※サマーマイル:178-245-関屋記念
※新潟重賞:871-475-768-185-
※牝馬も普通にある:過去10年で3.4.4(1.2.3着)
※基本的に7or8枠は必須
【関屋記念】レース展望
新潟の日曜メインはサマーマイルシリーズ3戦目(全4戦)の第59回関屋記念(11日、GⅢ、芝1600メートル)。前5年では2021年のロータスランド、22年のウインカーネリアンはこのレースを勝って夏のマイル王に輝いている。今年はどの馬が制して、王者の称号を手繰り寄せることができるか-。
3歳馬ロジリオン(美浦・古賀慎明厩舎、牡)がおもしろい。NHKマイルC3着の実績があり、世代トップクラスの実力の持ち主だ。パラダイスSでは年長馬との初対戦で4着に敗れたが、切れる脚を使うだけに稍重馬場が影響した様子。左回りを徹底して使われており、舞台適性も高そうだ。
サクラトゥジュール(美浦・堀宣行厩舎、牡7歳)は7歳にして前走の東京新聞杯で重賞初制覇。それまでは後方で競馬を進める形だったのが、好位から押し切る競馬で新味を見せた。昨年の当レースは6着だが、上がり最速タイと力は示していた。半年の休み明けだが、態勢も整いつつある。
パラレルヴィジョン(美浦・国枝栄厩舎、牡5歳)は芝のマイルでダービー卿チャレンジT制覇を含み3戦2勝。GⅠ安田記念では13着に終わったが、ここなら能力的に差はない。ハイレベルなレースを走った経験が生きれば首位争いに食い込める。
プレサージュリフト(美浦・木村哲也厩舎、牝5歳)はマイル戦に限れば【2・1・2・1】の安定感。前走のメイSで牡馬相手にオープンVの実績は成長の証しだ
ディスペランツァ(栗東・吉岡辰弥厩舎、牡3歳)の前走・NHKマイルC(7着)は展開が向かなかった。その前に勝ったアーリントンCで見せた身上の末脚を発揮できれば、チャンスは十分ある。
ジュンブロッサム(栗東・友道康夫厩舎、牡5歳)は新潟で3戦して1勝、2着2回と連対率100%。3勝クラスの水無月Sを勝っての挑戦だが、当時は完勝だっただけに昇級初戦でも通用する下地はある。
米子Sを逃げ切ったトゥードジボン(栗東・四位洋文厩舎、牡5歳)はサマーマイルシリーズ2位と今回の登録馬の中では最上位。同4位タイのディオ(栗東・辻野泰之厩舎、牡5歳)ともども目が離せない。