風の吹くまま

大好きな自動車について、思いついたことを投稿します。

ブレーキ

2009-12-16 22:38:00 | My Alfa Romeo 156
アルファロメオ156が僕の借りているガレージにやってきて、
ちょうど2カ月が経ちました。
アルファエンジンの気持ちよさに脳がやられて、
今までは褒めちぎっていましたが(笑)、
少しずつ冷静さを取り戻してきて、弱点もだんだん見えてきました。

156の弱点とは、ずばりブレーキです。
街中をゆっくり走行している分にはさほど気になりませんが、
ワインディングで少しペースを上げると、
コーナーの突っ込みで効きの甘さを感じます。

強力なブレンボを搭載したポルシェ944の感覚がまだ残っているのか、
「これくらいは突っ込めるだろう」と思いながらブレーキペダルを踏み込むと、
予測よりも減速してくれず、少々慌ててしまったことが2、3回ありました。
それ以来、なるべく手前からブレーキングを始めるよう気をつけています。

僕の156は、フロントだけですが、
スリット入りのブレーキローターに交換されています。
購入したときは、「ブレーキを少し強化しているんだな」と思いましたが、
なぜその必要があったのか、しばらく乗ってみてよくわかりました。
ノーマルではブレーキ性能が不足しているからです。

理想を言えば、ローターもキャリパーもブレンボ等に交換したいところですが、
何十万円コースになってしまいますので、すぐにはできそうにありません。
手近なところで、ブレーキパッドの交換という方法がありますが、
実はこれにはトラウマがあって、僕はつい慎重になってしまいます。

というのも、初代RX-7に乗っていたとき、
フロントをメタルパッドに交換したことがあります。
リアはドラムブレーキだったので(笑)フロントのみです。
最初は制動力が一気にアップして喜んでいたのですが、
いつの間にかローターがレコード盤のようにギザギザに削れてしまいました。
そのとき僕は、メタルパッドのローターへの攻撃性を考慮していなかったのです。

そんなわけで、これから情報を集めて、
どのようにブレーキを強化していったらいいのか、
じっくり考えていきたいと思います。
理想に近づけるのは、資金の問題もあってたいへんですが、
こんなことを考えること自体が、実はすごく楽しいんですよね。


ローターにスリットが入っているのが、おわかりいただけるでしょうか。
もうちょっと効いてくれたらな~と思います(笑)。


<追記>
ガラさんによると、このローターのスリットは減り具合を確認するためのもので、制動力はアップしていないとのことです。ちょっとガッカリしましたが(笑)、ブレーキの効きの悪さからすれば、とても強化されているレベルではないので、ある意味納得できました。スポーツパッドやステンメッシュホースなどの方法を検討しようと思います。