平地トレイルランナーの憂鬱 

~7年掛かって信州三大100kmレースを完走。まだまだFinishの充実感を求めて走ります。~

FTR100の事故報告がアップされています

2018-03-02 | トレイル

FTR100の事故報告がアップされました。

FunTrails100k


滑落事故の概要と事前の事故防止対策。
そして今後の安全対策が、問題点・事故発生防止策・管理監督の明確化・事故発生時の通報/スタッフの行動としてまとめられています。


日本トレイルランナーズ協会にも大会開催ガイドラインがありますが、内容は常識的なもので何か緊張感に欠ける感じがします。
日本トレイルランナーズ協会/大会ガイドライン委員会

これに対してFTR100の安全対策は今後のレース開催の規範となるような充実した内容となっています。
ランナーもレース主催者も事故から学ばなければなりません。


筑波山、5本

2017-10-09 | トレイル

只今、次レースFTR100に向けて集中中。
アップダウンのあるコースらしいので筑波山で山トレを行いました。

メニューは6本ある登山道のうちの5本を登ったり下ったり。
急坂・岩・根っこばかりでとても走れる道ではないので、ひたすら歩きます。
まぁ、今日はのんびりと。

7:30にスタートして7時間15分。
累積標高、2100m。
距離は16kmと出ましたが、林が濃いとGPSを上手く捉えないようでもう少しあるでしょう。

3本目までは余裕で歩けました。でも4本目5本目とかなりきつくなります。

下りは山を歩かないとトレにならないと思っています。エキセントリック運動(伸張性運動)ってやつね。
意識しないと下りの筋力って鍛えられないんです。
だけど下りだと転倒・挫きが怖くてなかなか追い込めなくて、効果的じゃありません。
結局、地道に山歩きすることに。

一日歩いた印象は、どうもこのトレは効果的じゃないなぁ、です。
長時間になるんで気持ちが疲れちゃうんですよねぇ。
そんなんで次回はいつやるか未定です。


レース中に蜂に刺された話

2017-09-17 | トレイル

9月のトレイルレースで蜂が出るのは今や常識。
他人事と思ってたんですが、刺されちゃったんですねぇ。
この件に関してレポします。


スタートから約7km、林道の出口でスタッフが叫んでいます。
「蜂がいます。気をつけて~~。」
まわりのランナーも特に変わりなく走り続けてますんで、ワタクシもそのまま進みました。
そうしましましたら、急に右の二の腕に痛みがっ。。
最初は何だか分かりませんでしたね。でも、反射的に払いのけたんです。
ブ~ン。なんていう羽音なんてなくて急にきました。蜂はスタッフから30m手前にいたんです。
中くらいのサイズの黒い蜂に見えました。スズメバチではなかった様な・・。
黒いものを狙ってくるなんて聞きますが、刺されたのは白のアームスリーブの上からでした。

林道出口では10人程がやられた様で処置をしています。
なかには頭を抱えてしゃがみこんでいる方もいます。コリャ、重症だ。
ワタクシも初めてポイズンリムーバーを使いました。持ってて良かったポイズンリムーバー。
程々に吸引した後、ペットボトルの水で洗い流します。
エイドまではあとわずかでしょうから全部使ってしまいましょう。と言ってもボトルの半分しか残ってませんでした。

ここに居てもやる事もないので再び走り出します。ロスタイム5分ってところでしょうか。
でも、もうしばらく休んで体調の変化を見た方が良かったかも・・・。
次のエイドでおじさんが薬をチョット塗ってくれました。でも水が無くて洗う事できず。
そのまた次のエイドでも薬を塗ってもらいました。またまた水が無くて洗う事できず。水の無いエイドって初めてだぜ。

レース中、幸い体調の変化はなし。腕の痛みは続いてました。
その後、特に処置はせず。


レース後には吸引した部分が痣になって、中心の刺された部分が3mm大に白くなって膿が溜まっているようでした。
このまま治って行くんだろうと思いましたが、そうではなかったんです。

翌日、末梢側が名刺大に赤くなってきました。
翌々日、それがだんだん広がって赤味も増して。
3日目には、これはもう皮膚科通院レベルに。かなり痛痒いです。恐るべし蜂毒!。
でも病院嫌いなワタクシは、以前お医者様にもらった薬で済ませました。(副腎皮質ホルモン剤)
さいわい薬が合ったようで、5日目からは快方に向かいました。
(良い子は真似してはいけません。ちゃんと病院に行きましょう)


(4日目の腕)
ポイズンリムーバーでの吸引が無ければ、もっと酷くなっていたでしょう。
反面、もっと吸引してよく洗い流しておけば、これもなかったのかなぁとも思います。



 


ムムム、2015年2月1日午前10時・・・。

2014-12-28 | トレイル

御察しの良い方ならお分かりでしょうけど、ハセツネ30kのエントリー日です。
ハセツネ本線に参加するには、概ね2つのパターンが有ります。
春のハセツネ30kで上位1000位以内に入るか、本戦のクリック競走で残1000人枠を取り合うか。
30kエントリーが2/1日曜日、本戦エントリーが6/1月曜日。
これは勤務中でランネットにアクセス出来ない方が、30kに流れるんじゃないでしょうかね。

ここにきて新たな問題が・・・。
群馬の雄、鏑木×松本プロデュースのスパトレイルのエントリーが全く同時なんです。
スパトレイル、前回が初回のこのレース。
初回はあまり人気が無く、定員を集められなかったんだ。
ところがレースレポを読んでみると、なかなか評判がよろしい様である。
初回は参加を見合わせて2回目に・・・、っていう方が多いんじゃないでしょうかね。

2月1日のランネットは混雑しそうですけど、
スパトレイルかハセツネ30kか分からない状態で並ぶんでしょうな。
同時にするのは何か意図が有るんでしょうかね。
両方エントリーしたい方はハセが先でスパが後っていう順番になるんでしょうけど、
狭い世界なんでしょうから、喧嘩しないように分けてほしかったもんです。
1年でスパトレイルが人気大会に成長していない事を祈りますよ。



オイラはスパ狙い。


2015シーズン展望②~トレーニング&買い物~

2014-12-16 | トレイル

差し当たって冬期のトレーニング。
春に100kmレースを控えて、50kmのロードトレーニングをこなせるようになるのが目標。
30km,40kmのトレイルトレーニングは行ってきたので、今冬はロードのロングをやらねばならん。
実はオイラはロードで延々と長距離走るのは嫌い・・・。ここは頑張りどころだなぁ。

春になれば山トレの復活。まぁ例年通り筑波山と陣馬山方面だろう。
モチベーションアップには新規山域も開拓したいのだが・・・。


最近、骨盤周りと肩のストレッチを始めた。これを定着させたい。
肩周りは仕事の合間にもできるのだけれど、骨盤周りはそうはいかない。
風呂上がりにチョコットだけ行っている。
そのせいか体調がいい。



お買い物計画。
○20リットル位のトレランザック。
冬季のロードロングトレーニング、夏季に計画中の高山トレランで使用予定。
レースとは違って着替え等が充分入る容量がほしい。
ついでの時にショップで物色しているけど、なかなか気に入った品に巡り合えない。
春には新モデルも入って来るので、これに期待。
○タイツ
長年使ったサポートタイツがもう寿命なので新調する。
今度はサポートの無い安物でいいや。
○ランニングシューズ
秋には寿命を迎える。ネットで安売りしていれば購入。

今の所この三つかな。


2015シーズン展望①~レース~

2014-12-15 | トレイル

来シーズンの展望をば。

5月 野辺山ウルトラマラソン100km
6月 SPA Trail (未発表) 
7月 富士登山競争5合目 ?
9月 信越五岳
10月 ハセツネ ??
11月 つくばマラソン
    修行走

こんなところ。
?マークはまだ思案中って位置付け。

5月 野辺山UMはランニングを始めての初期目標、信州三大100kmレースで未完のまま残った一つである。
42kmコースからランクアップして、ようやく100kmに到達した。
震災があったり、リタイヤしたり、UTMFに浮気したりで時間がかかってしまった。
春の第一目標に掲げる。

3~4月にもレースを入れたいところだが、魅力を感じるレースが無く現在に至る。
ITJなんていい候補だったけど、なんとなく逃してしまった。

6月 SPA Trail。今年が初回のこのレース、なかなか評判がよろしかった様である。
草津には職場の保養所があるので、これを利用したい。
前・後泊の大名レースだ。

7月 富士登山競争。今年はエントリーに失敗した。モチベーションは今の所あまり高くないなぁ。

9月 信越五岳。これはボランティアをやったのでエントリー確実。去年の特別完走のリベンジを目指す。
秋の本命レース。

10月 ハセツネ。まだ気持ちが引っかかっているので名を記しておく。
開催が3週間後ろズレしたので、寒さ対策が必要。暑さの心配はないだろう。

11月 つくばマラソン。PB更新を目指す。今の所ロードはこのレースのみ。
地元開催みたいなもので友人の参加も多い。
修行走。良かったので来年も参加したい。来年はオヤジの三回忌だしね。



あと、レースとは別に夏は高山を走りに行ってみたい。
トレラン+山小屋泊で行動距離を延ばせるであろう。
いくつか思っているコースは有るが、まだ伏せておこう。
夏季休暇しだいだけど、優先順位は低いかな。


2014シーズンを振り返る②~お会計~

2014-12-14 | トレイル

今年は、5レース・1ボランティア。9泊11日。
車中3泊、宿泊3泊。夜間レースが3夜。

遠征費:62542円 (エントリー費・レース中食料費含まず)
宿泊2泊分はボランティアで3000円で格安に泊まっている。
遠征費に大きく占めているのは宿泊費と新幹線・特急交通費。
まぁ必要経費である。
節約の可能性があるのは雑飲食費。つまりビール代だけど、削減は無理だな。
 
物品購入費は59862円。
少ない年で3~4万円の出費と比べると少し多めである。
UTMFの防寒対策とシューズ2・ザック1の購入が会計を押し上げた。
来年度は落ち着く見込みである

上記2つとレースエントリー費・レース中の食糧費が今年度レースのお会計。
エントリー費:78000円
食料費は付けてないので概算すると、25000円

〆て レース参加にかかった費用:225000円ってところだ。


トレラン生活は、これにトレーニングの経費もかかる。
まぁ合わせて、250000円位かな。


では、トレラン趣味が与えてくれる喜び。

これはプライスレスなのね!。


2014シーズンを振り返る①~レース~

2014-12-14 | トレイル

先日のレースでオイラの2014シーズンも終わり。
振り返ってみましょう。

トレイルレースは、UTMF、北たん、ハセツネ、修行走。
ロードレースは、つくばマラソンのみ。
特別活動として、信越五岳のボランティア参加。
怪我・故障なく過ごせた事にまず感謝である。

今シーズン、UTMFを完走できた事が筆頭にあげられる。
早くから準備を重ねた甲斐あって100milerになることが出来た。
レース自体は本当に辛いものだったっけ。この経験は大きな自信になったよ。
 
反面、UTMF完走後は目標を失ってしまい低調なトレーニングになっていたようだ。
ハセツネ前も40km級のトレーニングをしているけど、流して走っているだけで追い込んでいない。
そんな調子だから本戦中も守りに入ってしまい、PB更新ならずであった。

そんな経験が今シーズンの収穫。

年に一回位しか走らないフルマラソン。
今回もPB更新して、サブ4ランナーは確実なところだけど、
失速レースだったので、後味は悪いものであった。
机上の計算ではあと2分は短縮できるので、来年の課題。


昨今、人気レースではエントリー合戦は避けて通れない。
第2希望レースのエントリーが先だったりすると、
難しい二者択一を迫られ、さぁどうしましょう。っということになる。
今年のハセツネがそうであった。第2希望・・・。去年で卒業したはずであったのだ。
まかり間違ってエントリーしてしまった感じである。

こんな経験も今年の収穫である。



来年の秋はどうしましょうかね。

2014-12-09 | トレイル

大陸から寒波がやってきて今年の秋も終わり。

さて、先のUTMF・ハセツネの次回大会の日程発表で世の中ずいぶん騒ぎましたね。
来春~夏の予定もたっていないのに、思いはもう来年の秋にとんでいます。


ハセツネが3週間も後ろズレしたのはUTMFに弾き飛ばされたんでしょうかね。
狭い業界なんでしょうから、横の連絡が無い訳は有りませんよね。
充分な寒さ対策が必要になりますな。
UTMFはいい気候になりますが、シンボリックな雪を冠した富士山が見られないのが残念です。
それに河口湖公園の桜もね。

9月は信越五岳・山田昇杯・UTMFのロング3レースがそろうんでしょうか?。
3つを制覇して新トリプルクラウンとでも名づければよろしいんじゃないでしょうか。
まぁ、かなり現実的じゃありませんね。
それに海外ビックレースとも日程至近だとか。
これはランナーが分散されますな。

鏑木さんプロデュースの山田昇杯の方が日程移動になるでしょうか?。
春に移動っていうのがロングレーサー達の希望でしょうけど、開催地の意向はいかがですかね。


さてさてオイラの意向。
信越五岳はエントリー権があるので、これは外せない。
去年の特別完走のリベンジを目指す。
たぶん9月19日からの5連休で行われるだろう。(ひょっとしてその前の週か?)
UTMFは今年の恩返しでボランティア参加したかったんだけど、休暇調整が難しいかな。
ハセツネは後ろズレしたことにより、更に参加の意思↓↓。
負け抜けでいいのか?っていう問題は残るので自分の気持ちとの葛藤がまだ続きそうだ。
ここの週は月曜日に休みを取ると4連休なんだな・・・。
それから、八ヶ岳スーパートレイルが復活しないかな、なんて思っている。(無理かな)


それより冬と春の計画を考えないとね。


『別冊RUN+TRAIL ファストパッキング2014』

2014-07-30 | トレイル

今回の内容は別冊というだけあってトレラン雑誌というより、まるで山岳誌。
軽快装備の登山スタイルがFAST PACKING。別名ウルトラライトハイキングとか軽快登山なんて言われている。
最近は登山道具の進化によって、小型軽量化がはかられる様になった。
この軽量化のアドバンテージを山での活動に生かす。とでも理解すればよろしいでしょうかね。


少し雑感を・・。
山で軽量なテント泊することがFAST PACKINGの様に紹介されてますが、これは自炊・テント泊までの装備で臨まないと軽量化の恩恵が現れないという事なんでしょかね。確かに日帰り山行、山小屋泊まりでは装備は少なくて済みますので、その恩恵は少ないですし、軽量化するメリットも生まれません。本書ではトレイルランナーにFAST PACKINGを勧めている様に読めるのですが、経験のない方にテント泊はいささかハードルが高い様に思います。

それに本書内に”寒さに耐える・・”という表現が何回か出てきますが、FAST PACKING=貧弱な装備で寒さに耐えること。っと理解されては困ります。山は我慢大会の場ではありません。登場者たちは充分な経験があっての軽量化なのですから勘違いしてはいけません。トレランの方はMな方が多いので心配です。

もう少し苦言も書いてしまいましょう。
FAST PACKINGではどこにでもテントを張れるような印象を受けますが、国立公園内は指定地以外キャンプ禁止のはずです。
それに最近の人気山地ではでテン場の混雑が問題になっています。以前でしたら3人パーティなら3人用テント1つで済んだものを、今は各自がテントを持参するので3倍の敷地を占領してしまいます。道具の軽量・小型化は時代の流れで団体装備という概念を無くしてしまった様です。


さて、トレイルランニングのスキルを登山にフィードバックすると、これはメリットが大きいです。
トレランの服にはいいものがいっぱいありますし、水を飲むのにハイドレは便利、食糧だってジェルを上手く利用すればエネルギー計画がたてられます。
トレランレースはギリギリの装備で行いますが、登山だと嗜好品をプラスすることが可能です。おにぎりを持ったり、一眼レフカメラを持ったり・・楽しめます。
でも何と言ってもアドバンテージは体力ですかね。ちょっと位ではへこたれませんよ。
レース意外で山に行くといいですよ。必死に走らなくていいし、気分的に非常に楽です。


さてさて、オイラとFAST PACKINGについて考えたいと思います。
一言でいうとテント泊までは興味がないです。道具を揃えないといけないし・・・。
トレラン的日帰り山行で充分楽しんでいます。そのうち小屋泊まりにして行動範囲を広げたいと思っています。