東京マーケット・サマリー
■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
<外為市場>
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後5時現在 113.73/75 1.1603/07 131.98/02
NY午後5時 114.14/17 1.1595/98 132.34/38
午後5時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高の113円後半。月末を控えた実需による売買が交錯する中、ドル売りが優勢となったほか、日本株やアジア株が軟調に推移しリスク回避の円買いもみられた。夕方に入るとさらに下げ幅を広げ、ドルは114円を割り込んだ。
<株式市場>
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 29098.24 -7.77 29056.01 28,870.25─29,139.22
TOPIX 2013.81 -4.59 2016.71 2,005.35─2,020.43
東証出来高(万株) 114411.00 東証売買代金(億円) 26240.75
東京株式市場で日経平均は小幅に反落した。米国株高という好材料がありながらも、日本株は前日の大幅高の反動で利益確定売りが優勢となった。ただ、国内での企業決算が本格化する中、好決算を材料視した物色は下支えとなり、日経平均は大引けにかけて下げ幅を縮小した。
東証1部の騰落数は、値上がり698銘柄に対し、値下がりが1391銘柄、変わらずが95銘柄だった。
<短期金融市場>
無担保コール翌日物金利(速報ベース) -0.027
ユーロ円金先(22年3月限) ───
3カ月物TB ───
無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.027%になった。前営業日(マイナス0.026%)からほぼ横ばい。「地銀の調達意欲は引き続き強いが、横ばい圏の動き」(国内金融機関)だった。ユーロ円3カ月金利先物は閑散。
<円債市場>
国債先物・21年12月限 151.24 (+0.11)
安値─高値 151.07─151.24
10年長期金利(日本相互証券引け値) 0.095% (-0.005)
安値─高値 0.105─0.095%
国債先物中心限月12月限は前営業日比11銭高の151円24銭と4日ぶりに反発して取引を終えた。10年最長期国債利回り(長期金利)の引け値は、前営業日比0.5bp低下の0.095%。超長期ゾーンにかけて金利が低下し、金利曲線がフラット化した。
<スワップ市場・気配>
2年物 0.06─-0.03
3年物 0.08─-0.01
4年物 0.09─-0.00
5年物 0.10─0.00
7年物 0.13─0.03
10年物 0.20─0.10
日経平均は7円安と小反落、売り一巡後は引けにかけ下げ幅縮小、2万9000円台に戻す=27日後場/国内市況ニュース/モーニングスター 2021/10/27 15:18
27日後場の日経平均株価は前日比7円77銭安の2万9098円24銭と小反落。朝方は、きのう大幅反発(500円超上昇)した反動で利益確定売りが先行した。26日の米国株高や好業績株物色を支えに小幅高に切り返す場面もあったが、買いは続かず、再び軟化。株価指数先物売りを交えて下げ幅を広げ、一時2万8870円25銭(前日比235円76銭安)まで下落した。中国・上海総合指数や香港ハンセン指数の下げも重しとして意識された。一巡後は、押し目買いや買い戻しを支えに引けにかけて下げ幅縮小の流れとなった。
東証1部の出来高は11億4411万株、売買代金は2兆6240億円。騰落銘柄数は値上がり698銘柄、値下がり1391銘柄、変わらず95銘柄。
市場からは「指数自体は主体性のない動きだが、基本的に押し目買い・戻り売りの動きと言える。とりあえず主要企業の決算や衆院選の結果待ちだ」(準大手証券)との声が聞かれた。
業種別では、郵船<9101>、川崎汽<9107>、商船三井<9104>などの海運株が下落。JAL<9201>、ANA<9202>などの空運株も安い。東電力HD<9501>、東北電力<9506>、中国電力<9504>などの電気ガス株や、ソフバンG<9984>、KDDI<9433>、オービック<4684>などの情報通信株も軟調。フジクラ<5803>、古河電工<5801>、東邦鉛<5707>などの非鉄金属株もさえず、キヤノン<7751>、ソニーG<6758>、パナソニック<6752>、日電産<6594>などの電機株も売られた。日本製鉄<5401>、JFE<5411>、東製鉄<5423>などの鉄鋼株も値を下げた。
半面、トヨタ<7203>、日野自<7205>、豊田織<6201>などの輸送用機器株が堅調。味の素<2802>、日清食HD<2897>、キリンHD<2503>などの食料品株や、SOMPOH<8630>、かんぽ生命<7181>などの保険株も高い。日東電工<6988>、信越化<4063>、花王<4452>などの化学株や、日本郵政<6178>、電通グループ<4324>、リクルートH<6098>などのサービス株も買われた。中外薬<4519>、第一三共<4568>などの医薬品株も値を上げた。
個別では、遠藤照明<6932>、東和薬品<4553>、ホクシン<7897>、三井松島HD<1518>、ダイセキS<1712>などの下げが目立った。半面、新光電工<6967>、MARUWA<5344>、IMAGIC<6879>、OKK<6205>、シマノ<7309>などの上げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、24業種が下落した。
日本・中国株式指数
名称 値 前日比 前日比(%) 1ヶ月利回り変化幅 年間利回り変化幅 更新日時 (JST)
TOPIX 500 INDEX (東証) 1,565.43 -3.33 -0.21% -3.44% +25.31% 2021/10/27
TOPIX 100 INDEX (東証) 1,323.52 -2.21 -0.17% -3.10% +28.74% 2021/10/27
日経平均株価 29,098.24 -7.77 -0.03% -3.60% +24.25% 2021/10/27
日経500平均 2,839.72 -2.25 -0.08% -3.87% +18.42% 2021/10/27
TOPIX (東証株価指数) 2,013.81 -4.59 -0.23% -3.26% +24.88% 2021/10/27
日経300指数 422.80 -0.72 -0.17% -2.99% +26.48% 2021/10/27
東証REIT指数 2,082.14 +16.24 +0.79% -1.22% +25.35% 2021/10/27
JASDAQ インデックス 185.86 -1.19 -0.64% -4.62% +8.26% 2021/10/27
TOPIX CORE 30 IDX (東証) 961.43 -3.45 -0.36% -3.40% +29.69% 2021/10/27
東証マザーズ指数 1,109.95 -10.60 -0.95% -1.54% -8.61% 2021/10/27
TOPIX SMALL INDEX (東証) 2,410.29 -8.96 -0.37% -4.51% +17.10% 2021/10/27
TOPIX MID 400 INDX (東証) 2,189.84 -6.72 -0.31% -4.14% +19.69% 2021/10/27
日経ジャスダック平均 3,990.18 -11.31 -0.28% -1.86% +10.76% 2021/10/27
東証2部 株価指数 7,685.56 -31.86 -0.41% -1.66% +23.78% 2021/10/27
TOPIX LARGE 70 IDX (東証) 2,074.36 +1.86 +0.09% -2.70% +27.57% 2021/10/27
中国 上海総合指数 3,562.31 -35.33 -0.98% -0.57% +9.46% 2021/10/27
中国 上海A株指数 3,733.40 -37.06 -0.98% -0.58% +8.96% 2021/10/27
中国 深センA株指数 2,508.72 -28.12 -1.11% -0.37% +7.05% 2021/10/27
中国 深セン成分指数 14,393.51 -159.31 -1.09% +0.56% +7.51% 2021/10/27
中国 上海B株指数 276.13 -1.21 -0.43% +1.86% +11.54% 2021/10/27
中国 深センB株指数 1,162.77 -14.52 -1.23% -1.10% +22.96% 2021/10/27
中国 上海50A株指数 3,247.10 -42.94 -1.31% +1.47% -2.00% 2021/10/27
中国 上海180A株指数 10,112.44 -110.20 -1.08% +0.86% +4.16% 2021/10/27
中国 上海新総合指数(G株) 3,010.42 -29.88 -0.98% -0.58% +8.96% 2021/10/27
中国 創業板指数 3,308.96 -18.58 -0.56% +2.39% +23.91% 2021/10/27
上海/シンセン CSI300指数 4,898.16 -64.94 -1.31% +0.43% +4.23% 2021/10/27
中国 深セン総合指数 2,397.51 -26.88 -1.11% -0.38% +7.81% 2021/10/27
日経平均
現在値 29,098.24↑ (21/10/27 15:15)
前日比 -7.77 (-0.03%)
始値 29,056.01 (09:00) 前日終値 29,106.01 (21/10/26)
高値 29,139.22 (09:05) 年初来高値 30,795.78 (21/09/14)
安値 28,870.25 (10:47) 年初来安値 26,954.81 (21/08/20)
日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は小幅反落、ソフトバンクGとKDDIが2銘柄で約57円分押し下げ 10/27 16:33 配信 フィスコ
10月27日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上が72銘柄、値下がり144銘柄、変わらず9銘柄となった。
日経平均は小幅反落。前日の米株式市場でのNYダウは小幅ながら3日続伸、S&P500指数と揃って連日で史上最高値を更新した。良好な企業決算や10月消費者信頼感指数の改善が好感された。ハイテク企業決算への期待も根強く、ナスダック総合指数も小幅続伸。ただ、前日の急伸の反動が優勢となり、日経平均は50円安でスタート。29000円を割り込むと、アジア市況が軟調な中、下げ幅を拡げる展開が続き、前場中頃には28870.25円(235.76円安)まで下げた。ただ、企業決算の本格化や衆院選投開票を前に持ち高を一方向に傾ける向きは少なく、前引けかけて下げ渋ると、後場は25日移動平均線での底堅さも窺えたことから押し目買いが優勢に。大引けまで下げ幅を縮め、結局、前日終値と同水準まで戻した。
大引けの日経平均は前日比7.77円安の29098.24円となった。東証1部の売買高は11億4411万株、売買代金は2兆6240億円だった。セクターでは海運業、空運業、電気・ガス業などが下落率上位となった一方、輸送用機器、食料品、保険業などが上昇率上位となった。東証1部の値下がり銘柄は全体の63%、対して値上がり銘柄は32%となった。
値下がり寄与トップはソフトバンクG<9984>となり1銘柄で日経平均を約46円押し下げた。同2位はKDDI<9433>となり、ソニーG<6758>、キヤノン<7751>、ファナック<6954>、エムスリー<2413>、アドバンテ<6857>などがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>となり1銘柄で日経平均を約47円押し上げた。同2位は日東電<6988>となり、信越化<4063>、リクルートHD<6098>、日立建<6305>、中外薬<4519>、味の素<2802>などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 29098.24(-7.77)
値上がり銘柄数 72(寄与度+165.42)
値下がり銘柄数 144(寄与度-173.19)
変わらず銘柄数 9
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 74890 1360 +47.93
<6988> 日東電 8710 590 +20.79
<4063> 信越化 19925 445 +15.68
<6098> リクルートHD 7500 100 +10.57
<6305> 日立建 3715 245 +8.63
<4519> 中外薬 4300 49 +5.18
<2802> 味の素 3416 126 +4.44
<7203> トヨタ 2004 24 +4.23
<4452> 花王 6474 111 +3.91
<6367> ダイキン 25705 110 +3.88
<8035> 東エレク 51410 100 +3.52
<4568> 第一三共 2884 29 +3.07
<3382> 7&iHD 4880 82 +2.89
<6301> コマツ 2996 73.5 +2.59
<4021> 日産化学 6470 70 +2.47
<4324> 電通G 4125 70 +2.47
<9613> NTTデータ 2263 10 +1.76
<2801> キッコーマン 9320 50 +1.76
<4523> エーザイ 8167 43 +1.52
<4543> テルモ 5125 10 +1.41
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9984> ソフトバンクG 6281 -219 -46.31
<9433> KDDI 3626 -54 -11.42
<6758> ソニーG 13105 -305 -10.75
<7751> キヤノン 2566.5 -160.5 -8.49
<6954> ファナック 24360 -200 -7.05
<2413> エムスリー 7245 -66 -5.58
<6857> アドバンテ 9140 -60 -4.23
<9766> コナミHD 6520 -110 -3.88
<6861> キーエンス 65770 -990 -3.49
<6971> 京セラ 6703 -48 -3.38
<6724> エプソン 2002 -45 -3.17
<4901> 富士フイルム 8728 -76 -2.68
<6762> TDK 4115 -25 -2.64
<7267> ホンダ 3374 -37 -2.61
<7832> バンナムHD 8642 -65 -2.29
<8697> JPX 2786.5 -60.5 -2.13
<7974> 任天堂 48550 -600 -2.11
<6976> 太陽誘電 5560 -60 -2.11
<9064> ヤマトHD 2800 -58 -2.04
<5333> ガイシ 1879 -56 -1.97
TOPIX
現在値 2,013.81↑ (21/10/27 15:00)
前日比 -4.59 (-0.23%)
始値 2,016.71 (09:00) 前日終値 2,018.40 (21/10/26)
高値 2,020.43 (09:05) 年初来高値 2,120.18 (21/09/14)
安値 2,005.35 (10:47) 年初来安値 1,776.60 (21/01/04)
東証業種別ランキング:海運業が下落率トップ 10/27 15:41 配信 フィスコ
海運業が下落率トップ。そのほか空運業、電力・ガス業、情報・通信業、非鉄金属なども下落。一方、輸送用機器が上昇率トップ。そのほか食料品、保険業、化学工業、サービス業なども上昇。
業種名/現在値/前日比(%)
1. 輸送用機器 / 3,442.4 / 0.91
2. 食料品 / 1,764.34 / 0.81
3. 保険業 / 1,137.46 / 0.80
4. 化学工業 / 2,346.28 / 0.74
5. サービス業 / 3,233.02 / 0.43
6. 医薬品 / 3,127.94 / 0.30
7. 小売業 / 1,395.39 / 0.23
8. 石油・石炭製品 / 1,091.25 / 0.21
9. ガラス・土石製品 / 1,218.58 / 0.11
10. 卸売業 / 1,890. / -0.03
11. 繊維業 / 592.54 / -0.11
12. 精密機器 / 11,386.65 / -0.12
13. 機械 / 2,318.17 / -0.13
14. 建設業 / 1,185.74 / -0.16
15. ゴム製品 / 3,522.25 / -0.18
16. 銀行業 / 145.64 / -0.22
17. 鉱業 / 284.66 / -0.36
18. 証券業 / 400.02 / -0.39
19. 不動産業 / 1,514.22 / -0.52
20. その他金融業 / 757.16 / -0.57
21. 金属製品 / 1,327.59 / -0.63
22. 水産・農林業 / 491.95 / -0.64
23. 倉庫・運輸関連業 / 1,848.03 / -0.66
24. その他製品 / 3,417.6 / -0.73
25. 陸運業 / 1,890.81 / -0.74
26. パルプ・紙 / 512.61 / -0.76
27. 鉄鋼 / 483.37 / -0.77
28. 電気機器 / 3,854.37 / -1.00
29. 非鉄金属 / 1,005.52 / -1.19
30. 情報・通信業 / 4,926.14 / -1.27
31. 電力・ガス業 / 330.67 / -1.41
32. 空運業 / 206.14 / -1.44
33. 海運業 / 826.99 / -3.88
業種別(東証株価指数33業種)
JPX日経インデックス400
現在値 18,186.40↑ (21/10/27 15:00)
前日比 -18.20 (-0.10%)
始値 18,197.59 (09:00) 前日終値 18,204.60 (21/10/26)
高値 18,238.72 (09:05) 年初来高値 19,181.57 (21/09/14)
安値 18,104.14 (10:47) 年初来安値 16,082.48 (21/01/04)
JASDAQ平均
現在値 3,990.18↑ (21/10/27 15:00)
前日比 -11.31 (-0.28%)
始値 3,996.84 (09:00) 前日終値 4,001.49 (21/10/26)
高値 3,997.12 (09:00) 年初来高値 4,113.94 (21/09/14)
安値 3,980.86 (12:50) 年初来安値 3,692.19 (21/01/04)
JASDAQ平均は反落、決算受けた個別株物色中心/JASDAQ市況 10/27 16:43 配信 フィスコ
JASDAQ平均:3,990.18 (-11.31)
出来高:7018万株
売買代金:489億円
J-Stock Index:3,988.04 (-42.56)
本日のJASDAQ市場は、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20は反落、J-Stock Indexは続落した。値上がり銘柄数は244(スタンダード228、グロース16)、値下り銘柄数は319(スタンダード301、グロース18)、変わらずは66(スタンダード63、グロース3)。
本日のJASDAQ市場は軟調な展開となった。26日の米株式市場のダウ平均は小幅ながらS&P500指数と揃って連日で史上最高値を更新。良好な企業決算や10月消費者信頼感指数の改善が相場を押し上げた。ナスダック総合指数もフェイスブックが全体の重しとなるも、エヌビディアの急伸なども支えに小幅続伸となった。ハイテク株高となった米株市場を横目に、JASDAQ平均は反落してスタート。日経平均が前日の急伸の反動で売り優勢となり、上海株・香港株が軟調なこともあって、じりじりと下げ幅を拡げると、JASDAQ平均も連れ安に。引けにかけて下げ幅を縮小したが終日マイナス圏での推移となった。米大手ハイテク企業の決算が良好であることは投資家心理の下支えとなった。ただ、国内でも決算シーズンが本格化しはじめ、決算を受けた個別株物色を除いては積極的な売買も手控えられたことから、指数は弱含んだ。
個別では、前日から利食い売り優勢のピクセルカンパニーズ<2743>が11%安で値下がり率トップに、上期営業利益は高い進捗率も通期予想を据え置いたことが嫌気されたテセック<6337>が8%安となった。時価総額上位銘柄では、25日に発表した業績予想の上方修正が市場予想に届かず本日も売られた東映アニメ<4816>が5%安となったほか、ウエストHD<1407>が4%安、ハーモニック<6324>やアンビス<7071>も冴えなかった。値下り率上位にはMipox<5381>、三ッ星<5820>などが顔を出した。
一方、22年3月期の営業損益予想を上方修正した田中化学研究所<4080>が15%高のストップ高に、連日買い優勢の展開が続いているUFHD<4235>は10%高となった。時価総額上位銘柄ではナカニシ<7716>やセリア<2782>が堅調だった。値上がり率上位にはガーラ<4777>、ディーエムソリューションズ<6549>などが顔を出した。
JASDAQ-TOP20では、セプテーニHD<4293>、ウエストHD、ベクター<2656>などが下落した。
マザーズ指数
現在値 1,109.95↑ (21/10/27 15:00)
前日比 -10.60 (-0.95%)
始値 1,115.31 (09:00) 前日終値 1,120.55 (21/10/26)
高値 1,118.84 (09:07) 年初来高値 1,340.38 (21/02/16)
安値 1,105.57 (12:56) 年初来安値 993.29 (21/08/18)
マザーズ指数は反落、時価総額上位の下げ目立つ、値上がり率トップは弁護士コム/マザーズ市況 10/27 16:53 配信 フィスコ
本日のマザーズ指数は、米国市場は伸び悩み、マザーズ先物が下落した流れを引き継ぎ、反落でスタートした。寄り付き後は、メルカリ<4385>、フリー<4478>など時価総額上位の銘柄が下落となり相場を押し下げ、マザーズ指数は下げ幅を拡大し、一時は14.98pt安まで値を下げる軟調な値動きでの推移となった。しかし、大引け前に時価総額中位の日本電解<5759>、アイドマ・ホールディングス<7373>などが強含みして相場を下支えし、マザーズ先物は若干下げ幅を縮小して取引を終了した。なお、時価総額上位の弁護士ドットコム<6027>の上昇が終日、相場全体を下支えしたもようだ。日足チャートでは、25日線、5日線を割り込みする重い値動きとなった。
マザーズ指数は反落、売買代金は概算で1604.47億円。騰落数は、値上がり127銘柄、値下がり244銘柄、変わらず20銘柄となった。
個別では、昨日に発表された2022年3月期第2四半期決算を好感した弁護士ドットコムが好業績を好感しストップ高となった。また、昨日に発表したインターステラテクノロジズとの資本提携を引き続き好感したINCLUSIVE<7078>はストップ高となった。そのほか、グローバルウェイ<3936>、アスタリスク<6522>、ハイアス・アンド・カンパニー<6192>が高い。
一方、高値警戒感から利食い売りに押されたアジャイル<6573>が10%を超える下落となった。また、年初来安値を割り込んで見切り売りが加速したブロードマインド<7343>が5%を超える下落となった。そのほか、インバウンドテック<7031>、クリーマ<4017>、TKP<3479>が安い。
東証REIT指数
現在値 2,082.14↑ (21/10/27 15:00)
前日比 +16.24 (+0.79%)
始値 2,071.97 (09:00) 前日終値 2,065.90 (21/10/26)
高値 2,082.42 (10:29) 年初来高値 2,200.02 (21/07/13)
安値 2,069.78 (09:19) 年初来安値 1,750.45 (21/01/06)
日経平均VI
現在値 21.04↑ (21/10/27 15:20)
前日比 +0.06 (+0.29%)
始値 20.95 (09:00) 前日終値 20.98 (21/10/26)
高値 21.71 (10:51) 年初来高値 30.40 (21/05/13)
安値 20.79 (14:42) 年初来安値 14.90 (21/09/21)
日経VI:小幅に上昇、株価下げ渋りで市場心理悪化は限定的 10/27 16:00 配信 フィスコ
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は27日、前日比+0.06(上昇率0.29%)の21.04と上昇した。なお、高値は21.71、安値は20.79。
今週後半から本格化する主要企業の4-9月期決算発表や、31日投開票となる衆院選を控え、市場ではやや警戒感が高まりやすくなっている。こうした中、今日の東京株式市場は売りが優勢の展開となり、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードがやや強まり、今日の日経VIは概ね昨日の水準を上回って推移した。ただ、取引終了にかけては日経225先物が下げ渋り、市場心理の悪化は限定的となり、日経VIは低下に転じる場面もあった。
東証2部指数
現在値 7,685.56↓ (21/10/27 15:00)
前日比 -31.86 (-0.41%)
始値 7,716.05 (09:00) 前日終値 7,717.42 (21/10/26)
高値 7,716.05 (09:00) 年初来高値 7,896.33 (21/09/14)
安値 7,681.41 (14:11) 年初来安値 6,523.55 (21/01/04)
日経平均先物
現在値 28,950.00↓ (21/10/27 06:00)
前日比 -180.00 (-0.62%)
高値 29,250.00 (23:23) 始値 29,130.00 (16:30)
安値 28,940.00 (01:47) 前日終値 29,130.00 (21/10/26)
TOPIX先物
現在値 2,009.50↓ (21/10/27 06:00)
前日比 -11.50 (-0.57%)
高値 2,027.00 (23:22) 始値 2,020.00 (16:30)
安値 2,009.50 (06:00) 前日終値 2,021.00 (21/10/26)
JPX日経400先物
現在値 18,110.00↓ (21/10/27 06:00)
前日比 -125.00 (-0.69%)
高値 18,285.00 (23:22) 始値 18,230.00 (16:30)
安値 18,110.00 (06:00) 前日終値 18,235.00 (21/10/26)
東証マザーズ指数先物
現在値 1,111.00↑ (21/10/27 06:00)
前日比 -6.00 (-0.54%)
高値 1,125.00 (23:20) 始値 1,117.00 (16:30)
安値 1,109.00 (01:47) 前日終値 1,117.00 (21/10/26)
NYダウ先物 円建
現在値 35,646.00↑ (21/10/27 05:40)
前日比 +4.00 (+0.01%)
高値 35,745.00 (00:20) 始値 35,660.00 (16:41)
安値 35,599.00 (01:50) 前日終値 35,642.00 (21/10/26)
CME日経平均先物 円建
現在値 28,970.00↑ (21/10/26 15:59 CST)
前日比 +160.00 (+0.56%)
高値 29,250.00 始値 28,820.00
安値 28,785.00 前日終値 28,810.00 (21/10/25)
SGX日経平均先物
現在値 28,925.00↓ (21/10/27 05:14 SGT)
前日比 -205.00 (-0.70%)
高値 29,250.00 始値 29,135.00
安値 28,925.00 前日終値 29,130.00 (21/10/26)
長期国債先物
現在値 151.160↓ (21/10/27 06:00)
前日比 +0.030 (+0.02%)
高値 151.190 (02:15) 始値 151.170 (15:30)
安値 151.080 (16:05) 前日終値 151.130 (21/10/26)
27日の日本国債市場概況:債券先物は151円24銭で終了 10/27 17:30 配信 フィスコ
<円債市場>
長期国債先物2021年12月限
寄付151円16銭 高値151円24銭 安値151円07銭 引け151円24銭
売買高総計28136枚
2年 429回 -0.110%
5年 149回 -0.070%
10年 364回 0.095%
20年 178回 0.490%
債券先物12月限は、151円16銭で取引を開始。米10年債利回りが上昇するなかで売りが先行し、151円07銭まで下げた。その後、財務省の2年債入札の結果は弱めだったが、値ごろ感からか買いが優勢になり、151円24銭まで上げた。現物債の取引では、2年債、5年債、10年債が買われ、20年債が売られた。
<米国債概況>
2年債は0.50%、10年債は1.61%、30年債は2.03%近辺で推移。
債券利回りはまちまち。(気配値)
<その他外債市況・10年債>
ドイツ国債は-0.13%、英国債は1.07%、オーストラリア10年債は1.80%、NZ10年債は2.58%。(気配値)
日本国債3年
年利回り -0.084 (21/10/27 02:05)
前日比 0.000
日本国債5年
年利回り -0.055 (21/10/27 02:05)
前日比 +0.001
日本国債10年
年利回り 0.105 (21/10/27 02:05)
前日比 +0.001
アジア株式市場サマリー
東南アジア株式市場は、中国での新たな不安要素を材料に、大半の市場が下落して引けた。当代置業が他の中国の不動産開発企業に続いて社債のデフォルト(債務不履行)に陥ったとの報が中国不動産株を押し下げ、中国恒大集団の債務問題の波及リスクが再び懸念された。
中国株式市場は続落。中国政府が新たな石炭価格抑制策を打ち出したことから、石炭株が売られた。一方、国務院が二酸化炭素(CO2)の排出を2030年までにピークアウトするための行動計画を発表したことを受けて、環境保護関連銘柄は上昇した。
石炭株指数は4.2%安。エネルギー株は3.2%下落した。
中国当局は石炭価格抑制に向け、主要生産地域の一部で貯蔵施設を「整理」し、無許可の施設を排除する方針を明らかにした。
生活必需品株、ヘルスケア株、半導体株も1.2─1.8%下落した。
一方、気候対策の行動計画発表を受け、環境保護産業指数、新エネルギー指数、新エネルギー車指数は2%超上昇した。
中国招商証券はノートで、発電のための化石燃料はなお温暖化ガスの主な原因だが、新エネルギーの利用が炭素中立達成の基礎となると指摘した。
香港市場も続落。ハイテクやヘルスケア株が売られた。
米2年債利回りが1年7カ月ぶり高水準に上昇し、新興国市場の流動性が低下する可能性がある。
中国はオンラインアカウントの実名登録ルールを見直す中、未成年のユーザーに保護者の個人情報を提示するよう求めるほか、各プラットフォームに確認作業の強化を求める。アリババ・グループ、美団、騰訊控股(テンセント・ホールディングス)は3-5%下落。
エネルギー株指数は2%超下落。
中国国内での新型コロナ感染拡大を受けてゴールドマン・サックスが業績見通しを下方修正した火鍋レストランチェーンの海底撈国際は7.5%下落、2019年3月以来の安値となった。
シドニー株式市場は、ほぼ横ばいで引けた。序盤は上昇したものの、さえない鉱業株や国内のインフレ指標、スーパー最大手ウールワース・グループの株価急落などが下押し要因となった。
オーストラリア統計局がこの日発表した7ー9月期の消費者物価指数(CPI)は、コアが6年ぶりの高水準に加速。市場では、従来の想定よりも利上げが早期に実施されるかもしれないとの懸念が広がった。
マーカストゥデー・フィナンシャル・ニューズレターのシニアアナリスト、ヘンリー・ジェニングス氏は「CPIの数値により、2年債や3年債の利回りは一気に上昇し、市場は2022末までに多少の利上げがあるとの見方を織り込み始めている」と指摘した。
鉱業株指数は1.2%安と下げが最も大きかった。軟調な鉄鉱石価格が背景。リオ・ティントとBHPグループはそれぞれ1.8%安、1.4%安となった。
産金株指数も下落し、キングスゲート・コンソリデーティッドは11.1%安と急落した。
一方、金融株指数は17年5月以来の高水準で終了。決算発表を控え、四大銀行のうち3行は0.6ー1.4%高で取引された。
ロックダウン(都市封鎖)で売り上げが伸び悩んだウールワースは3.2%安。同業のコールズ・グループも1%安となった。
ソウル株式市場は利益確定の売りで3営業日ぶりに反落して引けた。28日発表のサムスン電子の決算が注目されている。
総合株価指数(KOSPI)は前日までの2営業日で1.43%上昇していた。
主要銘柄のうち、半導体大手サムスン電子は1.41%安、同業SKハイニックスは0.49%安。電池メーカーのLG化学は0.60%安。
外国人投資家は2930億ウォン(2億4889万ドル)相当の売り越し。
終値 前日比 % 始値 高値 安値
中国 上海総合指数 3562.3052 - 35.3325 - 0.98 3589.8573 3589.8573 3553.1277 前営業日終値 3597.6377
中国 CSI300指数 4898.164 -64.934 -1.31 4949.227 4949.227 4884.942 前営業日終値 4963.098
香港 ハンセン指数 25628.74 -409.53 -1.57 25795.17 25795.17 25555.17 前営業日終値 26038.27
香港 ハンセン中国株指数 9093.80 -165.63 -1.79 9149.43 9149.43 9062.60 前営業日終値 9259.43
韓国 総合株価指数 3025.49 -23.59 -0.77 3045.83 3049.02 3019.00 前営業日終値 3049.08
台湾 加権指数 17074.55 +40.21 +0.24 17037.37 17079.60 16973.16 前営業日終値 17034.34
豪 S&P/ASX指数 7448.70 +5.30 +0.07 7443.40 7473.90 7419.70 前営業日終値 7443.40
シンガポール ST指数 3218.17 +13.60 +0.42 3206.06 3228.05 3202.69 前営業日終値 3204.57
マレーシア 総合株価指数 1583.08 -1.12 -0.07 1587.22 1591.64 1581.76 前営業日終値 1584.20
インドネシア 総合株価指数 6602.209 -54.728 -0.82 6664.373 6670.809 6590.51 前営業日終値 6656.937
フィリピン 総合株価指数 7230.15 -21.95 -0.30 7254.20 7287.03 7218.61 前営業日終値 7252.10
ベトナム VN指数 1423.02 +31.39 +2.26 1391.63 1423.02 1391.63 前営業日終値 1391.63
タイ SET指数 1627.61 -8.36 -0.51 1632.44 1635.68 1626.56 前営業日終値 1635.97
インド SENSEX指数 61143.33 -206.93 -0.34 61499.70 61576.85 60989.39 前営業日終値 61350.26
インド NSE指数 18210.95 -57.45 -0.31 18295.85 18342.05 18167.90 前営業日終値 18268.40
中国 上海総合指数 アジア株価 リアルタイムチャート
ニュージーランド ▼0.42% 13,020.26 H:13,075.41L:12,996.68 -55.15 10/27
[CFD] 日本 日経平均 28,782.50 日経比:-315 ▼1.09% H:29,086L:28,684 00:38
中国 上海B株 ▼0.44% 276.13 H:277.27L:275.24 -1.21 10/27
中国 上海A株 ▼0.98% 3,733.40 H:3,762.31L:3,723.77-37.0610/27
中国 深セン成分 ▼1.09% 14,393.51 H:14,510.45L:14,348.05 -159.31 10/27
中国 深センB株 ▼1.23% 1,162.77 H:1,177.30L:1,160.33 -14.52 10/27
中国 深センA株 ▼1.11% 2,508.72 H:2,529.30L:2,500.15 -28.12 10/27
[CFD] 香港 HangSeng 25,563.30 指数比:-65 ▼0.26% H:25,687L:25,510 00:37
香港 レッドチップ指数 ▼0.14% 3,866.36 H:3,872.70L:3,841.57 -5.27 10/27
サウジ TASI ▼0.33% 11,807.79 H:11,886.26L:11,779.29 -38.90 10/27
UAEドバイ DFMGI ▼0.15% 2,861.70 H:2,879.17L:2,854.82 -4.42 10/27
イスラエル TA35 ▼0.50% 1,862.34 H:1,869.98L:1,861.78 -9.33 10/27
27日の中国本土市場概況:上海総合1.0%安で続落、発電株は逆行高 10/27 16:58 配信 フィスコ
27日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比35.33ポイント(0.98%)安の3562.31ポイント(上海A株指数は0.98%安の3733.40ポイント)と続落している。
中国経済の回復鈍化が警戒される流れ。国内では新型コロナウイルス感染が再び拡大しつつあり、行動規制も一部で強化された。中でも内モンゴルでは、都市封鎖により観光客約9700人が足止めされたと伝わっている。米中関係の悪化懸念も再燃。中国共産党系メディアの環球時報は27日、「台湾問題を巡り、米国が新たな攻撃を始めた」と非難している。また、米連邦捜査局(FBI)が現地時間26日、サイバー攻撃に関連した捜査で、電子決済端末メーカー、百富環球科技(PAXグローバル・テクノロジー:327/HK)のフロリダオフィスに立ち入ったことも分かった。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、消費関連の下げが目立つ。免税店の中国旅遊集団中免(601888/SH)が2.6%安、酒造の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)と家電の海爾智家(600690/SH)がそろって2.3%安、自動車の上海汽車集団(SAIC:600104/SH)が1.7%安で引けた。
石炭株も安い。エン州煤業(600188/SH)が8.4%、中国中煤能源(601898/SH)が4.7%、陝西媒業(601225/SH)が3.6%ずつ下落した。金融株、不動産株、素材株、ハイテク株、医薬品株、海運株なども売られている。
半面、発電株は急伸。石炭火力の華能国際電力(600011/SH)がストップ高、風力の中節能風力発電(601016/SH)が7.0%高、原子力の中国核能電力(601985/SH)が2.5%高で取引を終えた。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.21ポイント(0.43%)安の276.13ポイント、深センB株指数が14.52ポイント(1.23%)安の1162.77ポイントで終了した。
27日の香港市場概況:ハンセン1.6%安で続落、科技指数が3.2%下落 10/27 18:00 配信 フィスコ
27日の香港市場は、主要60銘柄で構成されるハンセン指数が前日比409.53ポイント(1.57%)安の25628.74ポイントと続落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が165.63ポイント(1.79%)安の9093.80ポイントと3日続落した。売買代金は1206億8780万香港ドルとなっている(26日は1139億8930万香港ドル)。
中国経済の回復鈍化が警戒される。国内では新型コロナウイルス感染が再び拡大しつつあり、行動規制も一部で強化された。中でも内モンゴルでは、都市封鎖により観光客約9700人が足止めされたと伝わっている。米中関係の悪化懸念も再燃。中国共産党系メディアの環球時報は27日、「台湾問題を巡り、米国が新たな攻撃を始めた」と非難した。それに先立つ25日、習近平・国家主席は中国の国連加盟50周年を祝う演説で、米国の台湾支援スタンスを暗に批判している。また、米連邦捜査局(FBI)が現地時間26日、サイバー攻撃に関連した捜査で、電子決済端末メーカー、百富環球科技(PAXグローバル・テクノロジー:327/HK)のフロリダオフィスに立ち入ったことも分かった。百富環球は香港時間の27日午前に株式取引を一時停止。取引停止前の株価は、前日比43.3%安と急落している。(亜州リサーチ編集部)
「ニューエコノミー」関連銘柄に売りが先行。ハンセン科技指数は3.2%安と他の指数をアウトパフォームした。組み入れウエート上位の「ATMX」銘柄では、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)が3.0%安、騰訊HD(テンセント:700/HK)が3.0%安、美団(メイトゥアン:3690/HK)が5.1%安、小米集団(シャオミ:1810/HK)が2.2%安と値を下げている。
半導体セクターも安い。上海復旦微電子集団(1385/HK)が6.2%、華虹半導体(1347/HK)が5.1%、ASMパシフィック・テクノロジー(522/HK)が3.2%ずつ下落した。半導体パッケージング・テスティング機器大手のASMが公表した7~9月期決算は利益が4倍に拡大し、売上高は上振れたものの、好感する買いは限定されている。
石炭・石油セクターもさえない。エン州煤業(1171/HK)が5.1%安、中国中煤能源(1898/HK)が3.4%安、中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が2.0%安で引けた。石炭株については、当局の価格統制スタンスも引き続き売り材料視されている。中国国家発展改革委員会は26日、石炭価格を長期的に安定化する仕組みを検討していると発表した。
半面、火力・風力発電、電力設備の銘柄群は高い。華能国際電力(902/HK)が7.9%、華電国際電力(1071/HK)が6.0%、龍源電力集団(916/HK)が1.6%、新疆金風科技(2208/HK)が11.9%、ハルビン電気(1133/HK)が2.5%ずつ上昇した。華電国際と華能国際が発表した1~9月期決算は、それぞれ減益を強いられたものの、嫌気する売りはみられていない。他方、風力発電プラント大手の新疆金風科技が公表した1~9月期業績は、46%増益と好調だった。
そのほかにも業績動向を手がかりにした物色がみられる。テレビ生産大手の創維集団(スカイワース・グループ:751/HK)が59.2%高。同社が発表した1~9月期決算では、純利益が前年同期比で40%増加した。主力のテレビ事業が堅調だったほか、新規参入した太陽光発電事業が大幅増収を達成したという。
一方、本土市場は続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.98%安の3562.31ポイントで取引を終了した。消費関連株が安い。石炭株、金融株、不動産株、素材株、ハイテク株、医薬品株、海運株なども売られている。半面、発電株は買われた。