高まるダート系種牡馬の産駒の需要…種付け頭数にも反映されていきそうだ
【村本浩平コラム】
9/22(水) 6:03配信
社台SSで最も多くの繁殖牝馬を集めた種牡馬となったルヴァンスレーヴ
◇馬産地ライター村本浩平の「馬産地インサイ道」
北海道内のスタリオンにおける、今シーズンの種付け頭数が発表されている。
社台スタリオンステーションで最も多くの繁殖牝馬を集めた種牡馬は、今シーズンからスタッドインしたルヴァンスレーヴの223頭。それに続くのはエピファネイアの218頭、サートゥルナーリアの205頭。200頭超えの配合を行った3頭のうち、2頭が新種牡馬となった。
アロースタッドでも新種牡馬のモズアスコットが、繋養(けいよう)種牡馬では最も多い167頭の繁殖牝馬に配合を行った。以下、カリフォルニアクロームが154頭、ビッグアーサーが107頭、シニスターミニスターが106頭となっている。
ブリーダーズスタリオンステーションで、最も多くの配合を行った種牡馬はリオンディーズの149頭。それに続いたのが、新種牡馬のフォーウィールドライブで139頭。以下、コパノリッキーが130頭、アルアインが108頭、新種牡馬のフィエールマンが107頭となった。
新種牡馬の人気もさることながら、シニスターミニスターのような、ダートサイアーランキングで上位にランキングされる種牡馬も、安定した種付け頭数を集めている。
21日から北海道市場で始まったセプテンバーセールでも、ダート系種牡馬の産駒たちは、活発な取引の声がかかっていた。
近年の地方競馬は、好調な馬券売り上げを背景に、賞金や手当の増額が図られている。それに後押しされるように、ダート系種牡馬の産駒の需要は高まっており、それは来年以降の種付け頭数にも反映されていきそうだ。
地方競馬からの需要があるという要素はあるんだろうが今年ブレーク中のドレフォンなんかもアメリカダート系だが芝で早くも重賞勝ち馬を出し期待は大きい
JRA全体としての種牡馬成績の上位はここに出ていない馬も多いし、やはり芝系が中心だが、来年以降も出てくる新種牡馬にも期待したい
最初は目立たない中からでも第二のステゴなんかが出現してくると楽しいんだがな