こんな記事が
お借りした)
札幌出張記者によるコラム【札幌便り】で、先日、松田直樹記者が書いた記事が、よく読まれているようです。
その前にちょっと調べてみた=
※3着3頭同着という珍事が・・・
2020年11/23阪神12Rの逃げたグラウクスが速めのペースで軽快に飛ばすと、ゴール前で差し馬が殺到。外から伸びたムーンライトが抜け出して1着に入ると、その内で踏ん張っていたスワーヴドンが2着を確保。3着を巡る争いがし烈になり、4番人気ミッドサマーハウス、3番人気フリークアウト、2番人気ドゥーベの3頭が並んで入線。長い写真判定の末、3頭が3着同着となった。
これは
◆1955年2月12日
中京9R(3着同着=ミユキ、ラントウ、ザルソカイン)
◆2012年10月20日
京都11R(3着同着=ファリダット、タンジブルアセット、ワールドワイド)以来馬券対象馬としては3度目の出来事
(4着以下の3頭同着は3例あるそうだ)
☆本題のJRA重賞での「1着同着」は、1955年(昭30)以降、11例あります
◆1955年・クモハタ記念 ヨシフサ(2番人気)、マサハタ(1番人気)
◆1961年・日本経済新春杯 タイカン(6番人気)、キオーガンヒカリ(4番人気)
◆1976年・愛知杯 ハードラーク(4番人気)、トウカンタケシバ(2番人気)
◆1979年・福島記念 ファニーバード(5番人気)、マイエルフ(3番人気)
◆1988年・阪神大賞典 タマモクロス(1番人気)、ダイナカーペンター(5番人気)
◆1997年・平安S シンコウウインディ(3番人気)、トーヨーシアトル(2番人気)
◆2002年・京成杯 ヤマニンセラフィム(2番人気)、ローマンエンパイア(1番人気)
◆2007年・阪急杯 エイシンドーバー(4番人気)、プリサイスマシーン(3番人気)
◆2010年・オークス アパパネ(1番人気)、サンテミリオン(5番人気)
◆2019年・フィリーズレビュー ノーワン(12番人気)、プールヴィル(3番人気)
◆2021年・チューリップ賞 メイケイエール(1番人気)、エリザベスタワー(3番人気)
また、1992年に地方の大井で行われた帝王賞では、JRA所属馬のナリタハヤブサとラシアンゴールドが1着同着、2022年にUAEで行われたドバイターフでは、JRA所属馬のパンサラッサと英国のロードノースが1着同着となっています。
以上、重賞での同着記録について振り返りました。
同着の思い出は、ファンの方でもそれぞれあることでしょう。個人的には、2着と3着が同着で馬連オッズが半分になってしまってガックリしたこともありますが、体勢不利かと思った時に何とか1着同着決着になって、ホッと胸をなでおろした方もいらっしゃるのではないでしょうか。
1000メートルも、2000メートルも走った末に、まったく同時に鼻面を合わせてゴールすることがあるなんて・・・。やっぱり、競馬って面白いですね。【競馬デスク】
※しかし大昔の写真撮影技術が今ほどでは無かった時代のゴール判定ってどうやっていたんだろうな
自分が見だした頃は「スリット写真」という技術だったと思い出すが戦前や戦後直後時代は・・・・?