最近のオードブルは「山盛り」になってる
この前、親戚で法事があって
ある店にオードブルを頼んだ
そしたらエビフライ・鳥の唐揚げ・焼き魚・メロン・オレンジ・・・
と一杯入れてあった
変わった物では「大根の煮物」も入ってた
「サービス満点やな」と言ってる人も居たけど
・・・・ハッキリ言って、美味しくない
そりゃそうだろう
「1万円のオードブル」に、1万円以上かけるバカは居ない
という事は「いかに安い物を入れるか」という事になる
そして「手をかけなくなる」
例えば「冷凍の魚」は、そのまま塩焼きにしても美味くない
「柚子を入れたタレに漬けこむ」とかしないといけない
でも、そんな事をやってると時間を取られる
先輩にその話をしたら
「解る、解る、うちでも前に注文したけど
安い鶏肉ばっかり使って、焼いたり煮たり揚げたりしてあった
でも、ほとんど捨てた」
こんな「解ってくれる人」ばっかりだといいんだけど
ほとんどの人は「山盛りのオードブルはサービスがいい」と言う
そういえば
「エンタのオードブルは、中身が少ない
ワシらは味なんてどうでもいいんや
見た目が豪華やったらそれでいいんや」
と言った人が居たけど、こういう事だったんだな
もちろん、俺は「不味くても、たくさん入ってるオードブル」を作る気は無い
でも「中身を増やす」というのは必要かもね
この前、親戚で法事があって
ある店にオードブルを頼んだ
そしたらエビフライ・鳥の唐揚げ・焼き魚・メロン・オレンジ・・・
と一杯入れてあった
変わった物では「大根の煮物」も入ってた
「サービス満点やな」と言ってる人も居たけど
・・・・ハッキリ言って、美味しくない
そりゃそうだろう
「1万円のオードブル」に、1万円以上かけるバカは居ない
という事は「いかに安い物を入れるか」という事になる
そして「手をかけなくなる」
例えば「冷凍の魚」は、そのまま塩焼きにしても美味くない
「柚子を入れたタレに漬けこむ」とかしないといけない
でも、そんな事をやってると時間を取られる
先輩にその話をしたら
「解る、解る、うちでも前に注文したけど
安い鶏肉ばっかり使って、焼いたり煮たり揚げたりしてあった
でも、ほとんど捨てた」
こんな「解ってくれる人」ばっかりだといいんだけど
ほとんどの人は「山盛りのオードブルはサービスがいい」と言う
そういえば
「エンタのオードブルは、中身が少ない
ワシらは味なんてどうでもいいんや
見た目が豪華やったらそれでいいんや」
と言った人が居たけど、こういう事だったんだな
もちろん、俺は「不味くても、たくさん入ってるオードブル」を作る気は無い
でも「中身を増やす」というのは必要かもね
親戚や知り合いが大勢来るから見栄はって味よりも見た目の豪華さを気にするんでしょうなぁ。
こういう人はきっと美味しくても見た目が貧相なオードブルだったら恥ずかしいって思っちゃうんでしょうね。
親戚や知り合いが大勢来るから見栄はって味よりも見た目の豪華さを気にするんでしょうなぁ。
あっ、なるほど
注文する人が決めるんですよね
>こういう人はきっと美味しくても見た目が貧相なオードブルだったら恥ずかしいって思っちゃうんでしょうね。
難しいですねぇ
俺は「美味かったらそれでいい」と思ってたけど
それだけじゃダメなんですねぇ
ぱっと見た感じ、お得感があります。
おいしければ、更にいいです。
ぱっと見た感じ、お得感があります。
そうなんですよ
しかも、普通の山盛りじゃなくて「とんでもない量」なんです(笑
考えてみれば、あれが「今のはやり」かもしれないです
>おいしければ、更にいいです。
これは絶対に必要、だと思いますね
勿論、それに加えて“味が良い”というのがあれば更に人気に。
値段もそれなりですが、それよりも大量の種類と量による圧倒感とかが、見た目にも、お腹にも、満足感が高くなるのと同じじゃないですかね、山盛りのオードブルって(笑)。
それに、本当に味の判る人気にする人って殆ど居ませんよ。
よく雑誌やBlogなんかで食べ物記事を書いて美味いや不味い等と書いてる人が居ますけど(プロ?から一般人まで)、こういった人達の味の判断は『自分の味覚上の好み』でしかなく、例えば僕や桜さんなんかが“美味い!”と判断するのと、エンタさんが“美味い!”と判断する基準は全く違うと思うんです。勿論僕や桜さんは自分の好き嫌いで判断しますけど、エンタさんの様な本職の人だと、出汁の取り方や味付け等、基本にどれだけ忠実か、また原材料の質はどうか、それがきっちり出来ている事が、まずは美味い不味いの基準になると思うんですよ。
そう考えると、ね、味の判る人が少ない事が判りますでしょう(笑)。
行列の出来る店とかでも、並んでる人の殆どは自分の味覚ではなく、情報からその店の味や特徴を既にインプットされてますから、実際の味よりも美味しく感じたりこれが流行の味だと感じる事で満足感を覚える人も多いと思いますよ。
そんな所が、真理じゃないですかねぇ。。。
反対に同じ経営者の立場で言うと、その辺りをどうするかが売り上げを上げる大事な要素になるんじゃないですかね。
業種は違いますけど、うちの写真業界でも同じ事がいえ、本当に写真が判る人は本職を除けば殆ど居ません。それでも如何に普通の人達(お客さんや写真を趣味にしてる人達)に良い写真に感じさせるか、凄いと思ってもらえるか、そこが本職の力量になって来ると思いますから。
写真も料理の世界も、自分の信じる事を追求するのはとても素晴らしいと思うんですが、それに固辞するあまり誰からも認められずお客さんも付かなくなって、駄目になっていく人を沢山見て来ましたからねぇ。。。
職人として考えるか、経営者として考えるか、そこが悩み所でもあるんですよねぇ、難しいのは(笑)。
エンタさんなら判ってもらえると思うんですが、悲観する訳でも批判する訳でもなく、世の中の人ってそんな所だと思うんですよ。だから、日本には文化(食文化も芸術の文化も)が育たないって言われるんでしょうねぇ。
先日テレビで見たんですけど、とうとう吉兆本店が一昨年度赤字になってしまい、経営を本格的に立て直しに入ったと。まぁ船場吉兆の影響も大きいとは思うんですが(笑)、現在の社長さんが言うには、今までは個室を使う人の殆どが商談がメインの人で味は二の次やったと。リーマンショック以降、これからは一般のお客さんをメインにしていかなアカンと。
こんな話を聞いても、如何にお客さんの要求に応えていかないと駄目なのかが判りますよねぇ。
名店や老舗と呼ばれるお店でも、時代と共に変化していかないと生き残れないと。
すみません、久しぶりの書き込みでいっぱい語ってしまった(爆)。
なるほど、田舎だけじゃなくて日本中がそうなってるんですねぇ
>それに、本当に味の判る人気にする人って殆ど居ませんよ。
う~ん、そう言われてみればそうですねぇ
>職人として考えるか、経営者として考えるか、そこが悩み所でもあるんですよねぇ、難しいのは(笑)。
そこなんですよねぇ
ハッキリ言って、職人としては
「捨てられるのが解ってて多く入れる」というのは腹が立つんですよ
でも、経営者としては「そんな事を言ってる場合じゃない」という事も解ってるんです
>先日テレビで見たんですけど、とうとう吉兆本店が一昨年度赤字になってしまい、経営を本格的に立て直しに入ったと
俺も見てました
その中で「変えてはいけない事と変えなければいけない事がある」
というのが一番印象に残りました
>すみません、久しぶりの書き込みでいっぱい語ってしまった(爆)。
いやいや、ありがとうございます