Dear Happy Days*

何気ない毎日に
しあわせいっぱい探そう♪

カシコギ

2005-05-07 | 読書ノート
趙 昌仁(チョ チャンイン)

『あなたが虚しく生きた今日という日は
昨日死んでいった者があれほど生きたいと願った明日』

この韓国小説の題名の「カシコギ」、最初なんのことだろうと思った。
(プルコギならわかるけど・・笑)
「カシコギ」というのは、魚の名前だということが
この小説を読み進めていくうちにわかった。

カシコギのママは産卵したら、さっさとどこかへ行ってしまう。
その産卵された卵がやがて稚魚となり、独り立ちできるまで
ひたすら外敵から守り育てていくのがカシコギのパパだ。
しかし、パパのもとで守られながら育った子供のカシコギも
すぐに独り立ちできる日がやってくる。
子カシコギが旅立った後、役目を終えたパパカシコギは
石に頭をぶつけて死ぬ・・
このような習性のあるカシコギという魚。

この小説に登場する父親の子供に対する愛情、彼自身の生き方は
まさにこのカシコギパパの一生に酷似している。
白血病の息子を命がけで守り、絶え間ない愛情を注ぎ続ける父性の愛情を描いている。

息子を生かすためには、骨髄移植しかない。
そのためには多額の金額を必要とする。
その費用を作るために自分の角膜を売る父親。
そのお陰で息子は生還するが
父親はやがて自らの病、癌に冒され死すべき運命である。

あまりにも運命は残酷で、悲しい。

この小説はあくまでフィクションではあるが、
著者は、不治の病を患う息子を持つ知人の事をこの小説に書き記したということだ。
母の愛を記すドラマや小説は多いが
父の愛を男性の視点で描いているところが新鮮かもしれない。

最初、文頭に書いたフレーズにすごく感銘を受けて本を読み始めた。
でも、読み終えた今はこの本の最後に書かれてあるフレーズに心が揺さぶられる。

「人間は、自分の子どもを世に残す以上は、
死んだとしても、それはまったき死じゃないんだよ」

自分がいつかこの世を去るとき、
子供を一人でもこの世に残せること・・
このことは自分が生きた証であり、
その子の中に生き続けるということである。



ノッティングヒルの恋人

2005-05-07 | 映画
午後の昼下がり。
テレビをつけっぱなしにして、うとうとしていたら
BSでノッティングヒルの恋人が放映されていた。

何度観ても、洋画はきれいだ。
ジュディア・ロバーツも素敵だ。
どうしてあんなに顔が小さいんだろう。
どうしてあんなに体の線が細いのだろう。
画面上で見てそう思うのだから、実際はもっと華奢に違いない。

彼女の美しさは言うまでもなく
ノッティングヒルの映画は背景が美しい!
カメラが写し出す、どの背景もポストカードにできそうなぐらいオシャレ♪
家具や雑貨などの小物、目が覚めるような鮮やかなブルーのドア、
ウィリアム(ヒュー・グラント)の部屋のレイアウトも様になっている。
決して整然とはされていないけれど、全体的にまとまっていて
ひとつの主張をしているかのように美しい。
そして・・思わず立ち寄りたくなるぐらいに素敵なbook shop。
「ユー・ガット・メール」の映画にも出てくるけれど
外国の本屋に興味をそそられる。
こんな所で本に囲まれて働けたら最高だろうな。

はっぴぃエンドのストーリー、内容は十分頭に入っているので
今日は背景を中心に鑑賞してみた。
日常の生活の参考にできたらいいな。

もっと洋画が見たくなった


本屋さんのハシゴ♪

2005-05-06 | はっぴぃdiary
今日は大阪梅田の本屋さんを3軒ハシゴした。

1軒目は「ジュンク堂」(堂島アバンサ)で、今日は雑誌類を中心にあれこれ物色。
普段、雑誌類のコーナーはほとんど立ち寄らず素通りしているので、
こんなに千差万別の雑誌の種類があることを今日初めて知った。
恐るべし!雑誌達といえど、決して侮るなかれ!
すごいことになっている!目から鱗状態・・

実は、今日は昨日ブログ上で紹介されていて興味を持った雑誌を
購入しよう♪と決意してやって来た。
それはカメラ日和というカメラ写真の楽しみ方を紹介したもの、
そして豊かに生活を楽しむことを追求している天然生活という雑誌だ。
2冊とも今の私にとってとても興味のあるジャンルというか、
内容だったので即買!



ブログの紹介に出会わなかったら、永遠にお目にかかることはなかっただろう・・
(ちょっと大げさ?)
とにかく、眺めているだけで心が豊かになる。
文章もとても素敵だ。
写真って、こんなに芸術的で何かを心に訴えてくる存在だったんだ・・
いつか自分の目で見た風景や物、人などの被写体を
自分の感性でシャッターを切り、写真に残せたらいいな。

2軒目は「ブックファースト」。
検索機を使って、自由に本を探し出せるの嬉しい。
店内もとてもおしゃれ構造になっていて、本の配置も整然としている。
ジュンク堂に比べ、あまり人がいないのでゆっくり本を探せる。
また、コーナーには小さな喫茶店があり、
300円で紅茶、コーヒー、オレンジジュース、グレープフルーツジュースが飲め、
そこでゆっくり買った本を読むことができる。
私は、この喫茶コーナー、結構気に入っている。
今日はミルクティーとワッフルのセットを注文。

3軒目は「紀伊国屋」。
ここは昔から存在している大型書店で
私の子供の頃から、雰囲気が全然変わらない。
ロケーションが阪急電車の下にあるので、常に人の多さを感じる。
でも元気があるときは、この人混みの中を泳ぎながら、
本を物色するのもよし、おもしろいものだ。
ここで野生のパンダの写真集という本を手に取る。
パラパラめくっていくと、野生のパンダが木に登ったり
洞穴に入って子供と戯れたり、
こちらに背中を向けて川を眺めていたり・・
パンダの素の姿が垣間見れて、思わず笑みが浮かぶ。
心が和んだひととき。

本屋をハシゴすると、それぞれの特徴があっておもしろい。
手当たり次第に、いろいろなジャンルの本や雑誌を
手にとって見ているだけで楽しい。
そして新しい発見をすることができる。
そこには、私が知らなかった世界がたくさんある。
やってみたいことが、いっぱいありそうで
これからどうしようと思えるほど
ワクワク感でいっぱい!

カメラ日和
天然生活

ライラックの木

2005-05-05 | はっぴぃdiary

庭になにか木を植えてみたくなって
先日近くのアグロガーデンへ・・

葉っぱの形がよくて、花も咲く
そしてほどほどおおきくなっているものがいい!
・・と欲張りな私。

いろいろあったけど、結局迷いあぐねた結果
ライラックにしました。
うまく成長するといいナ♪
白い花をいっぱい咲かせるらしい。
楽しみだナ


ついでに?サニーレタスの苗も
買ってきました♪
とりたてのおヤサイは
新鮮でみずみずしいのです。
早く食べてみたいな・・

パンを焼いてみました♪

2005-05-05 | 手作り

連休最後の日。
ずっと出かけてばかりの我が家だったので
今日はおうちでのんびり♪

さわやかな気候なので
窓を開け放して、光とそよかぜを部屋の中に取り込む。おうちで過ごす昼下がりも、心満たされるひととき・・

久しぶりにパンを焼いてみました。
今日はなんだか大きく膨らみすぎたみたいです。
爆発だぁ~!チョコチップパンとレーズンロールのつもり。明日の朝頂きまぁ~す。

hana ・ はな ・ 花

2005-05-04 | はっぴぃdiary
春爛漫♪ 今日はお庭の花たちの記念撮影。


このパンジーの名は
りかちゃんパンジーと言います。
なぜ「りかちゃん」なのか
よくわからないのですが
色合いがとっても愛らしく、
珍しい色目だったので
苗を購入しここまで大きくしました♪
今日はきれいに咲いたご褒美に
写真を撮ってあげるね!・・
とカメラをパチリ。
お澄まし顔のりかちゃんパンジーでした。



右の花はブルーディジー
直径1.5cmぐらいの花を咲かせ
きれいな空色の花びらがキュート
オレンジ色の花心の
色合いとベストマッチ!
これも次々と花を咲かせてくれて
嬉しいかぎりです。






これはオダマキです。
深紅色の花びらに
ピンクの縁取りが可愛い♪
多年草ということなので、
裏の庭の花壇に最近植えました。





宿根サルビアの
スパルバ メルローブルーです。
写真はブルー系ですが、
ピンクのものもあります。
これからの季節、涼しげです。








ミントです。
今年はハーブにも挑戦!
デザートの上にのせて、
おしゃれ感を味わってみようと思います。










本当ににぎやかになってきました、
マイ・ガーデン
5月ぐらいの爽やかな季節が
私は大好きです。
きっと花たちにとっても
とても過ごしやすい快適なひとときなのかも。
でも残念ながら、その季節はとても短し・・
短いと思えばこそ、大切に過ごしたい、
この季節、花たちと共に・・



本土のきらめき

2005-05-03 | はっぴぃdiary
淡路島に住んでいる知り合いが
「いつも本土の方を向いて夜景を見ていると
なんて向こうは、煌びやかで華やかな世界が広がっているのだろうと思う。
向こうの世界へのあこがれがつのるばかりだった。」
とつぶやいたことがある。

「本土」とか「島」とか、そういう感覚が私にはない。
また「きらめき」とか「華やか」という意味もよくわからなかった。
しかしそれは私が1度も本土から離れ住んだことがないからだということが最近わかった。

明石から淡路島にまたがる明石海峡大橋というものができてから
こちらからも気軽に(実際は高速代が高いのでそうともいえないが)
淡路島に行き来することができるようになった。

なにかの折りに夜、淡路島から明石に向かって車を走らせる機会に恵まれた。
淡路島は、町中を除くと本当に夜は暗い。
ふと対岸に目をやると、本土のきらびやかな夜の風景が広がっているのが見られた。
あたり一面、キラキラとまるで宝石箱をひっくりかえしたように煌めき、
それはため息がでるほど、美しかったし、心躍る風景だった。
この瞬間、知人の言っていたことは、このことだったのだと理解した。

きらめきの中にいると、そのことに気づかない。
「しあわせ」も同じことがいえるかもしれない。
「しあわせ」の中にいる時、そのことに気づかない。
それを当然のごとく、漫然と受け止めているのかもしれない。
あたりまえのことだ思っているのかもしれない。
その「あたりまえ」がどれだけ、恵まれ幸せなことであるかということを
その環境を離れて初めて、気づくのだ。

しあわせの中にいるとき、そのことに気づかない・・

自分の日常は、さりげなくではあるが、
少し離れてみると、こんなにもキラキラしている。
その事に心から感謝したい。

大橋の向こうには、きらめく世界。
そこへ吸い込まれるように車は走る。
喜びにあふれ、あの地に帰ろう!

      



太平洋だぜ!~土佐の国パート2~

2005-05-02 | はっぴぃdiary

神戸の垂水区に住んでいる私は瀬戸内の海を見て暮らしている。
だから、向こう岸には淡路島、東に大阪湾、
天気がよければ和歌山方面まで見ることができる。
つまり、いつも海を眺めると小島とか列島が存在しているのだ。

写真のこの場所は高知県の桂浜の海岸、太平洋をそのまま見渡すことができる。
やったぞぉ~太平洋!はるばるやって来たよ~太平洋!
太平洋を見てこんなに感動を憶える人間もそういないだろうが、
海の向こうに何も見えない、見渡す限り海!そういう状態が良い!
「海はひろいな、おおきいなぁ~」と思わず口ずさみそうだ。  


 

この桂浜の小高い丘の上には、あの有名な!坂本龍馬様の大きな石像あり、
我々観光者を見下ろしておられる。
あまりにも高い位置に龍馬様のお顔があるので、写真のドアップは撮れなかった。

 

アイスクリンとは、ソフトクリームのウェハースの上に
ミルク味のシャーベット状のアイスをのせたものだが、高知県が元祖なのだろうか。
(ホントかウソか定かじゃないが・・)
坂本龍馬様のキャラクターが描かれている看板が!思わずパチリ、記念撮影。

高知といえば、南の都市。南というえば柑橘類。
小夏というレモンイエローの夏みかんのようなものが、
売店でたくさん売られていた。
この小夏を使ったジュースというのが、見るからにヘルシーでおいしそうだったので
ひとつ注文して飲んでみた。
素朴な夏みかんジュースの味がして、なんだか懐かしかった♪



時には知らない土地を旅するのもいいものだ。

犬はつらいヨ  ~土佐の国パート1~

2005-05-02 | はっぴぃdiary

土佐の国、高知で「闘犬試合」を観戦することになった。
犬同士を戦わせるなんて!それを観戦するなんて!
なんだか残酷~。
しかし、高知と言えば土佐犬と言うぐらい、ここではポピュラーな存在だ。
闘犬という見せ物は、この土地の伝統のものらしく、
昭和天皇をはじめ、現天皇陛下・皇后陛下もご覧になられたらしい。

本日は「若宮號」対「凱龍號」の試合。
なんだか、ごつい感じの名前だが、実際はそうでもない。
あくまで見た目は普通の土佐犬のようだ。
片方は黒の犬で、もう片方は白い毛並みの犬だ。

観戦場は、すり鉢状の観客席の底に
犬用の土俵(12角形)、その周りには竹の柵が張り巡らせてあり、
壁には勘亭文字の番付表が貼られている。
上の写真は、まずは土佐犬の横綱登場ということで
化粧まわしをし、綱を首に巻き付けられている。
(人間の横綱の場合は腰に回しを締めているが)
まさしく犬版相撲の土俵入り!と言ったところだろうか。

闘犬の負けのルールとは
「逃げ出す」こと、もしくは「うめき声や鳴き声をあげる」こと。
これが負けの判定となり、人間の相撲と違って
相手にひっくり返されたり、上に乗られたりすることでは負けにはならない。
彼らにとって、「負け犬」となることとは
「逃げ出すこと」と「鳴くこと、うめくこと」を意味する。

だから、いざ試合が始まったら、鳴き声ひとつあげず
だた激しい息づかいと体と体のぶつかる音が聞こえるだけだ。
決してひるまず、相手に体ごと食らいついていく。
その勢いたるや、息を飲むほどすさまじい。
あの竹の柵を突き破りそうな勢いだ。(怖い!)



結局、お互い戦うことをあきらめず、取っ組み合っていたので
今日のこの試合の判定は引き分けとなった。

戦うことが全て、勝つことが全て・・といった感じだ。
土佐犬として生まれた彼らの宿命を思う。

強くあれ!
たくましくあれ!
負けるな!
逃げるな!
生きることは戦いだ!

彼らはそんな風に教えられて生きてきたのだろう。
しかし凛としたその姿、とても美しかったし、
その勇ましさや強さに感動した。
自分も頑張らねば!と犬に励まされているかのようだ。

・・でも自分がもし犬として生まれ変わるのなら、土佐犬だけはごめんだ。
どうして、いつも戦わなければならないんだろう?
みんな、仲良くすればいいのに・・とつい思ってしまう。
こんな私は、やっぱり湯水に浸かっている人間なのだろうか。
きわめて、女性的で主婦的感覚なのかもしれない。
少なくとも私にとって生きること、イコール 戦いではない。
もし戦うとすれば、相手に対してではなく、弱い自分に対してである。

犬よ、君もつらいね・・


大丈夫か?私!

2005-05-01 | はっぴぃdiary
今日の夕食は残り野菜をたっぷり使っての天ぷらに決定!
・・それは良いのだけど、
野菜を切っていざ衣を作ろうという段になって
小麦粉を切らしていることに気づいた

外はザーザーの雨・・
おまけに我が家は近くにスーパーはなく
一番近いコンビニでも車を走らさなければならないぐらい辺鄙な所にある。
し、しかし・・小麦粉がないからといって
今更中止にするわけにもいかず、かといって素揚げにするわけにもいかず・・
やっぱり車で近くのコンビニに行くしかない!
と泣く泣くコンビニで「黄金てんぷら粉」を購入して帰宅。

さぁ~、作るぞぉ~!!
・・と鼻息荒く意気込んで準備開始していると
またあることに気づく。
ま、まさか・・
今度は油が少なくなっていて、
とても揚げ物をできる状態ではないことに気づく。
やばい!またコンビニまでドライブか!
私はバカか!もっと献立を考える前に材料を確認しておけ!

・・というわけで、もう一度コンビニまで行って
今度は油を購入したわけだった。
こんなにまでして作ろうとしているてんぷらなんだから
何が何でも成功させなければならない!
・・と強いプレッシャーに押しつぶされそうになりながら
頭にねじりハチマキ気分で頑張った。

その甲斐あって、てんぷらはサクサク!
とてもおいしくできたのでホッと胸をなで下ろした。
!!!でも揚げたそばから、二人の野郎どもがハエアナのように
てんぷらを食らいつくのはやめてくれ~!!