら予約できたんです。
参加ツアーを手配した時点ではキャンセルのつもりでいましたが、これを使わぬ手はありません。

飛行機の往復料金が2万~2.5万円位ですから、まぁ、大きな損はしてないでしょ。
モラルに反するとか、大人買いだとか、批判されそうですけど・・・。

ようやく合点がいって入金の手続きをしました。

そしたらレースエントリーサイトから自動返信メールが届かないんでやんの。
どんなシステム使ってんだ。明日文句を言ってやる。

それから、エントリーの際の不具合はアクセス集中によるものかなって思ってます。